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紙媒体主戦場のデザイナーが読むべきデザイン本10選

ちょうど昨日、20代の駆け出しデザイナーさんとご飯へ行ったときに言われた言葉が「これからデザインを始める人たちに対して、もっと情報も発信してくださいよー!(笑)」でした。(できれば、紙媒体のものが知りたいとのこと)

言われてみると、確かに最近の「上司ニシグチ」は、比較的デザイナーの応用編みたいなツイートをしていることが多かったので「わかった、発信するようにするわー!」とノリで約束をしてしまいました。。。

家に帰ってきてから「駆け出しのころの自分は、最初にどんなことを考えてやっていたのかなぁー」と思い返してみると、実際には自分が良いと思う本をとりあえず買ってみて、それを読み込んではひとつひとつ実践していた、という感じでした。

さらにデザインを考えるときにやっていたのは、今でこそイメージをググってみて…ってなりますが、ご承知のようにそんなものは当時なかったので、デザイン本を開いては頭を悩まし、素晴らしいデザインやアイデアにたくさん触れることで、知識量やスキルを増やしていっていたように思います。

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そこで、紙媒体を中心とした販促ツールのデザインに長年携わってきた上司ニシグチが「これは駆け出しのデザイナーさんにとって参考になるだろうなぁ」という本(ここ数年に発売されたもの)を10冊に厳選して紹介することにしました。

見ても通り、どの本も比較的高めの値段のものが多いので、購入するのに躊躇するのは全くもって理解できますが、「これからの自分への投資」「デザイン時間の削減」と割り切って、思い切って購入してみることをオススメしたいと思います。

自分の今やっている(やろうとしている)ジャンルのものだけでも良いので、まずは買ってみて手に取って、今後のデザインワークに生かしてもらえると嬉しいです。

それでは、紹介していこうと思います。

まずは・・・

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①オリジナルグッズ・デザインコレクション

パッと見で、すでに面白い面白い形状をしている本。150を超えるオリジナル・ノベルティグッズの、コストや発注先、デザインポイントなどの情報が載っているのはとてもありがたい。アイデアを考えるときにも重宝します。

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②小さなお店のショップイメージグラフィックス

おしゃれなショップの店舗デザインとグラフィックツール・プロモーションツール・ショップの簡単な見取り図が、紙面にズラリと並んでいて圧巻です。店舗やブランドのCI設計をする際のツール展開において、とても参考になる本です。

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③捨てずにとっておきたくなるデザインのアイデア

その名のごとく、捨てずにとっておきたくなるデザインのアイデアがぎっしり詰まったカタログ・チラシ・DMなどが掲載されている本。工夫をこらしたアイデアのばかりなので、色々な販促ツールにも展開できそうなものばかりです。

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④目を引く、伝わる販促ツールのデザインと展開

商品やキャンペーン、イベントなどで使用する販促ツールの展開を、実際の店頭写真とともに紹介されている本。店頭でのPOPや什器、パッケージ、ポスターやリーフレットなど、どのように商品の魅力を店頭で伝えているのか、わかりやすく掲載されています。

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⑤グッズ製作ガイドBOOK

企業や個人のノベルティやグッズ制作の依頼がきたときに、とても重宝する本です。グッズの「納期・単価・最小ロット」が140以上も掲載されていているので、ネットでいちいち検索しなくても、この本だけで探せるたりすることもしばしばです。

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⑥スタイル別ブランディング

ブランディングの実例をカテゴリーに分けて紹介されている本。コンセプト作りから、ロゴマーク、グラフィックツール、店舗デザインまで。ブランドがいかにして作られているのか、最新の実例をふまえて網羅されています。

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⑦キャッチコピー・タイトルのレイアウトくふう別グラフィックス

レイアウトテクニックのテクニックが学べる本。「かたむける」「はみだす」「てでかく」「うごかす」「かざる」「いろをかえる」「ちいさくする」「おおきさをかえる」「文字で魅せるデザイン」の9つのアイデア別に作品を掲載されていて、ハイセンスな広告ばかりでとても参考になります。

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⑧地域発 ヒット商品のデザイン

パッケージのデザイン・ネーミング・商品コンセプトなど、クリエイティブの力で売上げを伸ばし、話題となっている全国のおみやげものや特産物ばかり。センスのあるパッケージデザインばかりなので、パラパラ見ているだけで楽しくなります。

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⑨デザインのバリエーションや代案をくださいと言われてももう悩まない本。

その名のごとく、先方から「デザインのバリエーションや代案をください」と言われたときに開いた方がいい本。デザインバリエーションが多数紹介されているので、そのまま真似すればをすぐに別案ができてしまうので重宝します。

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⑩文字のレイアウトで魅せる広告デザイン

タイトルや見出し・コピーといった文字を効果的にレイアウトして、ターゲットの目を引く作品をアプローチ別に紹介されています。文字の入れ方によって「こんなにも変わるのか」と思わせてくれる実例がたくさん載っていて、レイアウトに悩んだときにいつも開いている本です。

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以上となります。

何もないところからデザインを考えていくのもひとつですが、一度これらのデザイン本をパラパラと開いてみて、素晴らしいクリエイティブに出会ってからデザインを始めると、イメージが膨らむと思いますので、是非やってみてください。

それではみなさま、ごきげよう。バイバイ(^_^)ノ""""

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