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宝飾に込められた悠久のロマン 「カルティエ、時の結晶」開幕

2019年10月2日、東京・国立新美術館で「カルティエ、時の結晶」展が開幕しました(主催:国立新美術館、日本経済新聞社 特別協力:カルティエ)。

https://cartier2019.exhn.jp/

世界を代表するジュエリーブランドであるカルティエ。その宝飾品はこれまでも数々の展覧会で披露されてきましたが、今回は初めての試みとして「1970年代以降の現代作品」にスポットを当てた構成になっています。

そしてカルティエ自身が所有するものだけでなく、一般公開される機会の少ない個人所有のネックレス、指輪、時計などもこの企画展のために集められ、実に300点を超える至高の作品がそろいました。

(展示作品より)

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さらに、今回は展示会場自体もひとつの作品になっています。「時」をモチーフとして構成された空間を回遊し、革新的なデザインや職人たちの技巧に思いを寄せながら、誰もが魅了されるカルティエの世界を体験できます。

オープンに先立って、10月1日に関係者を招いて開会式が開かれました。

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この日、新たに国立新美術館の館長に就任したばかりの逢坂恵理子氏は「悠久の時間を経て生成され、奇跡的に見いだされた宝石と、世界の文化や自然、万物から着想されたデザインが職人の卓越した技術によって宝飾として結実する。伝統を継承しながら、常に新しい風を取り込むカルティエの宝飾は、時空を超えた新たな美を示してくれます」とあいさつしました。

(展示作品より)

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出席したカルティエ インターナショナル CEOのシリル・ヴィニュロン氏は「地球から石の結晶を掘り出し、それを宇宙由来の物質、すなわち中性子星の衝突によって生み出された貴金属と組み合わせる。そこには時の記憶が刻まれており、ジュエリーとはそのエネルギーをみなさんに身に付けていただくものです」と述べ、宝飾と「時」の深いかかわりを紹介しました。「みなさんはこの展覧会で時間を失いません。むしろ時間を得ていただくことができます。何と贅沢な機会でしょう!」

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本展は12月16日までの開催。特別な時空の中で、光り輝く宝飾品の数々を間近に見ながら、宇宙のファンタジーを感じてみませんか?