見出し画像

「好みの違い」 心の深呼吸より

「白ワインよりも赤ワインが好き」
という思いは、行き過ぎると
「赤ワインより白ワインが好きな人は、ワインの味がわからない人」
という思い込みを生みます。
好き嫌いの問題が、優劣の問題になってしまうのです。
好みのあいだには優劣はありません。

心の深呼吸

このところのXのやり取りからこの言葉を思い出しました。

私がブログにせよXにせよ、文章を書くときは私の思いを自由に綴っています。

私の考え方どう思いますか?ではなく、あくまでも私はこう感じた、こう思った、ということを書いているだけです。

そこに共感してくれる人があればもちろん嬉しいし、自分は違ってこう考えている、そんな反応もそれはそれで異なる意見を知るいい機会だと思っています。

"みんなちがって、みんないい" 金子みすゞさんの童謡は大好きです。

「赤ワイン白ワイン」好みの間に優劣はない。

それと同じに「赤ワインの方が美味しい」という主張と「白ワインの方が美味しい」という主張の間にも優劣はないと思っています。

障害に対して後ろ向きな発信をすると
「もっと前を向かないと」
「もっと強くあらねば」
そんなコメントをもらうことがあります。

「自分はもっと早くから前を向けた」
「こんなことをきっかけに立ち上がった」
こういったコメントは異なる意見を書いているだけなので

「その人はそうなんだ。強い人もいるんだな」と思います。

もちろん弱っている時にはそれでさえ
「強い人もいるのにそれに引替え自分は‥」
となってしまうことはあるけれど。

でもそれは
「赤ワインの方が美味しい」
という主張と同じなのかなと。

ただ、一定数
「あなたの白ワインが美味しいと主張は間違っている。赤ワインの美味しさを説明するから聞きなさい」
そういう人がいます。

それは私が求めていることではないけれど、他人をどうこうすることはできないから
「人の考え方をコントロールしたい人がいるのだな」
そう捉えるように心がけてはいます。

ただ、自分がSNSをするにあたっては

「赤ワインが美味しい」
と主張する人には

「あなたは赤ワインがお好きなんですね。私は白ワインのここに魅力を感じます」

こうコメントするに留めておきたいと思っています。