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店が多すぎて、もうからない!(2019.06.12)

おはようございます。コンテンツマーケティング担当の森下です。こよなく愛するプロ野球チームの調子がなかなか上がらず、テコ入れ策で頭がいっぱいです。私がいくら考えたってしょうがないのですが、そうせずにはいられないのがファンというものです。

さて、けさの日経朝刊1面トップは、国内の小売りの店舗数が減っているというニュースです。「そういえばあそこもつぶれちゃったなぁ」なんてお店、みなさんの近所にもあるかもしれませんね。ポイントをチェックしましょう。

Morning Briefingとは
その日の朝、読んでほしいニュースの要点を簡単に要約したもの

成長を支えた店舗、いまやお荷物に

◆キーワード
不採算店舗

◆ニュースはなに?
国内にあるコンビニ、スーパー、百貨店などの店舗数が2018年末と比べて1%減った。右肩上がりで増えてきたコンビニも出店が鈍っている。これまでも個人経営など小さな店は減ってきていたが、ここへきて大手も店舗を減らし始めた。

◆気になるポイント
店舗が減る理由はふたつ。日本の人口が減っていることとネット通販が広がっていることです。ただでさえお客さんが減っているのに、そのお客さんがネットでモノを買うようになれば、店がもうからなくなるのは当たり前ですね。
しかもこのふたつ、逆戻りしません。これまで成長の原動力だった店舗が、だんだん経営の足を引っ張るようになってきたのです。もうからない店=不採算店舗をそのままにしておくと損がふくらんでしまうので、閉店したり、出店を絞ったりしているわけです。
一方で興味深いのは、この流れをつくった「張本人」のひとり、Amazonが自前の店舗を持ち始めたことです。リアルな店舗の強みを一番わかっているのは、実はネット通販の王者なのかもしれません。未来の買い物の姿がどうなっているのか、いち消費者として私も楽しみです。

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