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タクシー会社で動画制作してます #noteで社員訪問⑥

ご乗車ありがとうございます。日本交通(株)新卒採用担当です。

就職活動を始めた学生さんの”心”に届く言葉って何だろう。そう思って私たちが始めたのが、「『note見ました!』で社員訪問」の取り組みです。

就活って怖いな、社会人って退屈そうだな、会社に入るって好きなことを諦めることなのかな――そう思っている方にこそ、この会社で働く人たちを見てほしい。会ってほしい。切実にそう思います。

「日本交通の社員」ではなく「人間」として学生さんと向き合いたいと思っています。このシリーズに掲載する人事は、連絡をいただければいつでもお話できます。あなたが何年卒でも関係ありません。内容も、就活相談でも日本交通のことでも何でもOK。もちろんオンラインOK。ぜひ会いに来てください。

連絡先はインタビューの最後に掲載しています。この人にお話聞いてみたいな、と思ったら「note見ました!」と言って気軽に連絡してみましょう。

小川雄豪(2018年入社、乗務員経験1年)

小川さん本文

出身:神奈川県海老名市
大学:法政大学
学部:法学部国際政治学科
【経歴】
2018年4月 日本交通入社、三鷹営業所に乗務員として配属
2019年4月 運行管理の内勤に職種変更
2020年2月 新卒採用チームに配属

大学時代のこと

僕は今、人事の仕事と並行して、YouTubeの配信動画編集など、採用広報の部分を担っています。

高校時代は、指定校推薦で映像関係の専門校に行こうかなと思っていたほど、映像制作に興味がありました。当時劇的に影響を受けたのがサカナクションの『アルクアラウンド』という曲のPV。文字が芸術的に浮かび上がっていくのを見てすげえと思って、自分でもMVを作りたいと思ったんです。ガラケーでムービーを作って編集したりしていました。

結局、受験は一般入試で頑張りたいと思って法政大学を受験しましたが、映像が好きという気持ちはずっとありました。なので、今仕事で自分がもともとやりたかったことができているのは嬉しいです。

日本交通と出会ったきっかけ

ナビサイトで「交通インフラ」と調べたら出てきたのが出会いです。「日本交通」というシンプルな名前で、何をしてるのかわからない会社だなというのが第一印象。内容を見ずにプレエントリーしました。

タクシー会社のイメージはありませんでした。本社に行ったとき、エントランスにタクシーが置いてあるのを見て初めて「そうか、タクシー会社なのか」と思ったほどです。

志望動機

志望した動機、ないんですよね(笑)。「なんか入りたいと思った」、それがすべてです。

説明会でも選考でも、日本交通の社員は自分の仕事に一人一人が誇りを持っていました。「タクシーのイメージを変えます」と自信満々でいる。その時、僕の中にあるタクシーの概念が覆されました。

それに、これから若い人でどんどん業界を変えていくぞという気概にもびっくり。「ここに入るしかない」と思いました。志望動機よりも「入りたい」しかなかったですね。

日本交通の内定をもらったとき、他の企業も見ていましたが、もうこれ以上の会社はないと思って、僕の就活は完結しました。最終選考まで行っていた会社もありましたが、結果を待たずして決めました。

運行管理者ってどんな仕事?

乗務員が働きやすい環境を整える、サポート業務全般ですね。点呼で注意事項を話したり、乗務員さんの出勤の管理、他にも営業所の採用担当や配車、事故への対応、保険会社とのやり取りなどもあります。電話対応やクレーム対応のほか、新しいサービスやシステムができたときに乗務員さん向けのマニュアルを作成するなど、乗務員さんが求めることをすべてやるのが運行管理者です。

僕は中途採用担当として説明会や面接、採用した方の入社手続きなどをしていました。とはいえ、目の前のことなら何でもやっていましたね。ゴミ捨て、破れた張り紙の張り替え、乗務員さんに新しいシステムや運用などを説明したり、車両にステッカーを貼ったり……すべてが仕事でした。

運行管理者をやっていると、毎日が大騒ぎです。事故やクレームの電話があれば、適切な処理ができるようその乗務員さんをサポートしますし、問題の原因をヒアリングをして、再発防止のための指導をします。

運行管理者の仕事で印象に残っていること

乗務員さんが事故を起こした相手に、病院まで行って謝罪したことがあります。意識がもうろうとしている方とその家族の前で「うちの乗務員が申し訳ございませんでした」と謝罪しました。夜だったので、ご家族を連絡車(※タクシー会社で内勤が業務で使用する車両)で送りました。

楽しかった記憶もあります。当直といって、運行管理者は夜勤の仕事もあるんですが、その時に仲のいい乗務員さんから電話がきました。「お腹空いてんべ! 今から寿司買ってくるから!」

そしたらその乗務員さんが寿司を4人前も買ってきたんですよね、僕一人しかいないのに。「若いから食えるべよ」と言われ、ほとんど僕が食べました。その方はよくごはんやお菓子をくれる乗務員さんでした。本当にかわいがってくれたんですが、それからしばらくして亡くなってしまいました。

突然のことだったので「お世話になりました」と伝えられず……。別れは突然現れる、だからその瞬間を大切にしないといけないと感じました。「あの店、連れてってやるよ」と言ってくれたのに行けてないなって。業界的に悲しいことはつきものだと思っています。上長とその方のお通夜に行きました。

今の仕事のやりがい

僕が関わった学生が意思決定をして、本気で入社を決意して立派に社員として輝きながら働いている姿を見ていると、あの時入社まで導いてよかったなと思います。僕が関わった学生が笑顔で働いている姿は自分のやりがいになりますね。

一方で僕が関わった学生が入社したとしても、嫌な思いをしていたり気持ちが沈んでるの見ると心が痛みます。サポートしきれてなかったんだなと。笑顔で働いてるの見るとよかったなと思えますね。

あなたにとって「仕事」とは

僕の人生そのもの。僕の人生の一部。全力でやるし、傷つくこともあるし、楽しいこともあるし、やりがいも感じる。山あり谷ありの人生そのものですね。

タクシー会社への親の反対

親には日本交通に行くことを反対されました。「なぜ新卒で4大にも行ったのに誰でもできるタクシー運転手になるの?」と。

僕は日本交通の内定が出た瞬間に就活を辞めたので、就活を諦めたのかなと思われて心配されていたんですよね。そうではなく、自分の意思でポジティブな気持ちで選んだんだと態度で伝えるようにしました。

恋するフォーチュンクッキーの動画や会長のTV特番を見てもらって家族に日本交通に触れてもらいました。入社前に受ける地理試験もこれみよがしに勉強していたので、本気だというのは伝えられたかなと思います。

当時は親がなぜ反対するのか理解できませんでした。日本交通はいい会社なのになんでなんだろうと。むしろむかつく感覚でしたね。その時は「自分の人生は自分で決めたい」という反骨精神で押し切っていました。

でも、今人事として同じく親に反対されている学生さんの話を聞くと「親は心配しているんだな」ということに気づきます。当時僕の親がなぜ心配していたのかというと、元々僕は公務員志望だったんです。大学3年生の頭から勉強をしていました。

ただ、公務員は安定しているからという志望理由だけで勉強していたので、夏頃には勉強する意義を見失ってきて。親には特に相談せず、自分の判断で民間に行こうと決めました。てっきり公務員になるものと思っていた息子が、蓋を開けたら日本交通では確かに驚くだろうなと思います。

だから親を心配させた原因は僕自身にもあったと思い反省しました。4年目の今も陰ながら応援してくれている親に対しては感謝しかありません。今思うと、あの時反対されておいてよかったです。

学生へのメッセージ

自分のことがあったので、しいて言うなら「親御さんは大切に」。反対だと言われることもあると思うけど、結局は自分の人生。仮に親に言われた通りの道を選んだとしても、自分が大変な時に代わりに働いてくれるわけじゃない。自分の意思や直感で決めてほしいです。

一方で周りの人は心配しています。自分のことを理解したうえで自分の信念を伝えてほしいです。そして理解してもらえるように努力する。そして自分のやりたいことを信じて飛び込んでほしい。感情に嘘をつかずに飛び込んでくると、この日本交通という会社はめちゃくちゃ面白い会社ですよ。

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この人事に話を聞きたい!と思ったら、コチラにご連絡ください。いつでもお待ちしております。

小川雄豪(おがわ ゆうご)
メール:recruit@nihon-kotsu.co.jp
※日本交通の選考中(一次面接ご予約以降)はご応募できません。エントリー中/エントリーを迷っている際にご利用ください。

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