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「好きな自分」を選ぶ生徒指導

子どもたちの問題解決。大変なんですよね。教師って。
ゴリゴリ削られて、ストレス過多になってません?
ニキチャコが行う生徒指導のテーマは「好きな自分を選ぶ」。
子どもの意志決定を主軸に置いた、教師と子どもの幸せを追求する教育。



教師という仕事の大変さは、実際にやってみなければわからない。

日々起こるトラブルに対応し、丁寧に、なおかつ迅速に事態を収拾しなければならない。

しかもその対応によっては、さらなる関係悪化につながる。

「ごめんね」「いいよ」という言葉だけで簡単に済ませたら、問題の根本的な解決には至らず、結局同じことが何度も起こる。

「ダメなもんはダメだ!」と、頭ごなしに叱って、恐怖で支配してもあまり意味がない。
逆にうわべだけの関係になり、話は入らなくなる。


そう。
お気づきの通り、かなり難易度高いです。

いつも皆さんお疲れ様です💦


私は大学まで、声を荒げて怒るなんてしたことなかったので、初任校でかなり鍛えられました。
性格が変わったと感じるほどです。
もちろん良くない意味で。

そこで最初に学んだのは、「怒り方」です。
途中から「叱り方」でした。

「怒る」というのは、感情に任せて大きな声で怒鳴ったり、詰め寄ったり、機嫌を悪くしたりすることです。

「叱る」とは、目上の者が悪い行動に対して、非をとがめ、厳しく注意することです。

しかしそれも、他の学校に行けば、雰囲気の違い、子どもたちの違いで通用しません。

私のクラスの子どもたちには、私が感情的に「怒る」可能性があるいくつかの線引きについては、年度初めに必ず話しています。
すると、怒ることはなくなりました。


今では、「叱る」でもなく「話し合う」を使います。

何を話すか。ここが重要ですね。


1対1で話をする場面で考えていきます。
例えば、提出物が出ないことが続いているとか、見ててあまり良くないと思われる態度・行動をしている、みたいな時に1対1で話をする場合です。



①まず最初に、話を聞きます。

当たり前ですね。時間がかかっても状況を正しくつかむためにしっかり話を聞きます。


②次に、このままの状態を続けた場合、行動を変えた場合、両方の長所と短所を伝えます。(詳しくは最下部記事参照)


③そして最後に、「どっちがいい?どっちのあなたが好き?どっちを選んでもいいよ。経験として見たら同じ価値だからね。」というように、子どもに選ばせます。

①状況把握、②長所短所の観測、③選択

このような方法で話をします。


この中に教師の叱責はありません。
この方法は、教師のストレスが全くありません。(自分は、です。笑)
子どももいい顔をして帰っていきます。
そして経験上、その後もうまくいく確率がとても高いです。



おそらく難易度高いのは②長所短所の観測です。
このまま。変える。どちらの選択の長所と短所も見つけて伝えます。
物事には二面性があって、必ず長所と短所が存在しています。

それを見つけるのが普通は難しいのです。
人間は偏った見方しかしていませんから。

そして、次に難しいのは、「どんな選択も認める」です。

教師ならば、「”正しく”導かねば!」なんて思うかもしません。
そのため、自分が悪いと捉えたことに対して、その”悪いこと”で得られることを考えようとすらしません。

しかし、正しさは人それぞれで、全く反対の見方をする人もいるのです。
どっちの見方をしたっていいのです。人生の選択はその人の物です。

だから両方必ず伝えます。

そのうえで子どもに選ばせます。

選ぶ基準は、「どっちの自分が好きか」です。

その子自身が望む姿であること、これがめちゃくちゃ重要です。
その理由は、自分軸での選択になるからです。

教師が押し付ける正しい姿、親が望む素晴らしい姿は、言ってしまえば他人軸であり、義務になります。
ネガティブな感情が生まれます。

自分軸はポジティブな感情が生まれます。その方が、粘り強く前向きに挑戦できるようになることは科学的に証明されています。


この自分の在り方を選択する指導がニキチャコが提唱する「選択教育(仮)」です。

手が出る子も、朝起きれない子も、宿題を忘れ続ける子も、自分の好きな姿を選び、激変しました。

在り方を選ばせ、臨んだ自分で在ること自体が、子どもの自己肯定感に直結します。

お互いにストレスなく話しあうことで、子どもがいきいきと変化し始めたら、教師冥利に尽きませんか?
そうなれば、私はとても嬉しいです。

また、子どもにとっては、この先生は話を聞いてくれて、なおかつ自分のことを考えてくれる、受け止めてくれる、自分の選択を信頼してくれる、という印象になります。


2人以上のトラブルに対しても、この方法は行います。
そのトラブルも「好きな自分」を見つけるチャンスです。

話をすり合わせたり、謝ったりするなどの工程はありますが、「傷つけたことに対して謝る自分が好きか、謝らない自分が好きか」を選択するだけです。もちろん、長所短所をこちらが教えてあげます。
選ぶのは本人です。

2人以上のトラブルでもやることはあまり変わりません。



好きな自分を選ぶ生徒指導。

どうでしたか?
やってみようかなって思ってもらえたでしょうか。


難易度高い!と言われれば、そうです、と答えるしかないかもしれませんが、長所短所の観測は慣れたらすぐできます。

後は、全部受け止めるだけ。

これであなたの生徒指導はストレスフリーです!笑

子どもが自分で選び、自己実現し、やればできると自信をもって、どんなことがあってもくじけずに進んでいけるようになるためには、この「好きな自分で在る」という自分軸選択の経験が必要だと、私は考えています。


あなたは子どもたちの幸せを考える教師で在りたいですか?
幸せな教師でいたいですか?

どちらも叶えるのが、選択教育です(^o^)/



読んでくださり大感謝!

どうも難しいな。でも知りたいな!と興味をもってくださった方は、ぜひ下の記事を読んでみてくださいね!

もしも、実践した!っていう人がいたら嬉しくなるのでコメントください!

ニキチャコでした!まったね~♪


「選択教育」について簡単に説明しています。↓

「選択教育」がうまくいく理由を解説しています。↓

「選択教育」にたどり着くに至った経緯↓(長いです。笑)

上の記事を簡単にまとめたものです。↓

②長所短所の観測についての詳しい記事です。↓








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