ちょあ

文化の違いを超えるもの

どうも!日韓の架け橋フジモンです!

実は前回の大邱旅において確信したことがあります。

それが文化の違いを乗り越える方法です。

やはり細かいところに文化というものは隠れています。

例えば、目上の人には目上の人の責任と体面があるのが韓国です。

不況の日本では、もしかしたら割り勘が主流になってきてるかもしれませんが、韓国では目上の人がほぼ必ずおごるというのが常識になっています。

(ただ、年下はいつでもおごられてばかりではなく、時には目上の人にお返しをすることはある)

例えば、韓国ではランチに行った後には必ずといっていいほど、カフェに行きます。

ランチ代は年上や彼氏がおごり、カフェ代は年下や彼女が出すということもよくあります。

年齢の上下に限らず、彼氏が彼女の食事代などをおごるのはほぼ必須。

割り勘はあり得ない!と思っている女性が多いです。
(僕のヨチンちゃんもそうです)

細かく割り勘意識を持っている人は失望されやすいんです。

また、友達同士でも礼儀は大切だと考える日本人が、韓国人の友達と付き合うときに気を遣うことがあれば、その友達は気分を害してしまったり、かなり気を使わせてしまいます。

例えば、友達からおごってあげるよと言われたら、「大丈夫だよ」と断らず、「ありがとう」と素直に受け取っておく方が良かったりします。

韓国人の会話を聴いてると、普通にありがとう!って好意を受け取り、じゃあ今度は自分がおごるって会話はよく聞こえてくるほどです。

普通に飲み物をシェアしたり、自分が飲んだものを友達にも飲ませたりなど、韓国では普通によく見られるものです。

(間接キス自体は結構普通によく見るかも?)

そのほかにもタブーのようなものはあって、、

「目上の人の目の前で、お酒を飲んではいけない!」

上司や目上の人とお酒を呑みに行く時は、目上の人が飲んでいる目の前でお酒を飲むことはタブー。
だからといって、“飲んじゃダメ”ということではなく、
体を横に向けて、手で飲み姿を隠して飲まなくてはいけません。

お互いの顔を見ながら飲むのは、相手と同等な位置・立場であることを意味するからです。

「握手をするときは、片手で握手してはいけない!」

目上の人と握手をする機会もあることでしょう。
日本では年上年下関係なく、握手の仕方に変わりはありませんが韓国では違います。

右手を差し出して握手をする時、左手を右手の手首辺りに軽く添えるようにして、両手で握手をするという形をとるのが礼儀です。

片手で握手をするということは、自分が上であることを意味するので、片手で握手をするのは目上の人に対しては失礼になってしまいます。

今あげたのは有名な例ですが、こうやって文化には少なからず根付いてるものがあり、特にお酒飲みが多い韓国では、お酒が飲めないのもNGに感じる場面はあります。

「肉を食うのにお酒飲まないとかありえるか?」
とか、
「家でご飯とか食べた後はお酒を飲んで語らうのは鉄板」
とか、

なので家でご飯などを食べてすぐに全部片付けたら普通に怒られたりすることがあります。

こういう文化的な違いを拒絶するのは簡単ですが、やはり日韓交流を広げていきたい、より深く繋がっていきたいと思った時に、

この文化的な違いは乗り越えていかねばなりません。

その文化的な違いを超えるものこそが、

「話し合い」と「相互理解」です。

歴史認識だろうと文化だろうと、それを無視して交流は無理です。

避けて通れない部分があるわけです。

前回の旅で僕は、ラッパーのヒョン達や、ヨチンちゃんとの話の中でそのことを改めて再認識させられて、

それを越える鍵が“受け入れる土壌ができている状態での話し合い”であり、そこからの“相互理解”なんだ、と。

自分の世界観や知識を上に掲げて、それ以外を拒絶するのは誰でもできます。

でも、それこそが閉鎖と迫害と差別、喧嘩の始まりになる。

それでは何もかも始まらないし、勿体無い。

だからこそ、自分のエゴや前提意識をいかにフラットにして相手の声を聞くのか?

それが何よりも大事であることを日韓チョアチョア通信を読んでくださっている一人一人の方に届けばと思います。

笑顔と相互理解の輪を広げましょう。

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