中国の”少数民族弾圧における民族浄化”とその狙い

中国の”民族浄化”について私なりに考えてみた。
まず、中国政府は民族区域自治という少数民族政策を取っており、漢民族55の少数民族に区分している。
その中でも有名な少数民族はウイグル族チベット族だ。
ウイグル人に対する中国人や中国政府の差別や弾圧は何故かテレビでは報じられず、SNSなどでしか見るしかない。
その様子は言葉にできないほど悲惨なものである。

ちなみに、中国の戸籍では55の少数民族と漢民族だけ民族表記がされる。満州国崩壊から発生した中国残留孤児などの日系や、香港やマカオが返還され中国国民となった英国系やポルトガル系は少数民族として扱われていないため中国の戸籍上、漢民族表記になる。

中国政府は各少数民族ごとに集住地域を区域自治の領域として指定した。〇〇自治区というのがそれになる。そこでは「民族の文字・言語を使用する権利」「一定の財産の管理権」「一定規模の警察・民兵部隊の組織権」「区域内で通用する単行法令の制定権」などを行う事を認めていると言っているが、それは建前上である。

中国は当時チベット地域で事実上、独立していたチベットに侵攻してから推定600万人(チベット全域)のうち120万人以上のチベット人が虐殺されたと言われており、チベット人女性は中国人男性と強制的に性交、強姦、子供も虐殺されたと言われている。

ウイグル人への弾圧も苛烈さを極めており、収容所における拷問、洗脳、女性への薬剤投与による不妊など問題視されている。
ウイグル人の虐殺画像は内容的に掲載することができないため、漫画家「清水ともみ」さんがTwitterで公開した漫画をご紹介したい。

こういう事が実際に今もなお起きている。
ウイグル人への弾圧はウイグル人が信仰するイスラム教が関係があるとされているが、私は他にもあるのではないかと思う。

まず、ひとつ目は「人口増加」である。
チベット人、ウイグル人の中国全土における人口推移を調べてみたところ、チベット人、ウイグル人ともに右肩上がりだった。
チベット人は僧尼が多く、ウイグル人よりも人口の伸びは鈍いが増加しているのは事実である。
その理由は以下の引用記事によるものだと思う。

2009年7月16日、中央民族大学の楊聖敏(ヤン・ションミン)教授は、中国人口調査データをもとに、新疆ウイグル自治区では少数民族の自然増加率は漢族よりも高い、と指摘した。中国新聞網が伝えた。
~同教授はまた、漢族の夫婦は1人しか子どもを産むことが許されていないが、ウイグル族など少数民族は、都市戸籍の場合は2人まで、農村戸籍の場合は3人まで、また一部のカザフ族などは4人まで産むことができる、と説明した。~(引用元:<新疆ウイグル>少数民族の人口自然増は漢族より上、同化政策を暗に否定―中国

だからと言って民族浄化をして良い理由には到底ならないし、許せるものでは決してないが、中国政府は多くなったウイグル人やチベット人に中国の増長を良しとしない他国に支援をされて、蜂起される事を恐れているのではないかと私は考えている。

そして、ふたつ目は「資源」である。
チベットは絨毯が有名だが、リチウムは世界埋蔵量の半分を占める。

中国は、天然資源の「西部の宝庫」としてチベットを解放している。チベットには世界埋蔵量の半分を占めるリチウムの他、中国の鉱物埋蔵量では第一位のクロム鉱、同じく第三位の銅山、そして数え切れないほどの量のダイヤモンドがあるからだ。(引用元:チベット天然資源の宝庫が危機

また、ウイグルは油田、金、プラチナなど。
特にジュンガル盆地の油田は世界最大の石油埋蔵量を持つ油田の一つだと言われている。

中国国際放送局のニュースによると、同国の大手エネルギー生産企業であるペトロチャイナがジュンガル盆地で油田を発見したと伝えられた。
この油田は世界最大の石油埋蔵量を持つ油田の1つだということが伝えられた。
ペトロチャイナは、ここ2年間で新疆ウイグル自治区で138万トンの石油を採掘してきた。同社は、中国の第13次5か年計画(2016-2020)開発プランの一環として、同地域からの600万トンの石油採掘を目標にしている。
世界最大のエネルギー消費国である中国の北西部に位置する新疆ウイグル自治区には、石油のほか、金、プラチナ、銀、ウラン、石炭をはじめ多くの地下資源がある。

日本では沖縄が中国に狙われているのはご存知だろうか?
尖閣諸島には毎日のように領空、領海侵犯をし、琉球独立運動なるものを宣伝、そして沖縄県知事の玉城デニー氏は「沖縄を一帯一路に活用してほしい」と言ってしまうほど。

想像してみて欲しい。
ねつ造された南京大虐殺や反日教育で「日本人は悪」と洗脳された中国人が、日本人と仲良く共存できるのかを。

そうなってからでは遅い。

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