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恋、時々雨

―お付き合いして約半年がたちました。

日々かわいいを更新する推しは今日もかわいいです。今まで生きてきて1番かわいい生き物。

―幸せの反面なぜこの人は私を選んでくれたのだろうという疑問

―5年前
私はただの彼のお客さんでした。
単純に「顔」が好きなだけでした。彼から連絡をもらいご飯に行くようになり数回お会いしました。偏見ですが「顔」がいい人って大概チャラいんですよね(笑)

そう思っていたのですけど彼は違いましたね。

私の中で「顔」がいいってだけですけど好きな反面苦手でもありました。ただ、拝んでいるだけでいい中身を知るのが怖かっただけだと思います。(今となってはなんと贅沢な)

表の顔だけを知っていればいいと思っていました。しかし、ご飯に行くようになりもっとこの人のことを知りたいと思うようになりました。

―「私は彼のタイプではない。この人はなぜ私と今ご飯を食べているのだろう。なにを考えているのだろう」という疑問を持ちながら食事をしていました。(自分に自信があるタイプではないですし当時はネガティブマンでした)

数回お会いしたある日、「好きなんだよね」
と言われました。それに対し私は「ありがとうございます」と答えました。(テンパって記憶が曖昧)
彼の言葉を私は綺麗に流してしまいました。この後の彼からの言葉は覚えていません。

後日、失礼ながらも再度なぜ「好き」と言ったのか聞きました。(疑い深い)
すると彼は「好意でしかない。でも今、君(私)を幸せにする自信がない」と―。

なんともまあ綺麗な模範解答。(ひねくれ者)
私もいけないんですけどね。

―その日以降、連絡は数ヶ月に何回かとるもののお会いすることはありませんでした。

――約2年後――

ノリと勢いで私から連絡をしたら急にお会いすることになりました。

突然の事だったので緊張と嬉しさが込み上げました。数年たってもまだ好きなものですね。月日が経ち吹っ切れたのかずっと敬語だったのを少し崩すようになりました。
もう、友達感覚でいこう。そう思っていました。
そう思うとなんか気が楽でとても楽しめました。浅草に行き食事をし、傍から見たらカップルに見えるのだろうか―。それだけで嬉しくてただただ楽しかった。

前まではしなかった電話も長時間するようになり純粋に彼との時間を楽しむことができました。ただ、それだけで幸せでした。

そう思っていた矢先―
付き合いたいとのお言葉を頂き飛び上がるほど嬉しかったですね。
そう、「好き」ではなく「付き合いたい」という言葉が昔の私は欲しかったんですねきっと。

未だに疑い深い私ですが、どんな理由、形だろうとここで逃げたら後悔すると思いお付き合いすることになりました。

――冒頭の「この人はなぜ私を選んでくれたのだろう」
名前の通り、私はニート姫です。ありがたいことに生活には不自由していません。なので、彼はお金目当てなんじゃないのなど周りからも言われました。そうであった場合、悲しいの一言です(笑)

彼は私の不安を消してくれるくらい尽くしてくれています。それだけで幸せです。
先程も言いましたが、どんな理由、形だろうと今のこの「時間」を大切に生きたいと思います。

―お皿を洗ってくれるだけで、
飲み物を取ってくれるだけで、
隣にいてくれるだけで 「幸せ」 です。

ざっくり振り返ると懐かしさに浸ってしまいますね

―彼と出会い些細なことでも幸せと感じます
ありがとうございます。好きです――。

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