見出し画像

脳内廃棄物29

足をとめても

息を止めても

進む道に

帰る道はない

雨は止んでも

雷はやんでも

帰る道はない

何処から来たのか

覚えていて

あの甘い香りを

握っていても

帰る道はない

だから

進む道の草を

ひとつまみ

口にいれてみると

僕は渋い顔をする。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?