「みいちゃんの日本画お稽古」vol.34【仕上げ その2】岩絵の具で細部に色を入れる

「骨描き」→「隈取り」→「地塗り」→「下塗り+上塗り」→「仕上げ」と続きものの動画です。
下塗りに被覆力ある水干絵の具の層があることにより岩絵の具が定着しやすくなります。
粒子のサイズは白や13番など微粒子のものから粗い粒子のものへと重ねる方法が安定しやすいです。
だからと言って、粗い粒子の岩絵の具を始めの層に置いてはいけないということではありません。
どうすれば定着力を安定させることができるのか。
研究することで表現の幅が広がっていきます。
膠の濃さは下の層は濃いめに、重ねるにつれ段々と薄くしていくのですが、岩絵の具の粗い、大きめの粒子のものは膠は多め、微粒子のものは少なめに入れて練り溶きます。
それは粒子を包むように被膜するので粒が大きければ被膜する面積が大きくなるという原理からです。

関連動画
◯【骨描き】墨で輪郭線を引く「みいちゃんの日本画お稽古」vol.28
https://youtu.be/FFrYoh99gRk

◯【隈取り】墨の濃淡で立体感などを表現する「みいちゃんの日本画お稽古」vol.29
https://youtu.be/HqE5p9MYbsc

◯【地塗りの一例】具墨を引く下地作り 「みいちゃんの日本画お稽古」vol.30
https://youtu.be/dX7rRq8KpPc

◯【下塗り+上塗り】色を重ねて深みを出す技法「みいちゃんの日本画お稽古」vol.31
https://youtu.be/ByB1GPKXVpQ

◯岩絵の具の溶き方 + 使った後の膠抜き「みいちゃんの日本画お稽古」vol.32
https://youtu.be/YSkyeldJ23o

◯【仕上げ その1】水干絵の具で細部を描き込み垂らしこみ「みいちゃんの日本画お稽古」
vol.33 https://youtu.be/gFBBbQA3Ny8

◯日本画絵具 水干絵具の溶き方「みいちゃんの日本画お稽古」vol.13
https://youtu.be/945mKWx4R-A

◯【胡粉の溶き方】「みいちゃんの日本画お稽古」vol.23
https://youtu.be/yNXF2XnCY4s

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