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Bellydancer Safinah's EYE. 001〜初めまして、ベリーダンサーのサフィナです

初めまして、サフィナと申します。今回、私が長らくライフワークとして活動している、中東の踊り・ベリーダンスについての記事を、レッスン生でありライターのマキちゃんと一緒に連載することにしました。ひと月に2回程度の更新でゆっくりとしたペースになりますが、これから素敵なアラビアンナイトの世界への時間旅行をご一緒しましょう。

幻想的な世界について私の体験談を交えて物語を進めていきますが、大切な日本でのベリーダンスの活動についても詳しくお話ししていきますので、お楽しみいただけたらうれしいです。夢の世界であるステージを作るって、本当に楽しくて本当に大変だったりもするんですね。その辺りのことも、後輩となる妹たちへ向けたメッセージのつもりでご紹介させていただきます。

さて、第1回目は、私サフィナの名前について。
この名前は、私の師匠である一朱さん(日本における中東音楽をはじめとした民族音楽の奏者・作曲家・編曲家としてのパイオニア)に付けてもらった大切な名前です。2000年に私が主宰となって発足したニケラベリーダンス(現在はニケラベリーダンスカンパニー)。「ニケ」は、ギリシャ神話に登場する勝利の女神・ニケからいただきました。世界的スポーツ用品メーカーのナイキ(NIKE)もこの女神の名前から由来しているというお話しは、有名ですよね。へさきに降り立った女神・ニケの像が、船首に飾られているのを見たことがある方もいらっしゃるでしょう。映画『タイタニック』で主人公たちが真似た、あの有名なポーズは、ニケになりきっているんですね。

ちなみに、当時飼っていた猫の名前もニケでした。三毛猫のような3色ではなく、2色だったのでダジャレのように呼んでいたのですが、我ながら良いセンスでしたね。「ニケラ」の「ラ」は特に意味はなかったのですが、「ニケたち」という意味にならないこともないですね(笑)。ニケの像で印象的なのは羽ですよね。首がないのも、衝撃的ではありますけれど・・・。ニケラベリーダンスカンパニーのロゴにも羽をモチーフに使っています。

そして私、サフィナの意味はアラビア語で「船・舟」なんです。意外でしたか? 「サザエさん」だと、フネさんですね(笑)。
海を渡る船はもちろん、空飛ぶ舟や箱舟を表していて、勝利の女神・ニケが降り立った舟が私・サフィナという設定なんです。素敵な連想・発想ですよね。ステージに立つときはもちろん、普段のレッスンからサフィナ先生と呼ばれて長くなりました。ちなみに日本のベリーダンサーは、私のようなダンサー名を付けて活動している方や、本名で活動している方、自由にさまざまいらっしゃいます。私はどちらかというと、一匹狼的なベリーダンサーですね。若い頃から自分の世界を追求していきたいという欲求が強く、今もそう思っています。
 
ベリーダンサーは、プロの試験があるわけではないので「私は今日からプロのベリーダンサーです」と宣言してしまえば、お金をいただいてステージに立つプロのベリーダンサーになります。私が師事した海老原美代子先生は、日本におけるベリーダンス界の第一人者。海老原先生との出会いも、師匠である一朱さんからのご縁でした。

第1回はこの辺りでおしまいです。第2回は私とベリーダンスの運命的な出会いについてお話しします。


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