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赤ペン12サイン占い 2023 蠍座 10/24~11/21

心理占星術家nicoが主宰する「心理占星術講座」の下で学ぶメンバーによる12サイン占い。

個性あふれる12人の占星術家が語る各星座の星読みを、nicoが心理占星術をベースに赤ペン添削! これから一ヶ月、わたしたちが陥りやすい心模様について、心理占星術的観点から天空の配置を読み解きます。


牡羊座

それはまるで自然災害のように、抗う術もなく、自分の力ではどうにもできない状況がやってきて、乾いてしまった情熱と絶望的な思いを隠し 、今日も一日をなんとかやり過ごす。そんな時期にある牡羊座さんには、突然大きな運命の渦に投げ込まれた少女エリンの冒険の物語である「獣の奏者」(上橋菜穂子著)をお勧めします。運命に抗う事をやめ、かといって飲まれることもせず 、その運命に挑みながら、運命 と共に生きることを選んだ彼女は、絶望し、そしてまた新たな衝動を得る体験を繰り返し、孤独を乗り越え、自分の答えに辿り着きます。牡羊座さんにはこの時期、想像もしていなかったような体験が待っているかもしれませんが、うずくまっていても突破口は開けません。道なき道を進むべく、今は腹をくくる時。勇気を出して未知なる冒険の扉を開いた後にはきっと、自分を突き動かす新しい力が湧いてくるでしょう。

ペスカトーレ(太陽:魚座 月:乙女座)


牡牛座

「わたしには わかっているわ。わたしが なにを好きで、わたしに なにが似あうかも。あなたたちが どのように思おうと、わたしは 気にしないわ」とは、ロジャー・デュボアザンの絵本『ジャスミン』の主人公の雌牛のセリフ。羽根飾りのついた帽子を被って優雅に振る舞うジャスミンは自分にご満悦、何を言われても平気なのに、農場の他の動物たちが帽子を被り始めた途端、帽子を脱いでしまったのです。彼女の口からその理由は明らかにはされませんが、牡牛座さんならジャスミンの気持ちがわかるでしょうか。「自分は自分ということに信頼を持ちつづけた雌牛」だと作者は語ります。太陽が向かい側にやってくる蠍座の季節、自分の価値観が他者の評価と異なると強く感じることがあるかもしれません。自分がジャスミンの立場に置かれたらどんな態度をとるだろう? 守りたい価値はなんだろう? 自分というものへの信頼が試される一ヶ月です。

アトリエ・ソレイユ (太陽:獅子座 月:射手座)                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          


双子座

春から今時期までの間、双子座にとっては一種の種まき=準備期間となる 。自分なりにあれやこれやと準備を整えてきた自覚や心あたりがあるならば、水面下で『あたためていたもの』を表舞台へと出す時がまもなくやってくる。あなたにとって大切な魂や志にも似たもので 、できたら人目にさらさずしまい込んでおきたいそんな気持ちもあるだろう。しかし時は来た。あなたが準備を重ね試行錯誤しながらも握りしめてきたその善きものを、秋風に自分の頬をさらすような覚悟を持ちお披露目することを私は願っている。時期として10月末ごろ何かスイッチがはいる体験をし、11月半ばに未来が広がるイメージがよぎるかもしれない。 ならば今はまだ答えは分からずとも心に含みおき、来年の誕生日を迎えた頃、頰を刺す冷たい風と思っていた秋風がもしや金風だったのかもしれないとふと思い返す。そんな意識の変化を実感したとき、あなたはひとつ大きな収穫期を迎えることになる。

ひかり(太陽:魚座 月:双子座)


蟹座

太陽蠍座期の蟹座さん はいよいよ勝負の時が来た! と言えるでしょう。自分にしっくりくる場所を模索してきた今までの地点から離れる ということは勇気がいると簡単に言えるほど単純なことではないはずです。蟹は脱皮を繰り返すことで外殻を徐々に大きくしていくことができます。脱皮は決して楽なことではなく命がけの作業になります。つまり今までいた場所を出るということはそうとうな「覚悟」が必要になります。外に私を魅せていけるほどにまだ何も身に着けていない、と及び腰になってしまうかもしれませんね。でもそれは外から導きだされた物差し。自分の持っているもの、自分にしかない個性、自分だからだせる味。そこで勝負していく。あなたを魅せなければ勝負はできないのです。まずは一歩踏み出してみましょう。そこには数々の向き合うべきことが待ち受けているかもしれませんが、本当の悦びを実感できる入り口もそこにあるはずです。

Telesa Noriyo(太陽:天秤座 月:乙女座)


獅子座

再放送中の朝ドラ『まんぷく』で、主人公の母がなにかつけて二言目には「私は武士の娘です」と言う。例えば貧しくても娘たちに充分な教育を与えるために奮闘した時、母の心には「さすが私の娘だ」と言ってくれる、武家であった父母の姿があっただろう。が、台所に出たネズミの始末を娘に頼む理由に使うとなると、いくらなんでも「武士の娘」の濫用というもの。自分の生きてきた歴史やルーツを誇らしく思えることは素敵だ。でも、それがネガティブな言い訳になっているとしたら、それは自分が強情になることでむしろ誇りを損ねてしまっている状態ではないだろうか。確かに、見知らぬ人の落とし物に気づいて声をかけるか躊躇ってしまう時など、大切な人から「さすが」と言われる想像が背中を押してくれることがある。それは大切な人そのものではなく、自分の心が見せる幻。背筋を伸ばし、やるべきことをし続けよう。そして他でもない自分に恥じずに生きていこう。

うか子(太陽:蠍座 月:双子座)


乙女座

ミュージシャンの大江千里さんという方がいます。現在還暦を越えていますが80年代からポップス歌手として人気を博していました。しかし47歳の時に元々好きだったジャズをやってみたいと思い立ち、アメリカの音楽大学に入学しジャズピアニストを目指し始めたそうです。同じ音楽でもポップスとジャズは違うようで、先生から「今ある血を全部入れ替えるくらいの気持ちがないとジャズにならない」と言われたそう。大江さんはたいへんな努力をしながらジャズを体得できたようです。違う世界に飛び込むと、捨てなければいけないものや、その時の自分では対処できないことが出てきますよね。でも今まで培ってきたものが全く無駄になることは無いと思います。大江さんもポップス時代のセンスや作曲力を活かした素敵なジャズで活躍されています。もし惹かれていることがあるなら飛び込んでみるのもいいのでは。新しい世界を見ながらも、今までの自分が助けてくれるかもしれません。

はるさめ(太陽:魚座 月:蠍座)


天秤座

重苦しい空気が少し抜けて、なんとなくこれから自分が「これをやってゆくんだ!」という目標などが定まりつつある感じがしているのではないでしょうか? でも今の時期、まだ確固たる自信や目標という状態ではなく、やりながらも「本当にこの道でいいのかな…?」などの迷いが出てきそうです。「私はAをやってゆくぞ!」と思っても、「将来を見据えるとBの方が良い」「Cの方が儲かる」など色々な情報が揺さぶりをかけてきます。ブレずに我が道を行く…というのも素敵ですが、この時期は周囲の情報に対する自分の反応を冷静に観察し、「BやCを嫌だと思う感覚」をもう少し掘り下げてみましょう。好きなものだけでなく、自分が嫌だと思うこと、拒否感を感じるものにも自分の個性や美学を際立たせるポイントがあります。今あなたは「あれもいい、これもいい」という可能性の段階から「嫌なもの」を取り除き、より自分をクリアにしてゆく道の半ばにいるのです。

千花(太陽:牡羊座 月:山羊座)


蠍座

体長数ミリのノミをコップに入れて蓋をすると、逃げようと果敢にジャンプし続けるものの、次第に蓋までの高さが限界となり、蓋をとっても飛べなくなるのだそうです。本来なら自分のからだの100倍も高く飛びあがり、150倍も遠くへ飛ぶことができるのに…。けれども蓋を知らない仲間と一緒にしてやると、飛べていた頃の自分を思い出し、もう一度飛べるようになるのだとか。自分の力を諦めて飛べなくなったノミのように、ネガティブな体験の中で知らず知らずにできてしまった「限界」はないだろうか。今期は太陽と火星の力を味方にして、力試しをしていくのにぴったりな蠍座さん。自分には無理かもと思っている環境にこそ、少し背伸びをして身を置いてみてほしい。本来の蠍座さんは、目の前の壁が高ければ高いほど力を発揮できるはずだから。自分よりデキる人の存在が良い刺激となり、忘れてしまった自らの可能性を呼び覚ます引き金となってくれるかもしれません。

まや(太陽:蠍座、月:水瓶座)

射手座

今月は射手座さんにとって、少し勢いを封印されたような感覚を抱くかもしれません。「水の中で燃える火の玉」みたいな。封印というとネガティブなイメージになってしまいますが、伸び伸びと空高く舞い上がる火柱を見て感動する場面もあれば、潜った海の中で今まで見えなかった景色に感動する場面もある。 こんな世界もあったんだ! それは、真新しい何かではないかもしれません。今まで見てきたこと、体験してきたことに深く深く潜って行く行為は、見え方が変わって 見たくない所まで見えてしまうかもしれません。息苦しさを感じるかもしれません。早く水の中から出たいな。と思いながらもゆっくりと目を開けて視界がクリアになった時、知らないと思っていた景色を実は深く知っていたことを思い出すでしょう。あ! これ知ってた! を思い出した時、海の中から水柱が立ち昇るように、そこから新しい視点を持って見える景色が待っているはずです。

双子商会(太陽:双子座 月:牡羊座)


山羊座

あなたが楽しんできた趣味や創作活動などに共感が集まり、ユニークなアイデアや表現力を引き続き褒めてもらえそう 。特に11月上旬頃までは、じっくりと創ってきた世界観が認められることで、安心感や自信と共に、表現するよろこびを実感できる時。そんな流れは、この一ヶ月でワクワクする方向へ展開していきます。コミュニティやサークルなど、共通の興味のもとに集まった仲間から刺激をうけ、新たな情報を得たり視野が広がるなど、未来への可能性がひらけます。この交友関係により、個人的に楽しんできた活動が、社会的に有意義な企画やイベントへ発展するかも。ちょっとした遊び心や仲間への寛容さを忘れなければ、あなたのマネージメントのセンスを発揮するチャンス。仲間と夢を共有し、新たな未来へ情熱を注ぐことができそうです。一人で頑張って競争に勝つのもうれしいけど、仲間との愛情を感じながら手にする、彩豊かな実りの秋を満喫してみませんか。

キャサリン(太陽:双子座 月:山羊座)


水瓶座

夏の暑さも去り空気も爽やかで過ごしやすい季節になったのに、何故か調子が上がらず停滞気味で物足りなさを感じている水瓶座さんもいるかもしれません。けれども今月は焦らずじっくりと時間をかけて物事に取り組む方が良さそうな星回りです。成果や結果を手にしたいと気持ちが逸りがちになった時ほど気をつけて。不安材料を顧みずに「まあ何とかなるだろう」と先走って行動すると思いのほか苦戦を強いられることもあるかもしれません。言葉にできないほどの小さな違和感でも無視せずにその都度丁寧に向き合って対処しておくと後に大きなトラブルに発展するのを回避できるでしょう。特に予算・時間・体力など物理的に限りのある事柄に関しては、楽観的に考えるより戦略を立てて焦点を絞ってやりくりしておくと、ここぞというときに役立てることができるでしょう。11/ 4以降になると徐々に自分に合ったテンポやペース配分がつかめるようになり、目標を定めて動きやすくなっていくでしょう。

TOMOKO(太陽:獅子座、月:魚座)

魚 座

みんなのためにあなたが、頑張っているのを 見ていてくれる人はいますか? みんなを喜ばせたくて、ついついあなたが一人で負荷を背負っても、それはみんなのためにも、あなたのためにもならないと伝えてくれる人はいますか? そうしないと自分自身として居心地悪くて、やり過ぎてしまっているのでは? 自分が頑張り過ぎてしまう過剰さは、実は、他人の弱さも、自分の弱さも受け入れることが出来ないから 、弱音を吐けず、やり切らないと、と自分を駆り立てている? やり過ぎてしまう力を今、既に持っているあなたは、ずっと責任を負うための筋力を鍛えているとも言えます。その筋力は「みんな」というしがらみの中を、泳ぎきる力になっているはずなので、もう自分で決める力も、自分で選ぶ力も本当には隠し持っていないかと 、自分に問いかけるひと月を、過ごして欲しいのです。その先のあなたが本当に自分のためにと、みんなのためにが混ざり合った自由へ進むために 。
 
紅谷柘榴(太陽:山羊座 月:射手座) 


nico の総評

皆さん、蠍座期テキストおつかれさまでした! 今回は、ややまわりくどい表現、わかりにくい表現が多く、ズバッと心に届きにくかったかな。工夫のある文章は読んでいて楽しいのですが、背伸びしすぎた表現は相手には届きにくいのかもしれません。そういった意味で、今回のTOMOKOさんやまやさんのテキストは等身大の素直さを感じました。言っている意味がわからなくてもいいのですが、「明確に言うべきこと」があれば、もしかしたら「わからないけどわかる」になるかもしれません。また、「12サインすべての原稿を書く、このサインは何を書けばいいのか」という視点を持って書いてみることも大事かもしれません。そうすると、12サイン分を書き分けないといけないわけですから、もっと書くべきことを明確にしなければならなくなります。次回、その辺を意識してみるのはどうでしょうか。


お知らせ

太陽でも月でもない
火星のリズムと共に過ごす「火星サイクル手帳」は2年で一回り。

2022年5月に牡羊座からスタートした火星は、現在、8番目のサイン・蠍座を進行中。これから約半年をかけて、魚座まで進んでいきます。

占星術における火星は、個人の生きる力、何もないところから「わたし」という存在をつくりあげていくエネルギーをもつ天体ですが、年齢を重ねるごとに発揮しにくくなっていきます。

『変化が苦手』
『自分の魅力に自信が持てない』
『すぐヤル気をなくしてしまう』
『わかってもらえないと凹む』
『人と何かを共有するのは苦手』
『うまくいかない理由を探すばかりで、やるための工夫はしない』…..

こんな思いがあるのなら、まさに火星の力が弱っている証拠かもしれません。

確かなものがない時代の中では、世の中がどうなるのか、社会が何を求めるのかを気にするばかりでは翻弄されるだけ。正解のない時代だからこそできる、自分なりに納得できる生き方を手にしてみませんか。

買って終わりのダイアリーではない「火星サイクル手帳」は、自分自身を見つめ直し、理解を深められるさまざまな応援プログラムをご用意しています! 

\ こんな特典がついてきます /

✶ 火星・蠍座の時期を過ごすためのアドバイス:ワークショップ動画
✶ ユーザー限定、無料の心理タロット鑑定!
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✶ 毎週火曜日配信、火星ニュースレター
✶ ユーザー限定、あなたの生き方/働き方を見出す職業占星術モニター体験(抽選、不定期での募集となります)

火星はピン💡と来たらはじめどき。
今から、ここからはじめてみませんか?!


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