中村晢さん、安らかに。

先日の北欧のクリスマスソングから一転して、今日はぼくのカラオケ十八番の「花と竜」を。

役所在職中、忘年会や歓送迎会で、また高齢者が集まる隣保館のデイサービスの席で好評を博していたのが、ぼくが歌うこの歌でした。

両親が流行歌大好きで、テープが擦り切れるほど聞いていて、いやでも覚えてしまったのがたくさんあります。竜鉄也さんの「奥飛騨慕情」「哀愁の高山」「紬の女」なんかはその最たるもので、まさに「門前の小僧 習わぬ経を読む」というやつです。

夕方のニュースを見ていたら、アフガニスタンで灌漑工事を行い何万人ものアフガニスタン人に食料供給をするためのインフラを手作りで行った中村哲さんの訃報が報じられました。またも偉人がなくなってしまった・・・と、心痛に耐えません。

この歌のモデルは、九州の若松港で港湾荷役業を営んでいた玉井金五郎。中村哲さんの母親方のおじいさんにあたります。

「俺の死に場所ここだと決めた
 それが男さ それが男さ 花と竜」

向こうの世界でおじいさんと再会し、刺青の入った手で褒められていることでしょう。

「お前の死に場所はアフガンじゃったか。ようやったぞ。」と。

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