初めて先生から直接電話が来た。
肝機能の数値は2桁まで下がったことを教えてもらった。
その後土・日は何もしないで様子を見て月曜日に検査をしてからではあるが抗がん剤治療をはじめたいと言われた。

その少し前に母から抗がん剤治療が始まりそうだと電話があった。
食欲がまだ戻っていないので私も母も大丈夫なのかな…月曜日の体調ではじめるかはじめないか自分で決めていいんじゃないのかな？と話をしていた。

今の状態でレンビマをはじめて食欲が低下する経験を何回もしているので心配してますと伝えるとまた怒らせてしまった。
多分先生は自分の判断を否定されていると思うのだろう。
治験とはこういうものです！とも私に言っているのだと思う。

ガンは治験で抑えられていたけれど
治験薬をしていないから小さいものが少し増えてきたようだとも言われました。

先生から電話をいただいた前日
38度の熱が出たらしい。
この熱は抗生物質をやめたことで肺の炎症が出てきたのだと思うといわれました。
抗生物質は肝機能の数値を上げてしまうので使えないのでこのまま何もしてない状態で月曜日に検査をしてレンビマを使える基準であれは再開したいと言われたので食欲の件を大丈夫でしょうかと聞いてみたら態度が変わった。

ガンで体調が悪くなる
治験の副作用で他が悪くなる
治験をやめたらガンが増える
治験を再開したらもっと他のところが悪くなる…何が正解なのか分からないしないのかもしれない。
でもレンビマで肺炎は治せないんじゃないんだろうか

聞く人が先生しかいないので不安なので聞いただけで…聞いたことがダメなんだろう
先生によろしくお願いしますと一言言うだけが先生にとって良いこと信頼されてると思う行動なんだろう…そうなんだな

私が質問すれば
どうなるのか聞けば
他に紹介状書きますからセカンドオピニオンに行かれればいいんじゃないんですか！
担当を変えてもらって構いませんから！
治療内容を決めているのは他の先生と決めているから自分だけのはんだんではない。
私は経験も沢山ある優秀な医者です。

こんな事言われても今の母の具合では移動も難しいし選択を迫られても決断もできないじゃないですか！！と言いたかったけど胸が詰まってしまってそんなこと言われても…の後言葉が出なかった。

先生を否定するつもりもないし
喧嘩するつもりもない
ただただ母の体調が良くなることを考えると聞きたいことがたくさんでてきてしまうんです。と伝えたあと
人質に取られてるような気になっていたので必死に先生の気持ちを落ち着かせる言葉を並べていました。

治る治療ではなく延命の治療
治験のために使えない薬
検査のために1回に6本取られる採血を2日続ける。それでも治療は何もしていない。

それが治験なんだなと
母はそれでもその治療をやるのかなと考えるとやらない選択もあると私は思ってしまう。

でもやらなくなったらどうなるんだろうと不安にもなる。