ときめきメモリアルで人生が変わったオタクの話

はじめに

オタクのただの自分語り。
ときめきメモリアルをきっかけにできた思い出とかを振り返ってみる。


30周年ライブの発表

先日、ときめきメモリアル30周年ライブが発表された。

「ときめきメモリアルか、昔好きだったな、懐かしい」
「メインキャスト全員揃うみたいだし、せっかくだから行きたいな」
発表を見たときはそのくらいの気持ちだった。

せっかくだから久しぶりにときメモのキャラソン聞いておこうかな、とCD棚を開いたら、大量のときメモ関連CDが出てきてまず驚く。

後から中古で買ったものもあるけれど、当時学生だったのによく集めたもんだなぁと思う。

とりあえずはキャラソン目当てなのでボーカルコレクションを。
そしていざCD再生。

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好きだった曲はもちろんなんだけど、推しキャラ以外の曲も含め、当時めちゃくちゃ聞いていたせいもあってメロディも歌詞も結構覚えている。
これ、ライブで聞けるの?
やばくない???

曲を聞いているうちに、ときめきメモリアルが自分にとってとても大切な作品であることを思い出し、「両日参加したい」と強く思うようになった。
実はときメモライブの日程が友人と連番でチケット当選済みの別イベントと被っていることに後から気付いて少し悩んだのだけれど、ときメモ30周年のこのお祭りに行かないときっと一生後悔するだろうと思い、友人には土下座しつつ、ときメモライブへ行くことに決めた。

その後、Xの#ときメモ30周年 のハッシュタグをたまたま検索していたら、とあるオタクの自分語りを見かけて、ちょうどいい機会なので自分も“好き”を言語化しておこうかなと思い、このnoteを書くことにした。

ときめきメモリアルとの出会い

中学生だった1996年、当時購読していたゲーム雑誌(ファミマガ)でときめきメモリアルの記事を見かけたのがきっかけ。
可愛い女の子と疑似恋愛が楽しめるゲームということで興味を持ち、プレステは当時持っていなかったためスーファミ版を購入、ハマる。

ただ、当時は今ほどオタクに理解のない世の中だったこと、自分がまだギャルゲーをプレイすることは恥ずかしいと考えていたためあまりオープンはできず、一部の友人にときメモ面白いって話をする程度だった。
どういうきっかけだったのか忘れたけれど、友人の1人がときメモにハマってくれて一緒にときメモの話をしたのを覚えている。

その後、プレイステーションでときメモプライベートコレクションが発売。
いわゆる本編プレイ済みの人向けのファンディスクであったそれを、プレステ本体と同時購入した。
店員に「これファンディスクですけど大丈夫ですか?」と確認された。
親切な店員である。
確かに、普通はゲーム機本体とファンディスクを買うことはないんだろうなぁw

プライベートコレクションをプレイして、スーファミ版だとほとんどしゃべらないヒロインたちがめっちゃしゃべることに感動した。
プライベートコレクションをきっかけにさらにハマることになるのだった。
(その後PS版の本編も買った)

ときメモグッズの通販でキャラ別リトグラフ(確か28000円くらい)が発売されたときがあって、当時中学生でそんなものを買うお金なんて当然ないのに、親に内緒で着払いで申し込んだ。
当然、届いたときには「息子宛?着払い?30000円???」ってなって、めちゃくちゃ怒られた。
もちろんちゃんと今も手元に残っている。

高校時代

1997年4月。
なんだかんだありつつも高校生になりました。
高校1年のクラスメイトでアニメ系のオタク数人と出会う。
そこでときメモの話をしたら、「月刊ときめきメモリアルでイラスト掲載されたことがある」というオタクが存在した。
帰ってすぐに月刊ときメモ見て確認して、翌日そのCD持って行って「これ?」って聞いた。
向こうも「これだよ」って言うために同じCD持ってきてて2人で笑った。

1泊の林間学校。
俺はときメモのトランプ、友人は片桐さんのぬいぐるみを持ってきてた。
ぬいぐるみはなんで???
宿舎ではときメモのトランプで大富豪をやったのだけど、富豪は貧民から強いカードをもらうルールのはずが推しキャラのカードの受け渡しになってた。
俺はハートのJをもらっていたと思う(朝日奈さんだから)

1997年7月。
ドラマシリーズ虹色の青春の発売。
留守番電話で泣いた。
ここからハンドルネーム”虹の先”を名乗るようになる。
そのうち”虹”って呼ばれるようになって、1文字の”虹”だと色々と不都合があって最終的に今の”にじ”に落ち着く。
にじのハンドルネームの起源がときメモであることを知っている人は今の身内にはあまり多くないかもしれない。
(自分自身、ときメモ30周年で思い出振り返りするまで忘れていた)

ときメモのトレカが発売されたとき、学校からの帰り道のおもちゃ屋に寄り道したらそのトレカが置いてあって。
友達と一緒に1パックずつ買ったら、友達は朝日奈さん(俺の推し)、俺が紐緒さん(友達の推し)のレアを引くという漫画みたいなことが起こって、その場でトレードした。
一緒にいたもう1人の友人が「こんなに正しいトレード見たことがない」とか言って笑ってた。
俺もそう思う。

ときメモトレカ、後にゲームショウ限定パックなるものも発売されて地獄だったよね…(並んで買った)

高校の友人たちとはとても仲良くしてもらってる一方、中学のときメモラー仲間とは高校が別になってしまっていたので、高校でこんな仲間と出会って楽しくやってるよ、という旨の年賀状を送った。
そのときの返事がこれ。

これ届いたときはちょっとイラっとしたけど、まぁ、価値観は人それぞれだしね。
他に楽しいことがあるならそれはそれでいいんじゃないかと思う。
僕はやめないけど。

たくさんのグッズを買ったしお金も使ったと思うけど、無駄だったとは思わないかな。
今こうしてときメモのことを思い返してみても、楽しかった記憶は一生ものだし。
でも正直親に内緒で買ったリトグラフだけはやりすぎたと思っているよ。

そして2000年、そんなときメモ仲間と初めての声優ライブに参加することになる。
丹下桜さんの未来からのエアメールですね。
普段結構おとなしい友人が隣でめちゃくちゃはしゃいでいたのがずっと印象に残っている。

ここでは書き切れないほどの色々なことがあって、高校の3年間は非常に楽しいものでした。
ときメモの話ができたのはもちろん、ときメモに限らず色々なアニメやゲームの話をしたり、ゲームの貸し借りをしたり、TCGも一緒にやったり。
ときメモがなかったらこの高校時代はなかった。
ありがとう、ときめきメモリアル。

ひびきの高校時代

ここからの話は厳密にはときメモ2の話になるのだけれど、大分類的にはときめきメモリアルということで…。

高校時代の終わり頃から、もう1つの高校生活が始まった。
1999年11月に発売されたときめきメモリアル2のひびきのネットですね。

ときめきメモリアル2 - ひびきのネット - わかりやすく解説 Weblio辞書

wiki引用。
ざっくり言うと、「(ときメモ2の舞台である)ひびきの高校の生徒になれる」ネット世界。
ゲームソフトにIDがついていて、それを入力してログインするとランダムにクラスが割り振られて、架空の学校のサイトで自由にひびきの高校生としてチャットや掲示板で活動できる、というもの。

自分はF組だったかな?
クラスのチャットに行ってみて、そこで知り合った人たちと仲良くなって、毎日のようにチャットに入り浸ってた。

リアルの話もするようになって、オフ会をしようってことで何回かリアルで集まったりもしてた。
関東のオフ会はともかく、関西へ、観光やイベントに行くでもなく、ただ知り合いに会うオフ会のためだけに行くなんて経験もそこで初めてした。

なんかやたらと人にものを押し付ける遊び(不法投棄って呼んでた)が流行っていたりして、そのときに虹野さんの等身大POPを押し付けられた。(喜んでもらった)
秋葉原のゲーマーズ(今の駅前じゃなくてずっと奥のビルにあったやつ)で特価1500円だった。

しまってあったけど、30周年に合わせて出したよ!

ひびきのネットの封鎖と共にほとんどの人とはそれっきりになってしまった。(当時はまだLINEとかtwitterがなかった)
今も元気でやっているのだろうか。
「お互い30まで結婚する相手いなかったら結婚しちゃう?」(40だっけ?)とか言ってた2人がその後どうなったのかとか、とても興味があります。

終わりに

ときメモ3以降は実は触れていないので、自分の中のときめきメモリアルは、2で終わってしまっている。
それでも、ときメモのおかげでたくさんの出会いや思い出があって、そのおかげで今の自分がいると言っても過言ではないと思う。
たくさんのCDやグッズは今もほとんど取っておいてあるし、これにはこんな思い出がーと一つ一つ語れる自信がある。

このnoteを書くにあたって、画像を用意するために部屋を漁ったり時系列確認のためにwikiを調べたりしてて、「そういえばこんなのもあったなぁ」「あれも懐かしいなぁ」ってなって、チケット当落に合わせてアップしようと思ってたのになんだかんだで数時間かかってしまった。

チケットは無事に両日VIP席を確保できた。
VIP席の位置で何やら色々言われているけれど、参加できることにひとまずは感謝を。

ライブDVDもあるのでしっかり予習して本番を迎えたい。
(まだ手元にないけど、2005年ライブDVDもあると知ったのでそれも買った)

ここまで読んでくれてありがとうございました。
このnoteの目的は「ときメモは素晴らしいからやれ」とか「ときメモライブ行こうぜ」と言ったものでは全然なくて、ただただ自分がときメモ好きだってことを自分のために書き留めておきたかっただけです。

自分も、他の人のときメモ語りを見て好きを形にしたくなっただけなので…
これを見た人が、1人でもときメモ好きだったことを思い出すきっかけになっていたなら幸いです。

ライブに参加される方は、一緒に楽しみましょうね。

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