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イノベーションとブランディングは適切なコミュニケーションがカギとなる?!


この記事はイノベーター・ジャパンAdvent Calendar 2017の9日目の記事です。

今回イノベーター・ジャパンとご縁があり、参加させて頂いているnicosatoです。イノベーター・ジャパンはグラフィック/Webデザインのお仕事をしていく中で、tenpuのサービスを利用するようになったことから知りました。数多ある広告だらけのファイル転送サービスの中でキレイなサービスだなと思ったことを覚えています。
それからマーケティング/ディレクションの仕事が増え、コンサルティング、プロジェクトマネジメントをやるようになってからは縁が遠くなっていましたが、人のご縁でまた繋がるという奇跡に出会いました!

最近では、イノベーター・ジャパンが掲げている「テクノロジー、デザイン、マーケティング」の3つの力に「コミュニケーション」を加えた4つの強みでお仕事をしているのが今の私です。未来はわかりませんが楽しみです。


”ブランド”・”ブランディング”って?

さて、表題に挙げている“ブランディング”について、皆さんはご存知でしょうか?何となく意味はわかるよ、という方が多いのかなと思います。

“ブランド”というと、起源は他人の持ち物と区別するための焼印の意味から始まっていますが今では、他との差別化となる目に見えるモノ/見えないコトを含んだ価値、あるいはその価値を多く持っているプロダクトやサービスのことを指しています。そして、この価値は、送り手である私たちの方が持っているのではなく、受け手となる方たちが持っているのです。だからわかりにくいんですよね。
なので、“ブランディング”はその価値を作るための活動。注力して成果が出れば差別化ができ、優位性を持つことができます。その結果、周囲から求められる存在になり、効率的な活動ができることで持続性が高まり、活動を続けやすくなるのです。


マーケティングに似てる?でもちょっと違うところ

これってマーケティングにも似てますよね。
ただ、目標とする相手・ターゲット=”ステークホルダー”が異なるのです。マーケティングは、言葉の通りマーケット=市場なので、顧客に対する活動を指しています。
一方、ブランディングは、上で書いた通り、ブランドは受け手の人すべてが持っているので関係のあるすべての人に必要なのです。これって大変です。

でもブランディングやっていますってひと以外にも似たことをしている人たちがいるんですよね。広報・PRの人がそうなんです。
広報の人たちも企業・組織のヒトやコトをメッセージに変換して、顧客はもちろん、株主や従業員、ひいては地域コミュニティや業界団体など、”関係のあるすべての人”へ情報を届けています。何のためにやっているかっていうと、いい評判を作って、好き="LOVE"になってもらって、プロダクトやサービスを買ってもらうため、あるいは企業が社会に存在するための責任として、活動しています。
この人たちは、ヒトやコトに意味づけをし、コンテンツをメッセージにして、受け手に情報を届け、フィードバックをもらい、変えていくことをしているのです。これって”コミュニケーション”そのものです。


イノベーションはどうでしょうか?

ちょっと難しくなってきました。。
では、”イノベーション”はどうでしょうか?
何か課題や問題、未知の事象に対して、改善ではなく”革新”を起こし、課題・問題を解決したり、未知のアイデアをカタチにして、新たな価値を創る活動ですよね。
アイデアさえあれば新たな小さな価値を生むことはそこまで難しくはないですが、これを一人で実現するのがとても難しいのは、実際やってみた方ならわかるかと思います。だからチームでやる方法論があったり、様々な力を活用することを求められたりします。

チームでやるということは、どんなにすごい人がいても連携が取れないとラポールが醸成されず、楽しく=”ENJOY”なくなってしまい、成功が遠のいてしまいます。なので、お互いに適切な“コミュニケーション”を心がけることがカギとなります。
それは、思ったこと・考えたことをダイレクトに伝えるのではなく、ちゃんと意味を理解して、メッセージとして受け手が理解できるように情報を届ける、ちゃんとフィードバックをもらう。このことで“イノベーション”を起こし、変化を創っていけると思います。


だから適切なコミュニケーションが大事

なので、イノベーションにも、ブランディングにも、受け手との共同作業であるコミュニケーションが成功へのカギとなる大事なことなのです。それは、ただ話せて、聴けるだけでできるわけではなく、コミュニケーションのプロとなるあるいは、プロの力を借りる・学ぶことが肝要なのです。

何でこんなことをつらつらと書かせてもらったかというと、私は実務のかたわら、社会情報大学院大学(https://www.mics.ac.jp)という専門職大学院で広報やマーケティングなどの情報・広報について学んでおり、個人テーマとしてブランド・コニュニケーションを研究しているからなのです。
何か日々の出来事のお役に立つお話だったら嬉しいです。読んでいただいた方ありがとうございます!

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