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【寄稿】副業10年やってきて思う事 まとめと忘備録 ※短編

こんにちは、こんばんは、ごきげんよう
「副業出版」代表の竜崎です。
noteではビジネス情報を主に発信してまいります。


今回は三宅しげひさ様から寄稿を頂きました。
良い大学を卒業しても、優良な雇用先や自分の希望に合う条件の会社がない時代。

会社に苦しめられないためには、自分の副業を持つことが重要となりました。
みんなが副業をやって、それぞれでお金を回していけば、みんなが企業戦士になる今よりも社会はもっと楽になるのかもしれません。

かつて、商店街や自営でみんながお金を回していたように。
それでは、以下が本編の始まりです。


著者の紹介

三宅しげひさ

高校出てから非正規を転々としながらフラフラ生きている、マスコミの言うところの中年フリーター。
僕に関しては、好きでこの生き方をしているので、完全に自己責任です。
嫁さんごめんなさい。
非正規雇用先の給料は悪くないけど、半年先の雇用の保証はないので複数の副業を展開中。
主に農業や造園関連、最近では営業的なものも多い。
好きなうまい棒は、めんたい味。

【メールアドレス】
shige.p-ad★ezweb.ne.jp
★を@に変えてお送りください。

【ツイッター】
https://twitter.com/shigehisamiyake 

【副業出版 著者ページ】
https://sideline-publisher.jimdofree.com/%E8%B2%A9%E5%A3%B2%E6%9B%B8%E7%B1%8D/%E4%B8%89%E5%AE%85%E3%81%97%E3%81%92%E3%81%B2%E3%81%95/ 

10年ぐらいやった結果

たしか24歳の頃、当時勤めていた会社から営業のついでに自分の商品を売ろうとして叱られたのを覚えている。
あれが僕の最初の副業だとして、今が35歳だから、休業してた事もあるけど、一応10年超えて副業している事になる。
今の結果としては、会社をクビになっても生活レベルを少し落とし、今の副業をフルタイム化すれば何とか食えるだろうし、少し貯金もできたので、何の才能も無い自分がやったにしては上出来だと思う。
自分が非正規だってコンプレックスも完全になくなった。
もっとも、それは取引先さんやお客さんのおかげだけど。

振り返ってみて

一番苦労したのは①最初のアイデアが思いつかない事。
次に苦労したのは、②どう動いて良いか分からない事。
その次は、③丸一日かけて弁当も買えない程度の利益しか出せなかった事。
そのまた次は④時間がない。
たぶん副業しようとしてみんなこれがネックになって行動を起こせなかったり、すぐにやめてしまうんだと思う。
簡単に対策として書くと、①は何でもいい。
ネットでネタを漁って、一番自分にできそうなやつで良いと思う。
ただし大金はかけちゃダメ、しょぼくても良いから。
だって、ゲームのジョブみたいなもんで、後でいくらでも変更できる。
②についても、何でもいい。
僕の場合は菓子折り持って同業者に教えてもらいに行ったけど、結局は自分流になる。
おおざっぱな事は、ネットとかにも書いてあると思う。
③は、何でもよくない。
主に営業が足りないか、その副業にニーズがないかのどちらか。
カスタムで何とかなるなら改善を繰り返していけばいいけど、業種にニーズがないなら廃業してやり直し。
自分で良いものだと思っても、独りよがりな事があるから、見極めが大切。
思いとかやりがいも良いけど、数字出さなきゃ存続ができない。
冷たいけど、結果がすべて。
ちなみに、自己資金持ち出しで好きでやってるなら別。
④は、時間を作るか、副業を短時間でできるところまで小さくするしかない。
時間を作る時は何かを犠牲にする必要がある。
会社、家族、睡眠、ゲーム、ネット、晩酌、趣味、友達、恋愛、他。
人生が貧しくなるので程々に。
副業を短時間でできるところまで小さくすると、効率をほぼ限界まで追求するので総収入は減るけど時給あたりは跳ね上がる。
具体的には限定営業とか、○○専門とか。
他には高性能な道具や、手伝ってくれる人を雇うこと。

勤め先は副業禁止

よく聞かれるのがこれ。
コソコソやるのが性に合わないのでオープンにしている。
処分があるなら雇い主に従うが、副業をやめる気なんてさらさらない。
最悪でも解雇、殺される訳じゃないし、勤め先もそこだけじゃない。
少し極端な言い方になるが、会社に全収入を預けるか、いくらかを会社に預けて一部自分で持つかって言う事。
それに、こんな副業をしているとオープンにしているので、勤め先で近い業務があれば活躍できる。
副業をやらなかった僕より、やって経験を増やした僕の方が、同じ給料で働かせるなら得だ。
副業のために勤め先の業務をおろそかにしない限り、勤め先にもメリットはある。
僕が思うに、今後は会社が大きな副業を持つ従業員から受注することも必ずあると思う。
従業員の副業を否定しない事は、会社にとって良質の顧客を育てる事になる。
ちなみに従業員の自立を防止する目的で副業を禁止している会社は、変化の激しいこの時代、相対的に弱くなるから悔い改めて。

現状に満足か

独身実家暮らしの時は副業収入だけで生活してて会社給料を使う事はほとんどなかったし、妻子持ちの今でも質素ながら余裕を持って生活できているのは副業のおかげだ。
場合によっては本業化も可能だろうし、自分用の社会保障としても十分。
最近弟をアルバイトで使うようになったけど、これまではほぼ1人ですべてしていていつも時間がなかった。
たくさんのものを引き換えにしてしまった。
今後はさらに効率化して、新しいことも増やしつつ、人に頼めるところは頼み、収入、時間ともに増やしていく。
引き換えにしたものを、ひとつずつ取り戻すために。

結局何が言いたいか

就職活動うまくいかないとか、会社の待遇悪いなら、泣き言言う前に副業した方が速い。
何社も転職してきたけど、納得できる条件なんてひとつもなかった。
だから、僕は自分でやる事にした。
人手不足ってよく聞くけど、破格の給料なんて聞かないから、結局足りないのは会社が望む条件で働く人材だ。
オリンピックのスタッフなんて行くだけで赤字のボランティアらしい。
関連企業はガッツリ儲けるのにね。
他人の提示する条件に、文句なく納得できるものなんてそうない。
だから、我慢するか自分でやるしかない。
たぶん、このまま寝ると月曜日の僕はさっき思いついたこの考えを忘れて、会社行きたくねーとか言ってるから、忘備録として書いてみた。
会社が嫌なら改善が必要なのは会社じゃなくて僕自身だ。
こんな日記、誰も読まないだろうけど、もしもこれが誰かのヒントになるなら、とてもうれしい。

2018年8月25日 三宅しげひさ

この記事は、ネット出版社「副業出版」出版された記事です。
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