見出し画像

【イジンデン】テキストの読み方と解決順について【ルール解説】

はじめに


閲覧ありがとうございます。二階堂ムギと申します。第1弾「バレットマリー」ぶりの更新になります。
本当は大会で優勝して、ドヤ顔で構築記事を書こうかと思ったんですが、あんまりにも皆さんが最強過ぎて優勝できないので悔し紛れに「イジンデンのルール」について書こうと思います…笑。
前提として、本記事はイジンデン公式サイトのルール説明および補足、QAを元に「私なりの解釈」をダラダラ書いていくものです。本記事を読む前に“必ず”「イジンデン公式サイト」を見てください!
※今回は解説しやすいように(文字数を減らす)ために非公式用語が頻出します。ご了承くださいm(_ _)m


1.「強制効果」 「任意効果」 「発動条件」


カードの能力は、①「強制効果」と②「任意効果」の2つに大別できます。そして、「発動条件」を満たさないと発動できない能力もあります。

①「強制効果」
「必ず発動」させなければならず「可能な限り」処理を行う能力です。「発動できる」と書かれていないなら該当します。

①「強制効果」の具体例
「ジャンヌ・ダルク」は「戦場に置かれたとき、自分の山札の上から3枚墓地に置く。」という能力を持ちます。
この能力は前述の通り「発動できる」と書かれていないため「強制効果」です。
山札の残りが3枚未満でも発動し、可能な限り墓地に起きます(山札の残りが2枚なら、2枚墓地に起きます)。

②「任意効果」
「発動の有無を選べる」能力です。「発動できる」と書かれているなら、これに該当します。また、「発動できる」の前に書かれていることが「発動条件」で、その条件を満たせない(満たさない)なら発動しません。

②「任意効果」の具体例
「中臣鎌足」は「戦場に置かれたとき、自分の山札の上から5枚を墓地に置いて発動できる。このターンの間「即応」を得る。」という能力を持ちます。「発動できる」と書かれているので「任意効果」です。
そして「発動できる」の前に書かれている「自分の山札の上から5枚を墓地に置く」が「「即応」を得る」ための「発動条件」になります。つまり、山札が5枚未満だと発動条件を満たせないので発動しません(山札は1枚も墓地に置かない)。

ー1の結論ー

まとめると、
・「発動できる」→「任意効果」
・「発動できる」の前「発動条件」
・「発動できる」が無い→「強制効果」
となります。テキストを読む際は「発動できる」に注意してください!
 

2.「度」と「とき」の違いについて


①「○○される度、□□する」②「○○されるとき、□□する」□□する回数が変わってくるよって話です。

①「○○される度、□□する」
「クレオパトラ」は「ハイケイが破壊される度、1枚ドローする。」という能力を持ちます。ハイケイがn枚破壊されれば、n枚ドローします。

②「○○されるとき、□□する」
もっと詳細に書くと「○○が起きたタイミング1回につき1回□□する」となります。
「親鸞」の「墓地からカードが離れたときに発動できる。1枚ドローする。」の能力は、「墓地からカードが離れたタイミング1回につき発動できる。1枚ドローする。」となります。
「レクイエム」等で“複数のカードが同時”に墓地を離れたとしてもドローできる枚数は1枚です

ー2の結論ー


つまり、大雑把に言うと
「○○される“度”or“とき”□□する」
・“度”は○○された“枚数”分□□
・“とき”は○○された“回数”分□□

です!

3.「永続効果」について


「永続効果」は一定の期間、影響を及ぼす能力が該当します。「○○の“間”□□。」のように書かれています。
○○は□□するための条件や□□を適用する期間です。□□が「永続効果」の本体です。

基本的に、
・○○ではなくなる
・その能力を持つイジンが戦場を離れる(裏になる)
と、永続効果は適用されなくなります。

例外として、“発動してから「永続効果」を適応する”カードがあります。
具体的には「ジャン・カルヴァン」
「任意効果」で発動し、「発動条件」である“マリョクを1枚裏にする”を行った後に「永続効果」である“このターンの間、「執筆」は発動しない。”を適用します。
彼の能力は、発動後、“彼自身が戦場から離れて(裏になって)も残る”性質を持ちます。
理由は、“「永続効果」の部分(□□)に「これが戦場にある限り」と書かれていない”からです。
彼の能力が解決した瞬間から、「このターンの間、「執筆」は発動しない」が適応され、いかなる能力によっても打ち消せません!(※第2弾までのカードプールだと)
※「始皇帝」は「永続効果」に「これが戦場にある限り」と書かれているため、発動後に「始皇帝」が戦場を離れると「永続効果」も無くなる。

ー3の結論ー


つまり、
「発動」して「永続効果」を適用する能力は
・「永続効果」に「これが戦場にある限り」が無い→発動後に発動元が戦場から離れても適用済みの「永続効果」は残る
です!

4.間違えやすい能力解決順について

さて、ここからが本題です。
イジンデンは沢山の能力が続けて発動することが多いので、解決順が複雑に見える状況が多々あります。
しかし、現状起こりうる全ての状況は、公式より示されているルールでしっかりと解決できます!
今回は私がどのように解釈しているかを書いてみました。


1.解決順の原則とマホウ使用時の性質

A.解決順の原則

  1. 最近「発動できるようになった能力(以降「発動予約」)」から解決。

  2. 能力Aによって能力Bが誘発し「発動予約」された場合、すぐに解決

  3. 複数の能力が同じタイミングで「発動予約」された場合は、任意のものから解決。ただし、ターンプレイヤーのものから解決しなければならない。

  4. 解決できるタイミングで、既に「発動予約」された場所からそのカードが離れている(裏になる)場合、その能力は発動できない(予約キャンセル)。

B.マホウ使用の際のルール

  1.  使用するマホウを手札から公開、発動条件を満たす(イジンを指定する、魔力コスト支払う等)。

  2.  マホウの能力解決中は他の能力は発動できず「発動予約」される。

  3.  使用したマホウは能力解決後に手札から墓地に置かれ、その後に「発動予約」された能力を解決する。

以上となります。
これだけじゃ中々理解しづらいと思うので以下に具体例を置いておきます。

具体例
1「ガレオン船」を装備した「日蓮」でアタックした場合

  • 「日蓮」のアタック時(タイミング)、「日蓮」の航海(a)と「ガレオン船」により「日蓮」に付与された航海(b)の2つの能力が「発動予約」されます。A-1に従い、今回は航海(b)から発動することにします。

  • 航海(b)により、墓地から「メアリー1世」を戦場に出します。A-2に従い、「メアリー1世」の能力を解決します。

  • 最後に航海(a)を解決します。

2「ミューテイション」をガーディアン(ドナテッロ)を指定して発動した場合

  • 「ミューテイション」により、指定したガーディアン(ドナテッロ)を墓地に置きます。「ドナテッロ」の偉業能力は、B-2に従い、「発動予約」されます。

  • 墓地に置いたカードは「ドナテッロ」(Lv6以下)だったため戦場に出します。

  • B-3に従い、「ドナテッロ」の偉業能力を解決したいとこですが、「ドナテッロ」は既に墓地にいないためA-4に従い、「予約キャンセル」され発動できません。

3.手札から使用した「バレット」を「張角」で冥府発動する場合

  • 1.相手イジンと自分イジンを指定して「バレット」を発動します。

  • 相手イジンと自分イジンが破壊され、B-2に従い、2.「バレット」により誘発した能力(イジンの破壊時効果等)が「発動予約」されます。

  • 能力解決後の「バレット」が手札から墓地に置かれ、3.「張角」による「バレット」の冥府発動が「発動予約」されます。

  • A-1に従い、3から解決し、A-2に従い、3の冥府発動した「バレット」で誘発した能力があるなら続けて処理します。次に2を解決します。

4.マホウAの発動に際し、魔力コストとして墓地に置いたマホウBを「張角」により冥府発動する場合

  • マホウAの発動に際し、魔力コストとしてマホウBを墓地に起きます→1.張角による冥府発動が「発動予約(a)」されます。

  • B-2に従い、マホウAにより誘発した能力があるなら、1の後に「発動予約(b)」します。

  • 2.マホウAの解決後、A-1とB-3に従い、マホウAにより「発動予約(b)」された能力を解決し、「発動予約(a)」を解決します。

補足.「毘盧遮那仏像」と「織田信長」

YouTubeのイジンデン公式チャンネルで投稿されている「100大」の第7回で、
「毘盧遮那仏像で織田信長を起こして信長の破壊を回避!」というルールミスが起きてしまいました。
実際には「毘盧遮那仏像」で寝ている「織田信長」を起こしても信長の「〜これを破壊する」は発動キャンセルされません!
感覚的には、「なんでや!信長起きとったやろがい!」ってなるのも無理はないと思います。
ですが、先程示した解決順の原則に従うと以下のようになります。

「エンドフェイズ開始時」に寝ている「織田信長」と「毘盧遮那仏像」が発動予約される。A-1に従い、「毘盧遮那仏像」から解決し、その能力で「織田信長」を起こす。
次に「織田信長」の能力を解決し、自身を破壊する。

となります。
「織田信長」の「〜これを破壊する」能力は、「毘盧遮那仏像」が解決する前に「発動予約」されていました。
よって、A-4に示された状況(信長が戦場から離れる(裏になる))になっていないため「予約キャンセル」されず、発動してしまいます。つまり、発動予約された強制効果は④以外の状態変化(今回だと信長が寝てる→起きてる)が起きても発動を回避できません。
「信長を起こして破壊を回避」
したいなら、「出雲の阿国」などで「エンドフェイズ」を迎える前に起こしてあげてください!

最後に


とにかく「解決順のルール」「マホウ使用の際のルール」が理解できれば、現状起こりうる多くの解決順&裁定を明確に理解できると思います!

…と言いたいところですが、実際のところ、公式や周りの方に質問して理解を深めて行くのが手っ取り早いです笑。
理解を深める過程で、本記事もちょぴっとだけ貢献できれば幸いです!
ここまでお付き合い頂きありがとうございました!
P.S.私の気力の問題で書ききれなかったことや、公式回答待ちで書けなかったことが幾つかあるので、今後も気が向いたら投稿します!




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?