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かさねのいろ

小学生の時、歴史偉人のマンガ全集というのが
幼馴染の家にあり、そこで紫式部に出会いました。

元々、文字を読むのが好きで
新聞や漢和辞典とか用語辞典を読んでは
大人に珍しがられていましたね。

紫式部を知ってからは文学少女の道をまっしぐら(笑)

なので、2024年の大河ドラマが
紫式部をやると知ったとき、何ともいえない喜びと
一抹の不安がよぎりました。

「大河ドラマで平安時代が受け入れられるだろうか…」

忘れもしない、ワーストといわれた「平清盛」
平安後期の物語。まだ武士が登場する前の時代。

これも私はとってもとっても大好きだったのですが
いかんせん、時代が時代なだけに世間の評判が低かった…

(歴史好きのコアな皆様は猛烈に推していましたがね!
今もなお!同志!!)

そんなドキドキを抱えながら始まった

「光る君へ」

私の不安など杞憂でしたね。
史実と創作がマーブルのように溶けあって
ハラハラ、ドキドキ、キュンキュン♡

まだ2月だというのに、この先が早く知りたくてたまらない!

当時、源氏物語を読んだ平安の人達も
こんな気持ちで物語を読んでいたのでは?

…と、鼻息荒めな前置きで長くなりましたが

平安時代といえば
装束の色目にも注目をしたいところです。

かさねの色目。

以前、かさねの色目を参考に石を組んでいたので

まひろのかさねの色目から石を組んでみました。

黄色×朱赤は《裏山吹》が近い感じ。
若い人の色合わせです。
着用時期があまり限定されず
長く着用できるのもの。

差し色となる紫は若々しい柔らかめの色。

紫:ラベンダーアメジスト
黄:アラゴナイト
赤:カーネリアン


対する道長の色はこんな感じでしょうか。
瓶覗(かめのぞき)か水色。
その下は萌黄色。
袴は生成りか白練。

水色:アマゾナイト
萌黄:ブレナイト・ ペリドット
白:メノウ・ 水晶
紫:フローライト


ふたつを並べてみて、どうでしょう?
視覚の情報が、イメージに繋がることで
見えないこともないかな~。

色から選んでみましたが、石の持つ意味も
どことなく二人に通じていて
色の持つチカラにまた気付かされました。

他の人物でもかさねの色目で石を組んでみようと思います♪

またできたらこちらにUPしますね。


本日もお読みいただきありがとうございました。

夕弦~ゆうづる~