オウムを他人事とおもうなかれ。みなさんはどうでしょう。

オウム真理教で麻原彰晃の右腕として動いた女性の今を描いた動画をみました。

 尊敬する人、就く人、属する団体が目指すものの質、これらによって人生は大きく左右されることを、嫌というほど実感します。

 世の人は、オウム真理教とその末路をみて、「あんなやつらはただのアホや」「自分はああはならない」と思うでしょう。けど、果たして本当にそうでしょうか。非常に疑問です。

 会社のために過労死するまで自分を捧げて生きる先にあるものは、この宗教団体の正視に耐えられない修行で命を落とすことと違うのでしょうか。

 勤め先や家族、また属している団体で、子どもたちであれば学校やその他の団体で、自分より少しでも劣っている人を見て「つかえねーやつだなぁ!」「あいつ、そんなこともできねーんだってよぉ!!」と上から目線で見てないでしょうか。また周りがそうしているのを自分の良心を曲げて真似していないでしょうか。

 集団ヒステリーのなかで、一人冷静にしていられるでしょうか。

 たぶん、僕も含めたほとんどの人にとって無理でしょう。大勢に流され、自分の思うところを捨て、強きに屈する、「それが現実さ」と決め込む人がほとんどでしょう。

 「あいつらと俺らは違うんだ」。そういう人は、自分に胸に手をあてて考えるべきです。

 「あいつらと俺らは本当に違うのか?」と。

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