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SEO大全|実験データの考察とまとめ



コンテンツの質


SEOを勉強していると、耳にタコができるくらい「読者にとって有益な、質の高いコンテンツを作りましょう」と見聞きする。

SEOについてよく知らない初心者からすると「有益で質の高いコンテンツといわれても、抽象的でわからんわ」といいたくなるのではないか。

ここでは、読者の役に立つ質の高いコンテンツとは何かを考察していく。

もっとも重要なのは検索意図を網羅すること


読者にとって有益で質の高いコンテンツを作るためには、以下のように膨大な要素を満たすことが求められる。

・検索意図を網羅する
・タイトルや見出しにキーワードを入れる
・装飾して見た目を整える
・スマホでも読みやすい見た目にする
・文章を読みやすくするために推敲する
・画像や図解を入れる
・アイキャッチを設定する
・ページの表示速度を改善する
・内部リンクを設置する
・最新の情報に更新する

見るだけで頭が痛くなる人もいるかもしれない。

やることが多すぎて「何から始めればいいんだよ」と困惑する人もいるだろう。

上記で挙げたのはどれも重要だが、個人的にもっとも重要だと考えているのは、検索意図を網羅することだ。

タイトルや見出しにキーワードを入れるのも重要だが、これは誰だって知っているだろうし、初心者でも簡単にできる。

一方で、検索意図を網羅するのは難しく、誰でも簡単にできることではない。

そもそも、「検索意図って何?」という人もいるだろう。

次で、検索意図について解説する。

検索意図とは読者が検索をした目的のこと


検索意図を簡単にいえば、読者がインターネットの検索窓にキーワードを入力した目的である。

例えば「ダイエット サプリ」と検索した人は「おすすめのダイエットサプリが知りたい」と考え検索し、「ダイエット 運動」と検索した人は、「ダイエットするのに効果的な運動方法が知りたい」と考えて検索している。

Googleは、この検索意図を網羅しているコンテンツを高く評価している。

検索上位を取るためにはドメインパワー(ドメインの価値を数値化した指標)も重要だが、検索意図を満たすことも極めて重要である。

しかし、この検索意図がやっかいでSEO初心者は苦戦する人も多いだろう。

検索意図を推理するのは、キーワードによって難易度がまるで違う。

例えば、「クレジットカード おすすめ 女性 20代」のような複合キーワードであれば、「20代の女性におすすめのクレジットカードを紹介すればいい」と簡単に検索意図がわかる。

対して、「クレジットカード」のような単一キーワードになると一気に難しくなる。

クレジットカードの検索意図を考えると、以下のように数多くある。

・おすすめのクレジットカードが知りたい
・クレジットカードを選ぶ基準が知りたい
・クレジットカードの種類が知りたい
・クレジットカードの作り方が知りたい
・クレジットカードの基礎知識が知りたい
・クレジットカード審査の難易度が知りたい
・クレジットカードを作る際に注意すべきことが知りたい

上記以外にもあるかもしれないが、いずれにしろ複合キーワードとは比べ物にならないほど多くの検索意図がある。

「クレジットカード」のような、検索ボリュームが多くキーワードが1語のものを「ビッグキーワード」と呼ぶ。

このビッグキーワードの検索意図を知るのを難しく感じる人も多いだろう。

次で、ビッグキーワードの検索意図を知る方法について紹介する。

検索意図を調べる方法


検索意図を知る主な方法は、以下のとおり。

・キーワードを見て検索意図を推理する
・狙っているキーワードで上位表示されているサイトの見出しを調べる
・再検索キーワード調査ツールを使って調べる

キーワードを見て検索意図を推理するのは手間のかからない楽な方法だが、前述したようにビッグキーワード相手に推理するのは限界がある。

となると、ビッグキーワードの検索意図を調べるには「上位サイトの見出しを調べる」「再検索キーワード調査ツール」を使うということになる。

まずは、上位サイトの見出しを調べる方法を解説する。

上位サイトの見出しを調べる方法

調べる方法を解説するといっても、やることは非常に簡単だ。

手順は以下のとおり。

1.狙っているキーワードを検索窓に入力する
2.上位表示された1~10位までのサイトの見出しを調べる

上位サイトの見出しを調べる際のポイントは、大見出し(h2)から検索意図を推測することだ。

クレジットカードでいうと、以下のような見出しになる。

h2 おすすめのゴールドカードランキング
h3 1位:〇〇カード
h3 2位:△△カード
h3 3位:〇△カード
h3 4位:〇□カード
h3 5位:□□カード

上位サイトの大見出しを見れば「おすすめのゴールドカードを知りたくて検索している人がいるんだな」と推測できる。

検索意図が推測できれば、自分が作るコンテンツにも検索意図を反映すればいいだけだ。

注意したいのは、小見出し(h3)まで上位サイトの内容を使うと、パクりコンテンツになりかねないことだ。

パクりコンテンツはGoogleからも「価値のないコンテンツ」と見なされ、記事が上位に上がらないどころかサイト全体の評価が下がるおそれもある。

一部のサイト所有者は、他の(多くの場合は評判のよい)サイトから取得した(無断で複製した)コンテンツを中心にサイトを作成しています。無断複製されたコンテンツ自体は高品質のサイトからのものであっても、サイト独自の役立つサービスやコンテンツが他になければ、ユーザーに付加価値を提供することはできません。場合によっては、著作権侵害にあたるおそれもあります。また、多数の有効な法的削除リクエストが提出された場合、サイトの掲載順位が下がることがあります。

引用:Google 検索セントラル「Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー


上位サイトを調べる目的は検索意図を知ることなので、大見出しから検索意図がわかればいい。

パクりコンテンツにはならないよう、くれぐれも注意する必要がある。

再検索キーワード調査ツールで検索意図を調べる

再検索キーワード調査ツールを知らない方もいると思うので、簡単に紹介する。

再検索キーワード調査ツールは、Webサイトを閲覧したユーザーが再度検索したキーワードを調べてくれるツールだ。


このツールを使えば、検索意図の調査やペルソナ設定をおこなうのに役立つ。

というのも、キーワードを再検索しているということは、ユーザーの持つ悩みや疑問が解消されなかった可能性が高い。

悩みや疑問を解消できなかったのは、ユーザーの知りたい情報に漏れがあると考えられる。

つまり、再検索されてしまったキーワードが、網羅できなかった検索意図ということだ。

一例として「SEO対策」で再検索されたキーワードを見てみよう。

再検索キーワード調査ツール 検索結果


SEO対策で調べると「seo 対策 自分で」「seoとは」などの再検索キーワードが出てきた。

再検索キーワードから考えるに「SEOやSEO対策について、わかりやすく解説しているサイトが少ないのかな」と想像ができる。

読者がSEOについてわかりやすい解説を求めているなら、自分のサイトではその検索意図を満たせるようにコンテンツを作ればいい。


また再検索キーワード調査ツールを使うと、具体的な読者像が見えてくるのも大きなメリットだ。

例えば「seo対策 費用」「seo対策 会社」というキーワードは、個人ブロガーが検索しているとは考えにくい。

自営業の人やWeb担当者が再検索しているキーワードだと考えられるので、ターゲットを個人ブロガーではなく、Web担当者に絞ってコンテンツを作れる。

これほど有用であるにも関わらず無料で使えるので、使ったことのない人はぜひ試してほしい。

オリジナリティのあるコンテンツ

Googleはオリジナリティのあるコンテンツを高く評価しているので、コンテンツを作る際にはオリジナリティを入れることを意識する必要がある。

とはいえ、オリジナリティといわれても抽象的でわかりづらいので、ここではオリジナリティのあるコンテンツを作る方法について紹介する。

オリジナリティとは何か?


オリジナリティのある情報とは、以下のような情報である。

・ほかのサイトでは読めないような情報
・自分が見聞きしたり体験した情報(一次情報)


オリジナリティのある情報を書くには、上位サイトがすでに書いている情報を参考にしても難しい。

そのため、オリジナリティのある情報を集めるためには、以下のような行動が必要になる。

・商品を使ってみたり旅行に行ったりして体験する
・他サイトの研究データを自分なりに考察する
・自分で実験したデータを公表する
・クラウドソーシングなどでアンケートを取る
・書籍や動画から情報を集める
・海外のサイトから情報を集める

つまり、誰でも簡単に調べられないような情報ほど、オリジナリティのある情報になりやすい。

こんなことをいうと「SEOめんどくせ」と思われるかもしれない。


そのとおりで、SEOはめんどくさい。

めんどくさいことを徹底してやっている人が、SEOで結果を出しているのだろう。


低品質なコンテンツは削除すべきなのか?


低品質なコンテンツを残しておくと、サイト全体の評価が下がるという説はSEOを勉強したことがあるなら見聞きしたことがあると思う。

たしかに、Googleからすれば読者にとって役に立たないコンテンツを表示しても何のメリットもないので、サイト全体の評価を下げても不思議ではない。

しかし、具体的な根拠は見たことがないので、信憑性に欠ける。


何か信頼できそうな情報はないか調べたところ、以下の一文を見つけた。

低品質なコンテンツが表示されにくくする代表的なしくみで「パンダ」っていう名前が付けられたアルゴリズムがあるんだよね。「パンダアップデート」とか「パンダアルゴリズム」とかって呼ばれてる。2011年で英語圏で導入されて、2012年に1年遅れで日本にも導入されたんだ。

引用:「10年つかえるSEOの基本」82ページ

これが事実なら、低品質なコンテンツが表示されにくくなるというのは納得できる。

しかし、これはあくまでコンテンツの話であって、サイト全体に関わる話ではない。

読者にとって役に立たない記事が上位表示されるわけがないので、知りたい情報ではなかった。


今度はネットで検索してみたところ、面白そうな情報を見つけた。

アメリカで開催されたQ&Aセッションで、Googleの社員が以下の質問をされたらしい。

品質が低いページがサイトにある場合、それらのページを削除したりnoindex metaタグを設置したりすれば、残りの品質が高いページの検索順位を上げることに役立つか?

引用:Web担当者Forum「低品質コンテンツは削除すべき? 改善すべき? ゲイリーの正論vsランドの現実【SEO記事11本まとめ】

Googleの社員は以下のように返答。

そういったことをやってもプラスの影響があるとは保証できない。
基本的には、質が非常に低いページがたくさんあってそのページが検索結果に出なくてもいいと考えるならそういうやり方もあるだろう。だが検索結果に上位表示させたいのにnoindexを付けたら、noindexにすることで検索トラフィックを減らすことになる。
ページをnoindexにするという考えが僕は好きじゃない。むしろ検索結果に表示されるようにページを改善してほしいと思う。
(低品質ページが)検索結果に表示されず、インデックスもされていないなら、通常はサイトの評価には影響しない。

引用:Web担当者Forum「低品質コンテンツは削除すべき? 改善すべき? ゲイリーの正論vsランドの現実【SEO記事11本まとめ】


低品質なコンテンツを削除したところで、ほかのコンテンツの検索順位が上がることを否定している。

安易にコンテンツを削除するのではなく、検索上位を取れるような質の高いコンテンツになるよう改善を求めている


この話だけを見ると「低品質なコンテンツがあっても、サイト全体の順位には影響しないんだ。じゃあ、消さなくてもいいか」と考えてしまうかもしれない。

しかし、低品質なコンテンツがサイト全体の順位に悪影響を及ぼしている可能性も捨てきれない。


実際、以下のような事例もあるからだ。

和訳:まあ、これはただの間違いです。くだらないものを削除してランキングを押し上げた公的事例が数十件、私的事例が数百件あります。

上記の話が事実なら、低品質なコンテンツを削除する=サイト全体の検索順位が上がることになる。


どちらの意見が正しいのかは判別がつかない。

結局、対処法としてはリライトをおこなって改善するということになりそうだ。

コンテンツを消すかで迷ったら、以下の基準を考慮して決めるとよいだろう。

・まったくアクセスがない
・被リンクが取れない
・どう改善しても検索上位を取れそうにない

上記にすべて該当するなら、削除したほうが賢明だと考えられる。

一次情報を集める方法

・クラウドソーシングでアンケートを取る
・自分で実験する
・商品を購入して体験する
・セミナーやサークルのレビューを書く
・専門家にインタビューする

Googleアルゴリズムは、どういう基準で順位を決めているのか?


検索順位が決まる仕組みは、Googleの「クローラー」と呼ばれるロボットがサイトをクロールすることで決まる。

この検索エンジンに登録することを「インデックス」と呼ぶ。

検索順位を決めるアルゴリズムの具体的な詳細は公表されておらず、Googleのアルゴリズムは200以上の要素があるといわれている。

また時代やユーザーのニーズが変わればアルゴリズムも変わるので、小手先のテクニックで上位表示するのは容易ではない。

そのため、コンテンツを作る際には「Googleはどんな記事を上位で表示したいだろうか?」と考えることがSEOでは求められるだろう。


複雑極まりないアルゴリズムを攻略しようとするより、Googleがいうように「読者にとって有益で質の高いコンテンツを作る」ことが重要だ。

リンクジュース


SEOについて調べているうちに「リンクジュース」という概念をサイトで目にした。

現代では重要でないようだが、気になるので詳しく調べてみることにした。

リンクジュースとは?

リンクジュースとは、あるWebページが別のWebページにリンクを貼ったとき、リンク元からリンク先へ渡されるSEO的な価値(権威性やドメインパワー)を指す。

まぁ、簡単にいえばリンクジュース=SEOにおける戦闘力というところだろう。

多くのWebページからジュースを注がれる

多くのSEOパワーを受けたWebサイトは検索エンジンから高く評価される

検索結果の上位を取りやすくなる

という考え方が、過去に流行したらしい。

しかし、リンクジュースについての効果をGoogleが正式に公表しているわけでもなく、今では信憑性のない情報として廃れている。

SEOにおいてリンクジュースを気にする必要はなさそうだが、被リンクの獲得は現在でも重要なので、被リンクを獲得する努力は必要になる。

キーワード


SEOにおいて、キーワードは最重要事項のひとつといっていい。

キーワードを選定し、最適なサイト設計やコンテンツ作成ができるかで、SEOの成功を大きく左右する。

ここでは、キーワードについて考察したことを述べていく。

キーワードの種類


SEOにおけるキーワードは、以下の4種類に分けられる。

・Knowクエリ(知りたい)
・Goクエリ(行きたい)
・Buyクエリ(買いたい)
・Doクエリ(したい)

狙っているキーワードは、上記のどれに該当するのかを知っておけば、ユーザーのニーズに合致したコンテンツを作るのに役立つ。

ビッグキーワードとロングテールキーワードは、どっちから書けばいい?


どちらから書くべきなのかは難しく、人によって意見が異なる。

数としては、ロングテールキーワードから書くことを推奨する人が多い。

どちらもメリット・デメリットがあり、まとめると以下のとおり。

ビッグキーワードから書くメリット
・ロングテールキーワードのコンテンツと内部リンクですぐにつなげる
・検索上位を取った場合は大幅なアクセスアップが期待できる

ビッグキーワードから書くデメリット
・検索上位を取るまでに時間がかかる
・検索意図が複雑で初心者には難しい

ロングテールキーワードから書くメリット
・早い段階で検索上位を取れる
・検索意図がわかりやすく初心者でも書きやすい

ロングテールキーワードから書くデメリット
・検索上位を取ってもアクセスが少ない
・ビッグキーワードのコンテンツと内部リンクをつなげない

どちらから書いても大した差になるとは思えないが、個人的にはビッグキーワードから書いたほうが効率はいいと考えている。

ロングテールキーワードはインデックスされてから1週間以内に上位表示を取ることもあるが、ビッグキーワードは検索上位を取るまでに時間がかかるからだ。

つまり、早く記事を書いて投稿しておけば、検索上位を取るまでにかかる期間を短縮できる。


またビッグキーワードから書いておけば、ロングテールキーワードを書いたときにすぐ内部リンクでつなげるのも大きなメリット。

どちらから書けばいいのか迷っているなら、ビッグキーワードやミドルキーワードから書くことをおすすめする。

キーワード難易度


ドメインが育ってないうちは、難易度の低いキーワードを狙ったほうがよいというのが通説だ。

このキーワード難易度とは何か、詳しく考察する。

キーワード難易度は目安程度でしかない

キーワード難易度自体は、いろいろなツールで簡単に調べられる。

例えば「Ubersuggest」であれば、検索結果の右側にある「SD」というのがSEO難易度だ。

Ubersuggest キーワード検索画面

SEO難易度が高いほど数値は上がり、難易度が低ければ水色、高ければピンク色で表示される。


SEO難易度を基準にキーワードを選ぶのもひとつの手段かもしれないが、個人的には賛成しない。

キーワードが難しいかどうかではなく、自分のサイトを訪れる読者にとって役立つのかを基準に選ぶべきではないか

SEO難易度が高くても、読者にとって必要な情報だと思えば、避けずに書くのが自サイトにとっても読者にとっても有益だと思える。

検索ボリュームが多い=難易度が高いわけではない

検索ボリュームが多いほうが難しそうに思えるが、検索ボリュームとキーワード難易度は必ずしも比例しているわけではない。

もちろん、検索ボリュームが多いキーワードほど競合が狙う傾向があるので、競争が激化しキーワード難易度が高くなるのが一般的ではある。

しかし、検索ボリュームが多くても競合が少ない穴場のキーワードは存在する

例えば「SEO:49,500」というキーワードだとSDは41だが、「SEO対策2023:30」はSDが47ある。

検索ボリュームが多い=難易度が高いわけではないので、SEO難易度を知りたいならUbersuggestなどのツールを使うことをおすすめする。

共起語

共起語もSEOでよく話題になるので、簡単に振れておく。

共起語とは、特定のキーワードと一緒に使われることの多い単語を指す。

例えば「筋トレ」というキーワードの共起語は「自重トレ」「ジム」「ダンベル」などが考えられる。

どのキーワードも、筋トレというキーワードで記事を書けば自然と文中に出てくる単語だ。

共起語を記事に入れておくと、キーワードとページの関連性を認識しやすいといわれている。

しかし、共起語を50%、60%含めたところで上位表示されなかったことも多くあるので、個人的には重要度が低いと考えている。

ページ滞在時間はSEOに関係あるのか?


ページ滞在時間がSEOに関係しているのかはずっと関心があり、Googleアナリティクスを見る際にも確認している。


実際のところ、ページ滞在時間はSEOと関係があるのか。

ページ滞在時間が長いほうがSEOにおいて有利なのは、筋は通っている気がする。

人の悩みや疑問が1分程度で解決するとは考えにくいので、滞在時間が多いほど、人の悩みや疑問を解決できそうではある。

しかし、調べてもGoogleが公式でページ滞在時間について触れている記述が見つからないので、別に信憑性はない。

キーワードによって滞在時間も異なるので、滞在時間が短い=SEOで不利になるとは考えにくい。

ただし、ページ滞在時間を伸ばすことが直接的にSEOに関係なかったとしても、読者満足度にはつながっているので、ページ滞在時間を改善する価値はあると思う。

参考資料
海外SEO情報ブログ
平均セッション時間が3分あったら、超優秀
直帰率が50%代なら優秀

インターネットの画面上に表示される文字数は何文字?


表示される文字数によってタイトルの長さも変わってくるので、表示される文字数は気になる。

いろいろなサイトの意見を見たが、いっていることがバラバラであまり参考にならなかった。


ということで、自分で調べることにした。

自分がパソコンで調べた限りは、24~33文字、平均29文字だった(タイトル数が表示しきれてない上位10記事が対象)。

なので、パソコンなら文字数の目安は30文字前後ではないか。

「タイトルは35文字が目安」というサイトもあるが、35文字で切れずに表示されているタイトルを見たことがない。


また、モバイルのほうが表示される文字数が多いという説も見かける。本当にそうなのか、同じキーワードで検証してみることにする。

検証KW:「Webライター サンプル記事」

※文字が切れていない記事は対象外

パソコン

1記事目:27文字
2記事目:29文字
3記事目:29文字
4記事目:29文字
5記事目:29文字
6記事目:29文字
7記事目:29文字
8記事目:28文字
9記事目:25文字
10記事目:28文字

平均文字数:28.2文字
最小表示文字数:25文字
最大表示文字数:29文字

モバイル(Android)

1記事目:32文字
2記事目:29文字
3記事目:31文字
4記事目:31文字
5記事目:31文字
6記事目:33文字
7記事目:31文字
8記事目:31文字
9記事目:34文字
10記事目:32文字

平均文字数:31.5文字
最小表示文字数:29文字
最大表示文字数:34文字

たしかにモバイルのほうが表示される文字数は多かった。平均して3文字ほど多く表示された

しかし、モバイルの表示文字数が「40文字程度」とするサイトもあるが、さすがに疑わしい。

実際、自分で調べてみても最大表示文字数は34文字で、40文字には遠く及ばない。

いずれにしろ、文字が切れるのが嫌なら、30文字以内が目安になりそう。

表示回数


表示回数が多いほどクリックされる確率が高くなるので、重要な指標のひとつだろう。

表示回数を増やすには、記事を増やし、検索順位を上げる方法が考えられる。

ただし記事を増やすといっても、読者にとって価値のない記事を量産しても意味はない。

サイト全体の評価が下がるので、適当に記事を書くのはよろしくない。

あくまで読者にとって有益な記事を増やすことが表示回数を増やすうえで重要になる。

クリック率


クリックされないことには読者から記事を読まれる機会もないので、クリック率を高めることも必要になる。

クリック率を高めるには、タイトルを最適化する方法と検索順位を上げる方法がある。

クリック率を高めるタイトルにするにはキーワードを入れるだけでなく、以下のようなテクニックが求められる。

・タイトルの文字数を30文字前後にする
・キーワードをタイトルの左側に配置する
・数字を入れる
・簡便性を伝える
・メタディスクリプションを設定する

上記のテクニックを駆使し、読者がおもわずクリックしたくなるタイトルを考えるのがタイトル最適化において重要。

クリックする基準

クリック率について考えていたときに「人ってどういう基準でクリックするのだろう?」と気になったので、実際に読む記事を選んで分析することにした。

キーワード「クリック率」で実験


「クリック率」の検索結果ページ

数十秒迷った末にクリックしたのが、こちらの記事。

選んだ記事

まず、自分がタイトルを選ぶ際の最低限の基準が以下のとおり。

・メタディスクリプションは読まない
・検索結果の1ページまでしか読まない
・検索1位だから選ぶことはしない

上記は普段から認識していたことだが、選んだタイトルについては完全に無意識で選んだ。

なぜ選んだのか分析すると、

・1位の記事はタイトルが簡潔すぎて、良さそうな情報がないと思った
・変な煽りを入れてるタイトル(今さら聞けないクリック率とは?)は、胡散臭く感じたので避けた
・自分が業界の平均クリック率を知りたいニーズがあったから「業界平均CTR」という言葉が印象に残った

あくまで自分が選んだ基準なので、すべての人に共通する基準ではないと思う。

しかし大半の人は、自分と似たような基準で記事を選ぶんだろうなと思える。

1位=選ぶという人は少なそうだし、検索結果の2ページ以降を読む人は10人に1~2人くらいだろう。

メタディスクリプションを読まないのは変わってるかもしれないが、似たようなことが書いてあるだけなので、自分は読まない。

タイトルが簡潔すぎてもほしい情報がなさそうに思えるし、かといって工夫しすぎて煽ったようなタイトルは胡散臭いのでクリックするのを避けてしまう。

検索する理由としては、誰もが知りたい情報があるから検索しているので、自分が求める情報がタイトルにあれば、当然クリックしたくなる。

自分が記事を選ぶ基準を考えれば、クリック率を高めるタイトルの付け方が見えてくるだろう。

ほかの記事と差別化したタイトル

今回の実験を通して、似たようなタイトルばかりだなと思った。

特に多く感じるのが「〇〇とは」という言葉だ。

クリック率のキーワードだけでも、上位10記事のうち7記事が「〇〇とは」を使っていた。

これだけ多いと、クリック率の定義を知っている人からすると「そんなの知っとるわ」と記事を読む気分がなくなっていく。

実際、前述した自分が選んだ記事も、迷った末に消去法で選んでいる。

似たようなタイトルだと目立たないので、上にある記事を順番に読んでしまいそうだ。


そう考えると、ほかの記事と差別化したタイトルを付けるのは重要だと思える。

ほかの記事と差別化したタイトルを付けるためにも、タイトルを付ける前に上位記事のタイトルには目を通したほうがよいだろう。


また、目立つということを考えると、メタディスクリプションをほかの記事と差別化するのも効果的ではないか。

メタディスクリプションを基準にしてクリックする人も多いので、差別化して目立てば、クリックされる可能性は高くなりそうだ。

最低でも、メタディスクリプションにキーワードくらいは盛り込んでおきたい。

太字で表示されて目立つからだ。

タイトルに顕在ニーズと潜在ニーズを入れる

前述した記事を選んだ理由として「業界平均CTR」という言葉が目に入ったからだと説明した。

自分が業界平均CTRに関心があり「知りたい」と思ったから、クリックした。

この事象を考えると、クリック率を高めるために「顕在ニーズ」「潜在ニーズ」を入れることが重要だと思える。

顕在ニーズと潜在ニーズを簡単に説明すると、顕在ニーズは認識しているニーズであり、潜在ニーズは認識していないニーズである。

例えば「業界平均CTRについて知りたい」は顕在ニーズで「CTRを高めてたくさんの人に記事を読んでほしい」は潜在ニーズだ。

人が検索する理由は顕在ニーズと潜在ニーズを満たしたいからなので、「この記事は私のニーズを満たしてくれそう」と思われれば、クリックされる可能性は高くなるだろう。

順位別平均クリック率

ここでは順位別の平均クリック率について紹介する。

以下のグラフは「seo Clarity」がCTRについて調査した結果をまとめたものだ。

画像出典:seo Clarity「CTR調査研究

1位~10位は、基本的に順位が上がるほどクリック率も上昇している。

ただし11位~20位は、むしろ下位のほうがクリック率が高くなっているので、一概に順位が上がる=クリック率が高くなるとはいえない。

しかし、やはり1位はクリック率が10%を超えているので、クリック率をアップするために1位を目指すのは効果的だといえる。

メタディスクリプションとクリック率の関係


クリック率を上げるというと、メタディスクリプションを設定するのも有効だと考えられる。

人によっては「メタディスクリプションなんて設定する意味あるの?」と思うかもしれない。

かくいうぼくも、メタディスクリプションを設定する意味がわからないうちのひとりだったので、気持ちはわかる。

しかし、以下のデータを見て考え方が変わった。

画像出典:わかること!「検索結果のクリックの基準はタイトルが57%、スニペットが34%


1000人を調査したアンケートによると、クリックする基準においてメタディスクリプションを採用している人が33.6%もいた。

さすがにタイトルには及ばないものの、メタディスクリプションを重要視している人が多いのがわかる。

そのため、クリック率を上げたいのであれば、メタディスクリプションを設定するべきだろう。

検索上位を取るとサイト全体の評価が上がる?


検索上位を取るとサイト全体の評価が上がるという話も見聞きするが、真意のほどは定かではない。

検索上位を取るとサイト全体の評価が上がる根拠はないが、実際に自分が運営しているブログで一気に伸びた日があったのも事実だ。

2023年6/20


順位が上がったり下がったりを繰り返し、ある日一気に伸びた。

大半のコンテンツは何10位も伸びており、こんなことは今まで一回もなかった。

一気に伸びた原因としてリライトしたことも考えたが、リライトしていないコンテンツも大きく伸びていたので、リライトしたのが原因とは思えない。

となると、検索上位を取ったことで、サイト全体の評価が上がるという説は的を得ている気がする。

検索上位を取って被リンクを獲得し、それでドメインパワーが上昇しサイト全体の評価が上がるならわかるが、別に自分の場合は検索上位を取って被リンクを獲得したわけではない。

にもかかわらず、リライトすらしてないコンテンツの順位がアップしたのは、意外だった。

自分が検索上位を取った記事は、どれも検索ボリュームが100を下回るキーワードなので、こんな簡単にサイト全体のコンテンツ順位が上がるなら、ロングテールキーワードを狙わない理由はないと思った。

リライト


検索順位を上げることにおいて、リライトは重要でもあり難しい。

リライトしても順位が変わらないことはざらで、下手をすると順位が大幅に下がることもある

かといって、放置していても順位が上がるわけでもないので、リライトは欠かせない。

ここでは、安定して検索順位を上げるリライトの方法についてまとめている。

次で、実際にリライトした結果を交えた考察を紹介する。

リライトの結果

2023年5/31~6/18日まで

5/31~6/18

「Webライター 必要なもの」97位→44位
「Webライター 準備」25位→38位
「Webライター 向いてる人」41位→23位
「Webライター 提案文」25位→22位
「Webライター 準備」25位→38位

6/1~6/18

「webライター 勉強」35→37
「webライター メリット」36→28
「webライター 未経験 30代」24→44
「webライター ポートフォリオ」圏外→69
「webライター やめとけ」29→42
「webライター 副業」圏外→「Webライター 副業 始め方」でランクイン
「webライター 始め方」圏外→圏外
「webライター プロフィール」18→11
「webライター 挫折」14→10
「webライター ブログ」圏外→90
「webライター ng」11→7
「webライター 直接契約」16→11

6/7~6/18

「webライター どんな仕事」81→63
「webライター 初心者 仕事の取り方」圏外→76
「webライター サンプル記事」4→4
「webライター 原因」35→37

リライト数:20記事
順位がアップした記事:12
順位に変動がなかった記事:1
順位が下がった記事:7

考察

「必要なもの」は、タイトルを変更したくらいなのに、順位が大幅に上がった。タイトルが順位に大きく関わっていることを改めて感じた

リライトしても、大半の記事は順位が微増している程度。

リライトの成果が出ているとは言い難いどころか、かえって順位が大幅に下がった記事がある。

この失敗で気づいたのが、おそらく検索意図に関係ないことを書くと、順位が下がるのだと思った。ほかの記事は大きな変動がないのに、コンテンツを追加した「30代」「やめとけ」は大きく順位を落としたからだ。


「Webライター 未経験 30代」の検索順位

上のグラフを見てもわかるとおり、リライトした6/1から順位が急落している。

仮説が正しいかを調べるために、「30代」で追加したコンテンツを消してみた。

6/5:70位→6/18:44位

コンテンツを消した以外は何もいじっていないのに、検索順位が大きく上がった。

コンテンツを追加して24位から最大で70位まで大きく順位を落としていることも考えると、検索意図に関係ないことを書くと順位が下がるという仮説は正しいと思える。

もしこの仮説が正しいなら、コンテンツを追加するような大幅なリライトは、順位を大きく下げるリスクがあるということ。

リライトして順位を下げた原因のひとつは、「上位記事が書いてなかったコンテンツの追加」だと考えられる。

検索意図と関係ないことを書かないためにも、上位記事の内容を網羅することを目指してリライトするほうが無難だろう。

上位記事にないオリジナリティを交えるのは、そのあとでも良いのではないか。


ちなみに「Webライター 向いてる人」は、コンテンツを追加して順位が大きく上がった(41位→23位)。

これは、上位記事を参考にしてコンテンツを追加した結果、順位が上がったと考えている。

この結果から考えても、上位記事が書いている検索意図を網羅できていないなら、まずは上位記事の検索意図を網羅することを目指すとよいだろう。

順位別のリライトのやり方

リライトは、順位によってやり方が異なる。

11~20位

・スマホ画面でも読みやすいかチェック
・タイトル最適化
・リード文最適化
・目次最適化
・まとめに内部リンクを貼る
・推敲
・潜在ニーズを満たせているかチェック
・一次情報を入れる(データ・ツイート・意見・レビュー・体験談など)
・ファクトチェック
・説得力の弱い文章にエビデンスを追加する(研究データや専門家が書いた文章の引用)
・内部リンク最適化
・画像最適化
・h2文章最適化
・ページ内リンク最適化
・メタディスクリプションを設定する
・音読
・最新情報に更新する

21~50位

・1~10位までの上位サイトの内容をもとにコンテンツを追加
・再検索キーワード調査ツールを使って、上位サイトが見落としている検索意図を探す

51~100位

・1~10位までの上位サイトの内容をもとにコンテンツを追加

100位圏外(何記事書いても100位以内に入れない場合)

・記事の書き方が根本的に間違っている可能性があるので、SEO関連の書籍や動画で記事の書き方を学ぶ

検索順位が21位以上であれば、検索意図を満たせていない可能性が高いと考えられるので、上位サイトや再検索キーワード調査ツールのキーワードをもとに検索意図を探す。

リライトする記事の選び方は以下のとおり。

・投稿してから2~3ヵ月経っている
・検索順位が11~20位の記事(ない場合は21~50位の記事)

・順位が急上昇したときにリライトする
・順位が下がったのはもとに戻るかもしれないので放置
・順位が動かないときにリライトする

直帰率


直帰率はSEOに直接関係している可能性は低い。実際、GA4では直帰率はなくなってしまっている。

なくすということは、Googleがあまり直帰率を重要視していないと考えられる。

とはいえ、直帰率が高いということは「読むに値しないコンテンツ」と読者に見切りをつけられているということなので、高すぎる場合は対策する必要があるだろう。

直帰率を改善する方法としては、以下の方法が考えられる。

リード文の改善
見出しの改善
見た目の改善(アイキャッチの設定や文章に装飾を施すなど)

直感的に読むか読まないかを決める読者が多いはずなので、見た目は重要。

リード文を読んで「自分が知りたい情報はあるか」「自分の悩みを解決してくれるか」を判断するので、リード文は力を入れて書くべき。

見た目やリード文ほど重要ではないが、読んでみたいと思わせる見出しにするのも直帰率を改善するうえで重要だと考えられる。

目次で読むか読まないかを決める人が少なくないからだ。

見出しを改善するには、読者の顕在ニーズや潜在ニーズを入れる。

回遊率


回遊率を高めるとSEOにおいて有利という信憑性の高い情報は見たことがない。

しかし、回遊しているということは読者がサイト内のコンテンツを有益だと思っているからこそ回遊していると考えられるので、SEOの基準として採用されていても不思議ではない。

いずれにしろ、ページを多く読まれるということは商品やサービスを売るチャンスも増えるので、回遊率が高いに越したことはない。

回遊率を高める方法

回遊率を高める方法としては、やはりページと関連のある内部リンクを貼るのがもっとも効果的だろう。

内部リンクを貼れば読者にとっても利便性が高まりクローラーが巡回しやすくなるなどのメリットもあるので、内部リンクを貼らない理由はない。

ただし、適当に内部リンクを貼ってもクリックされないので、回遊率を高めるためには読者が知りたい情報を内部リンク先で提供する必要がある。

読了率

読了率もSEOでよく見聞きする指標だが、読了率がSEOに直接影響しているとは思えない。

例えば、わからない言葉をネット検索して知ったら、続きがあっても読まないだろう。

最後まで読んでもらえなくても、読者の疑問を解決しているので、充分に有益なコンテンツだと考えられる。

キーワードによって最後まで読まれるかの価値も異なるので、読了率を重視しているとは考えにくい。


しかし、間接的には読了率は影響しているとは思う。

最後まで読んでいるということは、読者はコンテンツの内容を読むに値すると信頼しているはずだからである。

「読む価値ないな」と思われたら、すぐにでも離脱するだろう。

良質なコンテンツが作れているかの指標として読了率を参考にするのは、SEOにおいて効果的な手法だろう。

画像最適化


画像は意外と重要なのではないかと思う。

というのも、ほとんどのコンテンツはテキスト情報を中心にしていて、図解などを挿入しているコンテンツは少ないからだ。

オリジナリティを重視するGoogleの考え方からしても、図解などの画像はオリジナリティを出すのに有効な手段のひとつだろう。


また、オリジナリティを出すのに役立つだけでなく、図解を挿入すれば読者の理解を助ける効果も期待できる。

読者満足度が向上すればSEOにおいてプラスに働くので、画像の重要性を感じる。

難点としては、時間や手間がかかってめんどくさいこと。

すべてのコンテンツで図解やアイキャッチを作るとなると、多くの手間と時間がかかる。

そのため、クリック数や表示回数が多いアクセスの見込める記事で画像を最適化するのがおすすめだ。

・SEOは検索エンジンに正しく情報を伝えるためにおこなっている
・画像には人を引きつける魅力がある(Instagram)
・画像のファイル名を設定する
・ファイル名はアンダースコアではなくハイフンにする(Googleも推奨?)
・画像を軽量化する
・最適なリサイズはテーマによって異なる

内部対策

・SEOにおける内部対策とは、自サイト内でおこなう対策のこと
・SEOにおける外部対策とは、自サイトの外でおこなう対策のこと
・読者の再検索を防ぐ
・滞在時間を伸ばす
・内部リンクからほかのページを読んでもらえば商品やサービスを売るチャンスが増える
・内部リンクを貼ることで読者の利便性も良くなる
・読者は内部リンク先の情報を知りたければ読めばいいので選択肢が広がる
・記事を増やすほどクローラーが巡回しにくくなる→巡回してほしい記事までうまく回らない
・スパムとは?
・外部リンクを張って根拠を担保する

E-E-A-T

・経験・専門性・権威性・信頼性
・専門性をアピールできる分野で勝負
・専門性を担保できないなら、寄稿や監修をつけるのもあり
・権威性は主に被リンクで評価される
・信頼性を担保するために、執筆者の情報を詳細に記載する
・E-A-Tの高いサイトから引用する
・経験は、実際に自分が経験したことを記載する必要がある
・商品のレビューや旅行においても、自身の経験を書くことが重要
・専門性を担保するためにも、特化ブログが有利
・被リンクは検索エンジンから高い評価を得ているサイトから得るのが重要
・コアアルゴリズムアップデート


altタグとは

・代替えテキストとも呼ばれる
・画像が表示されなかった際に代わりに表示されるテキスト
・仮に画像が表示されなくてもaltタグが表示されるので、何の画像があったのかがわかる

内部リンク

・内部リンクとは、特定のページからほかの自サイトページへのリンク
・内部リンクが張られているブログは読者満足度も高くなる
・記事を読んでいて読者が知りたいとおもったタイミングで別記事を読めるから
・内部リンクを張るのは読者にとってもSEOにとってもよい
・クローラーはサイト内のリンクをたどって巡回している→そのため、リンクが張られているとクローラーが巡回しやすくなり、クローラビリティもよくなる
・内部リンクを設置することでクローラーの巡回を促し、クローラーのデータ収集をサポートできる
・クローラーをサポートすることで、素早くインデックスしてもらえる
・Google検索セントラルは、GoogleがSEO担当者向けに発信しているサイト
・外部リンク=発リンク?
・ジョン・ミューラーって誰?
・よい内部リンクはUX(ユーザーエクスペリエンス)の向上につながる
・UXで重要なのは滞在時間と、直帰率
・トピッククラスターとリンクジュースを結びつけて考えるのは、無理がありそう
・クリックされない内部リンクは消すか、導入文を変える
・リンクが張られたテキストを「アンカーテキスト」と呼ぶ

内部リンクデータ

ページ表示速度を速くする

・ページの表示速度が3秒以上になると、離脱率が急激に上昇する
・モバイルサイトにて、ページの読み込みに3秒以上かかると、53%のユーザーがページを離れる
離脱率のデータ
ページ速度のデータ
・PageSpeed Insightsのスコアが49点以下なら、改善したほうがいい
・キャッシュとは?:訪問したサイトのデータを一時的に保存し、表示速度を上げる仕組み
・SWELLにキャッシュ系プラグインは必要ない
・プラグインを削除するとページ表示速度が改善する
・50点以上にしないといけない根拠がよくわからない
・100点に近づける必要はない→100点に近づけようとすると、サイト管理上さまざまな問題が出る
・LCPは画像の表示速度?
・CLSはレイアウトのずれ?

表示速度に影響するもの
・プラグイン
・レンタルサーバー
・WordPressテーマ
・ネットワーク環境
・ページのHTML構成
・画像や動画
・JavaScript・CSS

重複コンテンツの定義


重複コンテンツ

SEOツール

SEOを手助けしてくれる優良ツールは数多くある。

ここでは、SEOをおこなうのに役に立ったおすすめのSEOツールを紹介する。

※GoogleサーチコンソールやGoogleアナリティクスなどの、導入していて当たり前のツールは除外。

・GeyKeyword
・GRC
・ruri-co
・再検索キーワード調査ツール
・ピラクラ
・Ubersuggest
・Microsoft Clarity
・Google PageSpeed Insights

GRC

・有限会社シェルウェアが提供している
・支払いは月額払いと年間払いの2種類がある
・個人ブロガーにおすすめなのは、月額495円のプランと月額990円のプラン
・月額495円のプラン(ベーシックプラン)は500キーワードまで調べられる
・月額990円のプラン(スタンダードプラン)は5,000キーワードまで調べられる
・ファインダビリティスコア
・競合の流入キーワードを調べられる
・グラフで順位の推移を可視化できる
・ブログや記事が特定のキーワードで何位に表示されるかを自動的にチェック
・グラフで表示されるので変化がわかりやすい
・2004年からサービス開始
・基本的にはWindowsでしか使えない→Macでもできないことはない
・順位の変動を確認するのが大切
・PayPalで月額支払いが可能(年払いは銀行振り込み)
・モバイル版とPC版の2種類がある

Rank Tracker

・「amazon」「Apple」「Microsoft」などの世界的な企業が導入している
・支払いは月額払いと年間払いの2種類がある
・月額8,524円?
・プロフェッショナル版は年間で16,999円
・スケジュール予約が可能
・SEOキーワードをグループごとに管理できる
・キーワードは無制限で調査できる?
・個人ブロガーならGRCのほうが割安に感じる
・MacでGRCを導入するにはVPSという仮想サーバーを用意する必要がある
・無料版だと検索順位を調べるたびにキーワードを入力しないといけない

メモ
キーワード出現率とは?:特定のキーワードが記事の文章中でどのくらい出現するのかを割合にしたもの

WELQ(ウェルク)事件
・DeNAが運営していたキュレーションメディアが不正確な情報発信や著作権侵害などの問題を起こした事件
・キュレーションメディアとは、決まった条件で情報をまとめて公開しているサイト
・この事件がYMYLの引き金となった
・WELQは健康・医療情報サイトで、当時多くの記事が上位表示されていた
・不適切なマニュアルやクラウドソーシングでの発注に原因があった?
・編集部が存在しなかった?
・肩に霊がついている?
・低品質なコンテンツでも上位を独占できていた
・健康アップデートが2017年12月に起こる
・質より量という発想はリスクが高い
・編集や監修者をつける重要性を感じる

まとめ


SEOについて深く研究したいと思い、今回の記事を書くことに決めた。なるべく一次情報を盛り込めるように、実験した結果なども紹介した。

SEOは複雑でわけがわからないことも多いが、わからないからこそ考えるのが面白い分野でもある。

この記事がSEOについて新しい気づきを与えたなら幸いだ。


最後に、SEOについてリサーチしているときに「良質なコンテンツの定義」の核心を突いたコンテンツに出会えた。

心に刺さるものがあったので、良質なコンテンツ作りを追求したい人は、ぜひ読んでほしい。


参考文献

土居健太郎「10年つかえるSEOの基本」技術評論社、2015
きぐち「ブログで5億円稼いだ方法」ダイヤモンド社、2022
バズ部「リンクジュースとは?SEO用語としての意味と具体的な被リンク戦略

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