見出し画像

お遍路28日目 #焼山寺


朝ごはんをたんもり食べ向かうは最後の難関、焼山寺。
徳島駅前からのスタートなのでそもそも登り口までが遠い。手前の道の駅でエナジードリンク、コンビニで水分を補給しいざ。
なぜだろうかとても元気。だが押す。颯爽と抜いていく車、そしてがちチャリ。だが気分が良い。出発からおよそ4時間。ようやく約900メートルの焼山寺。


ほとんどの仏様が並ぶ道を歩き本堂、大師堂。納経所のお方はとても礼節に厳しそうな方であったが自転車ということを知り労いの言葉をかけてくれた。カラーの御影を配布しているようだが、私の勘違いでいつもの白黒を貰う。だが逆にレアなのではないだろうか。すべて綺麗に白黒で揃うしいいでしょう。
苦労の山を後にして下山。裏道の方が車通りも少ないとのことでそちらで。ここが今日の運命を左右した。
看板とナビ通りに行くと鹿も見かける程の獣道。どう考えても進めない茂みに差し掛かり途方にくれていると、近くでみかん?の農業をしているおばあちゃんおじいちゃんから声をかけられる。上の道はかつておじいちゃんが通学路で使ってたみたいでいけんこともない、と。少し行けば車が通れる道に出ると。気をつけて頑張ってね。と。その言葉に救われた僕はクモの巣、崖道、倒木の道をひたすら進む。おじいちゃんおばあちゃんの言葉が無かったら絶対に先へは進まなかっただろう。それを信じて歩いている僕ですら終始疑っていたのだから。


獣道をしばらく進み、ようやく車が通ってる道に。とても安心した。しかし災難はそれだけではなかった。ブレーキが全く効かなくなった。素人の僕ではすぐに直すことは出来ず、しばらく押すも拉致があかないと適当にネジをぐりぐりすると奇跡的に少々復活。
だが、半端ない獣道とブレーキに時間を食べられ、もう宿を目指す。5時半くらいにゲストハウス着。案の定この部屋は僕と従兄弟2人。ジョイフルで夕食を済ませ、本当に病んだ精神と身体を癒す。
茂みクモの巣崖倒木に向かうための、大丈夫という言葉をくれたおじいちゃんおばあちゃんありがとう。下手すれば死ぬ所でしたが。

訪問したお寺 12焼山寺


上記その時のメモそのままペースト
*********************


この日は色々重なりまして、お遍路で1番キツかったです。

順打ち(1番から順番に回ること)だとここで、お遍路脱落者が続出するみたいな。

確かに私もお遍路開始2日とか3日でこんなとこ登るってなったらもう逝っちゃってらぁ。

そういう意味では逆打ちはよかったのかも。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?