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アーケード未発売・未稼働ゲーム大全:気になる新刊

2021年11月20日発売/160ページ/1,980円

未発売作品やロケテ版などの情報を詰め込んだ一冊

めちゃくちゃハイレベルな同人誌をいくつも輩出しているテレビゲーム史研究家のぜくう氏。そのハイレベルさからMr.ドットマンの同人誌は第23回日本自費出版文化賞にも入選したほどだが、ぜくう氏が手掛けるアーケードゲーム本が、三才ブックスから新たに発売されることとなった。

三才ブックスのゲーム関係の本と言えば、最近だと「セガハード大全」が結局世に出ず?に残念な結果になったが、本書においては校正紙(表1と表4)の存在がゲームラボのツイートで確認されており、問題なく発売されると見てよいだろう(流石にこの段階で発売中止は金銭的ダメージが大きい故)。

肝心の中身は「アーケード未発売・未稼働ゲーム大全」の名の通り、日本のアーケードシーンにおいて未発売となった作品やロケテが行われたものの、稼働することはなかった作品集。表紙を見る限りだが、関係者へのインタビューも行われているようだ。ただ、著者のぜくう氏によれば紙面の関係で1999年迄の区切りとしているため「すべてが網羅されている」というわけではないらしいことではないらしいため、その部分にはご注意を。

反響次第では2000年以降の情報が記載された続刊も期待できそうなので、気になる方もそうでない方も買い。

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