母の日

昨日は母の日。私は遠く離れて暮らす母に贈り物も何も用意をしておらず、つい先ほど慌てて1日遅れのメールを送った。

私は社会人2年目であるが、社会に出て様々な背景の人に会うようになり、改めて自分がいかに恵まれているかを感じることが増えた。今までは同じ学校に通う(つまり大体同程度の経済状況にあり同程度の教育を受けている)同年代の人に接することがほとんどであったけれど、学校の外には本当にいろいろな人がいるのだと当然なのだが改めて思う。
健康で、望む進路を進めて、仕事に就いていて、周囲に争いごとがなくて、怪しい宗教団体に所属していなくて…などなど、いわゆる普通であることがどれほど幸せなことかを感じるようになった。それもこれも両親の努力とそれを成しえる愛情のおかげだと思う。そう思えば、感謝せずにはいられない。
今でもややそうだが私が幼い頃は特に、母はかなりの節約家であった。当時の私には分からなかったが、あれは私たち兄弟の将来のためであったのだと今ならわかる。
5人で暮らすには小さなアパートに住んでいたこと。きっと大きな買い物だったのだろう、トヨタのプラドを買ったときの新車と家族の記念写真。そんな景色を思い出して、当時の両親の気持ちを考えると涙が出そうになる。

親の子を思う気持ちはまだまだ私には測り知れない。いくらお礼を言っても言い足りないが、私の幸せを喜んでくれるのなら、精一杯幸せに生きていきたい。そして母の日のような数少ない機会にはちゃんとお礼を言って、少しでもこの感謝の思いが伝われば良いと思う。

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