サービス名を何語にするか問題について
手前味噌なネタで恐縮ですが、先日、日本経済新聞社からビジネスマッチングサービス「SOLMU」をリリースさせて頂きました(ベータ版)。
会いたい人の条件を設定しておくと、その条件に会ったユーザーがレコメンドされてメッセージのやり取りなどを行えるサービスになっています。
サービス名に隠された秘話
SOLMU=フィンランド語で結び目
秘話というほど大袈裟ではありませんが、「SOLMU」というのはフィンランド語で「結び目」という意味の言葉です。人と人の「結び目」になるようなサービスにしたいと思いを名前に込めました。
なんでフィンランド語?
実は当初少し違う意味ですが英語でのサービス名を検討していました。しかし、その名前は商標登録が既にされており利用不可能でした。他の言葉を英語で探しましたが、しっくりくるものはすべて商標登録済みでした。
そこで、違う言語&さらに意味がしっくりくるものを探すことになりました。
そこで、僕がサウナ好き・・・・という理由ではなく、SLUSHを始めとするスタートアップ立国のイメージが強いフィンランド語を使用して、その最先端な印象も拝借できればと考えました。
結果的にフィンランド語の言葉はあまり商標登録はされていないこともあり、しっくりときて響きもかわいらしい「SOLMU」と名付けさせて頂きました。
思いがけない副産物も
フィンランド語のサービス名にしたことで、先月参加した本場のSLUSHでも現地のフィンランドの方にすぐに覚えてもらうことができました。
さらに、フォロワー数が多いことで有名な「駐日フィンランド大使館」さんの公式アカウントでサービスをご紹介して頂くことも出来ました。
大使館クラスのオフィシャルなところから、サービスをご紹介頂けるようなことは、英語やフランス語のような多くのサービスが利用している言語では起こりづらい現象だと思います。
少し珍しい言語はマーケティングにも有効?
日本語以外で言葉の意味を借りたいという思いでサービス名称をつけるときは、このような副産物を考えるとマイナーという言い方が正しいかわかりませんが、英語等の言語以外から使用するのはプラス効果があると思いました。
もしかしたら、その言語の大使館やその国に関するイベントともコラボレーションできるかもしれませんし、その国の方がシェアしてくれるかもしれません(実際にフィンランド人のフォロワーが何名かいらっしゃいます)。
その国への愛情も増す
元からフィンランドは大好きな国ですが、その言語のサービスを運営していると増々好きになっていると思います。このサービスを通じてまたフィンランドに行けたらいいなと思っています。
皆様も、もしサービス名に悩んだときは、言語選びに時間を使ってみてはいかがでしょうか?
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