VIDEO AVANTURES 第九日


Here is your random fake-giallo:今日のランダムジャッロは…

The Aardvark that Stands in the Center of the Ever-Widening Pool of Red

Directed by
Fulvio Lucci

A professor is poisoned;his body then disappears,and turns up mutilated in the style of a killer who terrorized the neighborhood many years ago. A young musician believes he may have seen something that would explain the the crime;and when another person is found murdered,he kills the maniac in self-defense,but is mistakenly identified as the culprit and killed by a relative of the victim seeking reveng.」

VIDEO AVANTURES 第九日

『DEATH GAME』(ピーター・S・トレイナー/1977) 邦題は『メイク・アップ』。

 Good Old Dad…のクレヨン画の冒頭も長くて、これが二度め以降に観ると余計に身体にダメがあって。ごはんを食べているだけでこれだけ怖い映画は初めてか。 ソンドラ・ロックの飯喰いがあまりにもおそろしい。 そしてソンドラ・ロックの同時再生おそろしい。 コリーン・キャンプの現況はすごく膨よかな。 一夜後の音楽、太陽の登りようも怖い。 というか冒頭のクレヨン画についた音楽のアレンジがひたすら続く劇中の音楽のベタな不気味さ。Good Old Dad… 音楽はジミー・ハスケル。
  シーモア・カッセルが縛り付けられてからのドナのしつこいビンタとくっつきに恐怖するのもだが、すぐに音楽が入り過ぎて、女優二人もだが、音楽があまりに自由に暴れ過ぎで。
 イーライ・ロスによる本作のリメイク版を先に観ていた。
 『ノック・ノック』(原題『Knock Knock』/2015)。『ノック・ノック』はエヴァン役のキアヌ・リーブスもがんばっているが、どう観てもこれはオリジナル版の圧勝な。 アナ・デ・アルマスもソンドラ・ロックのおそろしさの前では霞んでしまう。 またオリジナル版ではミルクを高所から注がれて粉まみれのシーモア・カッセルのあまりねみじめさが何度観てもひど過ぎる。このあまりのみじめさがリメイク版にはない。
 ソンドラ・ロックが余裕座りで無意識で試みてる同時再生も割れ続ける什器たちも最高に汚く、そしてまさかの終わり方に呆然として言葉も出ないが、ラストの女二人の最後場面も反転して停止したままで。
 ソンドラ・ロック出演作をまとめて観返したいが怖くてまだできていない。それくらい本作でのソンドラの食べっぷりは怖かった。ストーリーとはもはや関係なく怖いな。 ソンドラ・ロックがふんぞりかえって座ってるだけで、ごはんを食べるだけで。 本作がどれだけ一人でいる男どもを恐怖のどん底に陥れ高橋わからないが、バカな男どもはさまざまなソンドラの変種たちに…
 『喧嘩プロフェッショナル』(1975)も『大滑走!死のゲーム』(1974)、『ザ・ラスト・スタント』(1972)も観たいけど、みんなピーターは製作なんだよなあと。 『ノック・ノック』との観比べまだの方はぜひ。

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