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【イベントレポート】アニメビジネス NIGHT OUT vol.4 「ファイナンスから考えるアニメビジネス・アニメ製作」

日本経済新聞社でCOMEMOスタッフとしてアニメビジネス企画を担当している井木康文です。今年一番好きなアニメは「宇宙よりも遠い場所」です。

 目次
・COMEMO x アニメビジネスとは?
・イベント概要
・ゲスト紹介
・製作委員会方式が変わってきている!?
・アニメ制作費は高騰!そのお金はどこに使われている?
・次回予告

COMEMO x アニメビジネス

COMEMOでは、日本が世界に誇るアニメをビジネスの観点からさらに拡大・成長することを少しでも支援できればと思い、アニメビジネスを重点テーマの1つにしております。(専用のTwitterアカウントも御座います)


イベントレポート:アニメビジネス NIGHT OUT vol.4  「ファイナンスから考えるアニメビジネス・アニメ製作」

先日11/30(金)に、COMEMOが開催している定期アニメビジネスセミナーのアニメビジネス NIGHT OUT vol.4 を日本経済新聞本社ビルで開催致しました。

今回のテーマは「ファイナンスから考えるアニメビジネス・アニメ製作」でした。日経らしく「ファイナンス」という切り口でアニメビジネスを深掘りさせて頂きました。

ゲスト:ツインエンジン取締役 内田 康史氏

レギュラー登壇者は、
アーチ株式会社CEOでアニメプロデューサーの平澤 直氏
アニメジャーナリストの数土 直志氏

そして今回のスペシャルゲストは
ツインエンジン取締役 内田 康史氏 でした。

内田さんは、外資系証券会社出身というキャリアから、数々のアニメのファイナンス案件に携わり、現在ツインエンジンでもファイナンスや事業アライアンスを担当する取締役としてご活躍されています。

90年代以降の製作委員会方式が変わってきている!?

アニメのファイナンス(資金調達方法)として、おそらく皆さんが想起するのは製作委員会方式だと思います。

ビデオテープの全盛期に確立され始めた方式で、アニメに必要な費用を複数企業で共同出資をし、出資額に応じて利益配分/各種ライセンスを分け合うような方式です。

2000年代になると、アニメ制作会社の上場が行われたり、共同出資ではなく単独出資の動きなどもありましが、あまり普及はせずに製作委員会方式がメインストリームで有り続けました。

しかし、2010年代になり、アニメ制作会社/ゲーム会社/配信プラットフォームの単独出資やクラウドファンディング、さらには銀行借り入れなど多様化が普及し始めました。

2010年代以降は、製作委員会自体のメンバーの顔ぶれも変わるなどの変化も起こっています。

このような変化の背景には、製作委員会で大きな役割を果たしていたビデオ(DVD/BD含む)の売上が天井を迎えたことや、アプリゲームや外資系の配信プラットフォームなどの巨大資本がアニメ制作に動いたことなどがあります。

アニメの制作費は高騰!そのお金はどこに使われている?

「アニメとお金」というとアニメスタジオの倒産や、アニメーターの貧困問題を想起する方も多いと思います。

しかし、出資する会社が変化・増加していることでアニメの制作費自体は高騰しているそうです。

では、そのお金はどこに使われているのでしょうか・・・?

クローズドイベントのため、詳細はここまでです(申し訳ございません)

アニメへの出資方法、アニメの制作費の使われ方についてイベントでは、かなり生々しい数字も披露しつつ語り尽くしましたが、クローズドイベントのためここではお見せすることはできません(申し訳ございません)

他にも、アニメ関連企業のM&A、クラウドファンディングの是非、ハリウッド映画の方式との差異、今後の業界の展望などについても語りました。

次回のテーマは「アニメxテクノロジー」

少しでもアニメビジネスについて気になって頂いた方に向けて告知が御座います。次回のアニメビジネスNIGHT OUT vol.5は、2/27(水)に「アニメxテクノロジー」をテーマに行います。

登壇者は、平澤さん・数土さんに引き続き登壇して頂きます。そしてスペシャルゲストは、日本デジタルゲーム学会理事で、ゲームAIのトップランナーである三宅陽一郎さんに登壇して頂きます。

今後もCOMEMOのアニメビジネスの取り組みをよろしくお願い致します。


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