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SEOリライトの考察まとめ

リライトは悩ましく、奥が深いです。

答えのない分野というか、結局は高速でPDCAを回すしかないのかなと思ってます。

とはいえ、ある程度の法則性はあると思うので、この記事ではそれをまとめてます。

自分なりに勉強したことや考察をまとめているので、ブログをやっている人は参考になるかと思います。

マニアックな記事なので、ひまな人だけ続きを読んでみてください😌

リライトするタイミングはいつがベスト?

リライトにおいて、永遠のテーマといえます。

調べても人によっていってることがバラバラなので、絶対的な答えはないと思います。

一応の目安としては、下記のとおりです。

・投稿してから最低でも1ヵ月は経っている
・投稿してから2~3ヵ月後にするのが妥当
・順位が大幅に上がったとき
・検索上位記事の順位が右肩下がりになっている

とりあえず「投稿してから1ヵ月経ってないと早すぎる」という意見で一致してました。

順位が安定してないどころか、下手をするとインデックス登録すらされてないからだと考えられます。

つまり、1ヵ月以内にリライトしてしまうと、放っておけば順位が上がるかもしれなかった記事の順位を下げかねないってことです。

ちなみに、ぼくはさっさと施策の検証がしたいので、大体1ヵ月に一回のペースでリライトしてます。

リライトの効果が出るタイミングは?

1日で何10位も上がる場合もありますが、1ヵ月ほどで効果が出やすい印象があります。

少なくとも、1ヵ月くらいは待つのが無難でしょう。

どの記事からリライトすればいいの?

これも非常に悩ましいテーマですが、以下の基準で選ぶのがおすすめです。

・順位が10位以内の記事が最優先(そのなかでもアクセスの多い記事を優先)
・順位が11~30位の記事
・CVRは高いけど、順位は低い記事
・検索順位は高いけど、CTRが低い記事

上記を簡単にまとめると「少ない手間で大きな成果が見込める記事」からリライトするとよいでしょう。

順位によって最適なリライト方法が異なる

これもトップブロガーで意見が一致していました。

これは理にかなっていて、検索下位ならリスクを取るべきだし、逆に上位を取れてるなら、リスクを取る必要がありません。

例えば、検索90位の記事が100位になったところで、大して流入数は変わりません。反対に、検索1位の記事が11位になったら、流入数は大幅に減ります。つまり、リスクを取るのは望ましくないということです。

順位ごとに最適であろうリライト施策は、下記のとおりです。

1~5位の場合(順位をキープするためのリライト)
・公開日の更新
・最新情報の更新

6~10位の場合(順位を微増するためのリライト)
・図解や表の挿入
・客観的データの挿入
・リード文最適化
・アイキャッチの変更
・校正や音読による文章のチェック
・潜在ニーズの見直し+見出しの追加

11~30位の場合(順位を上げるためのリライト)
・タイトル・見出しKWの見直し
・見出しの削除
・オリジナル要素の追加(アンケート・独自の意見・レビュー・体験談など)
・図解や表の挿入
・画像最適化
・客観的データの挿入
・メタディスクリプションの記載
・スマホ最適化
・内部リンク最適化
・熟読率の高い見出しを上にもってくる

31~50位の場合(順位を上げるためのリライト)
・顕在ニーズの見直し+見出しの追加
・図解や表の挿入
・画像最適化
・客観的データの挿入
・メタディスクリプションの記載
・スマホ最適化
・内部リンク最適化
・KWの変更・追加
・熟読率の高い見出しを上にもってくる

51~100位の場合(順位を大幅に上げるためのリライト)
・検索意図の見直し+見出しの追加
・KWの変更・追加
・記事の書き直し

100位圏外の場合(記事の削除がメイン)
・記事の書き直し
・記事の削除

基本的に、リスクがでかい施策ほど順位がアップし、リスクの少ない施策ほど順位は上がりにくいと考えています。

以下の画像でリライト施策をまとめたので、参考にしてください。

リライトにおけるリスクとは、順位が下がることです。つまり、リスクの高い施策を実行するほど、順位が下がるリスクも高くなるってことです。

なので、順位次第で実行する施策を変えるのは、かなり重要なポイントだと思います。

見出しを消す基準は?

リライトをしていると、苦労して書いた見出しを消すしかないケースも少なくないです。

見出しを消す基準としては、以下が考えられます。

・h2見出しの離脱率が高い
・検索意図と関係ない

h2見出しで読者が離脱しているということは、内容に興味を持っていない可能性が高いです。

内容自体に興味があるなら、少なくともh2見出しは読むはず。

h3見出しで離脱してるなら「期待外れの内容だった」「読んでて面白くない」「文章が読みづらい」などの離脱理由が考えられます。

なので、h2見出しで多くの読者が離脱しているなら、見出しを消したほうが読者満足度も上がると思います。

それと、検索意図を間違えるケースも少なくありません。

明確な根拠があるわけでもないですが、検索意図と関係ないことを書くと、順位を下げられると考えられます。


例えば「Webライター 始め方」で検索した読者が一番知りたいのは、Webライターの始め方です。

このキーワードで「副業Webライターで月20万円稼ぐ方法」なんて入れたら、検索意図から外れているでしょう。

検索しているのはどう考えても初心者なのに、いきなり副業で月20万円稼ぐ方法を伝えても、困惑するはずです。「え、まだWebライターを始めてすらいないんだけど?」と反応する読者が大半だと思います。

読者が求めていない情報を書くほど、検索順位は下げられるでしょう。検索意図と関係ないことを書かないためにも、上位記事の分析や関連キーワードの調査が欠かせません。

リライトするときに便利なツール

「リライトするときにどんなツールを使えばいいの?」と疑問を抱く人が多いと思うので、おすすめのツールを紹介します。

・Googleサーチコンソール
・Googleアナリティクス
・ラッコキーワード
・検索順位チェックツール
・ヒートマップツール
・再検索キーワード調査ツール

サチコやアナリティクス、検索順位チェックツールは当たり前として「ラッコキーワード」は汎用性が広くおすすめです。

サジェストキーワードを調べられるだけでなく、上位20記事の見出し抽出や共起語の調査など、数多くの便利な機能を備えてます


あと「再検索キーワード調査ツール」は、超優秀なツールです。

ユーザーがキーワードを再検索したということは、知りたかった情報が書かれていなかったということ。つまり、再検索キーワードから、ニーズを把握できるわけです。

これほど便利な機能を無料で使えるので、利用しない手はないでしょう。


ヒートマップツールも、リライトにおいて必須ですね。ユーザーのサイト内行動を可視化できるので、記事内の改善点を把握できます。

例えば、熟読率の高い見出しが下部にあれば上にもってくる、熟読率が低く離脱が多い見出しは削除するなどの施策が考えられます。

ヒートマップツールを使って分析するのを「めんどくせ」と思うかもですが、記事のクオリティを高めるために必須の作業です。

ヒートマップツールのおすすめは、無料で使える「Microsoft Clarity」です。

リライトするときに参考にしたい指標

「リライトするときに、どの指標を参考にすればいいの?」と疑問に思う人も多いでしょう。サチコにしろGA4にしろ、指標が多すぎてわけがわかりませんよね。

個人的に重要だと思う指標は下記です。

Googleサーチコンソール指標
・検索順位
・流入クエリ
・CTR
・表示回数

GA4指標
・平均エンゲージメント時間
・CVR(コンバージョン設定が必要)
・流入数/月
・スクロール
・ユーザーあたりのビュー

ヒートマップ指標
・熟読率
・目次までの離脱率

「多いな」と思うかもですが、これでも数を絞ってます。

リライトの目標をざっくりいうと「検索順位を上げて表示回数を増やす。表示回数を増やして、CVの数を増やす」といったところでしょう。

最終目標はブログの収益化なので、収益化するために各指標の数値を改善する必要があります。

SEOリライトの手順

リライトするといっても適当にすればいいわけでもなく、手順が大事だと思います。

SEOリライトの手順は下記のとおりです。

・手順1:目標を設定する
・手順2:目標達成度の確認をする
・手順3:目標を達成するための仮説を立てる
・手順4:仮説をもとに改善施策を実行する

手順に沿って解説していきます。


手順1:目標を設定する

まずは目標を設定します。

目標を設定しないと、データを集めたところで改善がうまくいかないからです。

具体的には、下記のような目標が考えられます。

・検索順位5位以上
・CVRを1%以上にする
・CTR20%以上を狙う

リライトする前に目標から決めておきましょう。


手順2:目標達成度の確認をする

目標が決まったら、達成度を確認します。

具体的には「Googleサーチコンソール」「GA4」などのツールを使って確認します。

目標が達成できていれば問題ありませんし、達成できていなければ、次の手順に進みます。


手順3:目標を達成するための仮説を立てる

目標を立てたところで、一発で望む結果が出ることはまずないでしょう。

目標を達成できなかった場合、達成するための仮説を立てる必要があります。

例えば、下記の仮説が考えられます。

・検索順位が低い→検索意図を網羅できていない?
・CVRが低い→訴求文に問題がある?
・CTRが低い→タイトルやメタディスクリプションに問題がある?

改善施策を実行するためにも、仮説を立てましょう。


手順4:仮説をもとに改善施策を実行する

仮説を立てたら改善施策を実行します。

例えば、以下の改善施策が挙げられます。

・検索意図が網羅できていない→上位記事を分析し、見出しを追加する
・訴求文に問題がある→訴求文を修正する
・タイトルやメタディスクリプションに問題がある→修正する

また、改善施策の効果を正確に検証するためにも、施策の内容や実施日をメモするのがおすすめです。

メモしておかないと何を改善したのか忘れてしまうので、メモしておきましょう。

「Excel」「スプレッドシート」などにメモしてデータを管理するのがおすすめです。


SEOリライトのコツ

コツといえば、何といっても「高速でPDCAを回す」です。

「仮説を出す→施策を実行する→効果を検証する」というサイクルを、いかに早く回すかがリライトで成功するために大切でしょう。

あとは「順位が高い伸びしろのある記事を育てる」というのは重要かなと。

順位圏外でPVがまったくない記事より、11~30位くらいの記事を伸ばしたほうが効率がいいでしょう。

潜在ニーズなんて、どうやって見つけるの?

最後に、潜在ニーズの見つけ方を解説します。

「ブログ記事において潜在ニーズが重要」なんて言葉を、1億2000万回くらい聞いたことがあるでしょう。

重要だとは聞くものの、具体的な潜在ニーズの見つけ方については、知らない人が大半だと思います。

かくいうぼくも、絶対的な答えがあるわけでもないです。しかし「これはよくね?」というやり方はあるので、紹介します。

「HARMの法則」から潜在ニーズを予測する
「HARMの法則って何やねん」という人のためにざっくり説明すると、人間の代表的な悩みを表した法則です。


例えば、Webライターやブロガーが情報を求める最たる理由は「お金がほしい」だと思うんです。

「私は趣味でやってるから、お金なんていらない!」という人もいますけど、そういう人は情報を積極的に探さないですよね。

検索エンジンや書籍を利用して情報を調べる人は、根底にお金稼ぎの欲求があると思います。

例えば「Webライター 始め方」で検索したなら「副業でお金を稼ぎたい」という潜在ニーズがあるはずです。

人間の悩みとして根深い「健康」「キャリア」「人間関係」「お金」。いずれかに潜在ニーズが隠れている可能性が高いでしょう。

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