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創作活動

オンラインコミュニティで話をしていた時に
「最近行っている創作活動は何ですか?」
という問いが投げられました。

絵を描いている方バンドをしている方、それぞれが自分の創作活動について楽しそうに語られていました。
自分の趣味について話す時って、皆さん本当に楽しそうで生き生きしている。羨ましい、そう思って聞いていました。

そして聞きながら自分には創作活動と呼べるものが何もないことに気がつきました。

元々私は手仕事が好きでした。
カルトナージュと呼ばれるフランスの伝統工芸やリボンレイはカルチャーセンターや自宅で教えていました。

マリーアントワネットが愛したと言われるプチポアンという刺繍、グラスアート、トロッケンゲシュテック等々趣味で行っていたものは沢山あり、将来はオートクチュール刺繍にも手を出したいそんな風に思っていました。

ところがくも膜下出血を起こし後遺症が残ったためどれも出来なくなってしまいました。

手芸さえしていたら、コロナ禍もさほど苦痛ではありませんでした。でも手仕事を奪われ一体何をしたらいいのか、自分には何も残っていないそんな気持ちでいました。
なので「創作活動は何?」と問われとても悲しくなりました。

気心の知れた人たちとの会話だったので正直に
「くも膜下出血の後遺症で手芸が出来なくなったので創作活動は何もしていません」
そう答えました。

すると1人の方が
「みどりさんブログ書いてるって言われてませんでした?ブログも創作活動ですよね」
そう言われました。

とても驚きました。ブログを書いていることが創作活動?そう思いました。

文章を書くことが創作活動と言えるのは、作家やライターなどプロの方達、アマチュアでも小説や俳句、和歌などを詠んでいるような人のイメージがありました。

人気ブロガーならともかく、ただ自分の思いを発信しているだけのブログが創作活動などという発想は全くありませんでした。

でも他の方達にも言われました。
「アマチュアでバンドをやっている、趣味で絵を描いている。それが創作活動ならば、ブログを書くことも立派な創作活動じゃないか」と。

そう言われればそうかもしれないと素直に思いました。
私の頭の中では、手芸が出来ない=もう自分には創作活動は無理、そう決めつけていたのだと思います。

ブログが創作活動であると言われて、何だかちょっと嬉しくなった出来事でした。