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AIニュースキャスターの好実エリカを紹介します(前編)

7月29日から始まりました、AIニュース、皆さんご覧になってくれていますでしょうか。今日は、私たちチームの新たなメンバー「好実(このみ)エリカ」さんを紹介します。

エリカさん、かわいらしいキャラクターが日経っぽくないと言われるかもしれませんが、実はいろいろ日経らしさは仕込んであるんですよ。

まず名前の好実エリカ、英名e.conomy。これはご想像の通り、エコノミー、日経の経済からきています。英名見ないと何のこっちゃと思われるかもしれませんが。

何で英名あるの?っと突っ込んだ方!!よくぞ聞いてくれました。
エリカは日本人とイギリス人のハーフなんです。瞳の色もグリーンですし見日本人離れしているエリカですが、色は日経カラーを基調に作られています。

注目すべきは髪の毛。現代っ子らしく、ハイライトが入ってますね。これよく見てみてください。日経に詳しい人なら気が付くかも!!実はわれらが愛犬デンシバをイメージしたデンシバカラーを採用してるんです。芸が細かいですねー。

今日はAIニュースの産みの親、日経イノベーションラボの中島寛人さんにお話しを伺ってきました。

――「イノベーションラボ」ってメディアにはあんまり関係ないように聞こえるのですが、どんなことをしているんですか?

2017 年に日経の研究開発組織として日経イノベーション・ラボを立ち上げました。専任の研究員が所属し、人工知能や深層学習、自然言語処理、IoT などウェブやメディアに関連する先端技術に積極的に取り組んでいます。
学会参加や論文執筆等も行うほか、プロトタイプ開発で先端技術の可能性を探っている組織です。

――中島さんは何を研究されている方なのですか?

私は2017年に入社しました。もともと物理学の研究をしてたのですが、日経では人工知能の研究をしています。特に自然言語処理、深層学習が専門です。
――なぜAIニュースを開発したのですか?

イノベーションラボのミッションの一つが、(簡単に言うと)最先端の技術をビジネスに応用することです。

ディープラーニングや自然言語処理といった人工知能はここ5年~10年で大きく進歩した技術です。それをメディアに応用できないかと考えました。

私はテレビでニュースをよく見るんですが、正直言ってしまうと、紙の新聞はあまり読みません(電子版は読みますよ!)。周りにもそういう人が多い。ニュース自体は必要としているけれど、普通の人にとっては、同じ情報を得るならテレビのほうが気楽だし、より共感度が高い。

これは私の仮説ですが、紙面を目で追ったりラジオでニュースを聞くだけより、人間は五感を使うほうが気持ちがよいのではないかと考えています。だから、同じでも素材でも料理の仕方を変えればよりおいしく食べられるはずだ。そこで日経のニュースを動画にしたらどうだろうと考えたわけです。

――なるほど。確かにテレビや動画は能動的に情報をとりにいかなくても、何となく見た気になりますよね。そんなAIニュースですが、どんな特徴があるのでしょうか。

自然言語処理を含むAI技術を使うことにより、日経の記事を自動的にパーソナライズされた動画にすることが可能です。現在のAIニュースは、ヤング日経の記事を読むようにカスタマイズしていますが。

ーーつまり、自分が好みそうなニュースを自分のためだけにすぐに動画にしてもらえるということですか?

はい、技術的にはそのようなことも可能です。これまで動画コンテンツ、テレビ番組を自動で作るというのはなかった。それに挑戦しようと思ったのが今回のプロジェクトの始まりです。

後半へ続く…

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