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映画『トールキン』を観て全身のオーラが全開になってわたしはいま無敵

試写会が当たったので、一足早く映画『トールキン』を観てきました。
映画の出来は、人生で一番尊敬する人であるトールキンへの思い入れが強すぎて評価しづらいんだけど、良かったです。とりあえず、オタク的には満足です。
今時の言葉を使うと、大変エモいの。これがエモいということだと思うの。たぶん。萌と同義?でいいのかしら?類義語?

以下ネタバレにつき、観覧予定の方はUターン推奨
そのうち観たいなあと思ってる方は薄目推奨。

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ただ、有名なインクリングズは一切出てこず?で、あれっ?ってなった。
イーグルアンドチャイルド(オックスフォード日帰り旅行のとき、行ったよー!)がかろうじて聞き取れたくらい。
C.S.ルイスの登場もなく。そうするとただでさえ地味な伝記映画が3時間コースになるからなあ。。。ほう。。。(溜息)(観たい)

あとは他の方が言っておられるように、イギリス!とか、20世紀前半!とか、服!とか好きな人にはたまらないと思う。観終わったあとは熱くて美味しい紅茶が飲みたくなること請け合い。

トールキンについてちょっこし再考。大学時代以来だから懐かしい気分です。

トールキンには第一次世界大戦に従軍したことにより、現実の戦争は地獄そのものであるという意識があり、そこは勉学をもって貧困から這い上がりみずみずしくあるために生きてきた彼を全否定する場所であったがため、彼の物語では、戦争とは神話や伝説の中で戦士が勲しをあげるものとなり、種族同士の諍いはあれど
(ホビットの映画では5軍の戦いが彫り込まれているけど、やり過ぎ感も強い)、
敵対するものは冥王たるモルゴスなりサウロンなり、絶対悪でしかないものとなった。
ここで問題になるのが、よく言われる『指輪は核兵器の暗喩ではないか、トールキンは否定してるけど』というアレである。
これはちょっと、わたしはどうやって否定したらいいのかわからない。。。

そもそも絶対悪の目的とは?というのが大学の時からの謎なんだけど、
(支配するなら美しい国の方がいいじゃない……)
シンプルに支配欲を満たそうと思ったら絶大な暴力に行き着くのかしら。あれ、今になって答えにたどり着いた気がする。

オタクめんどくさいんだけど、一個だけ誤訳?かな?間違ってるとこ見つけた、墓碑に刻まれているのは『エルフたちの名』ではなくて、『人間と恋に落ちたエルフの乙女とその人間の名』です!!!ベレンとルーシエン!!わたし本物見たもんね!(自慢)

ガオオオオオオオオオオ
身体中の穴という穴からトールキンを想う気持ちが溢れ出て止まらない。なんていうの、ハンターハンターでオーラのツボが全部開いてる状態みたいな?
ガオオオオオオオオオオオオオオオオオンンンンンンンんにゃー

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