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2020年に買ってよかったもの②:ランドリーラック

本来の用途とはかけ離れた使い方だが、これは個人的におすすめできる。

あんまり見かけなくなったアーケード筐体

街のゲームセンターは気づいたら消え、見かける機会も減ったアーケードゲームの筐体。どんなやつだっけ? という人のために画像を載せるとこんなやつだ(といいつつプラモデル。ウェーブの公式サイトから引用)。

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これはアストロシティという筐体で、コイン投入口にお金を入れて遊ぶ。90年代はビデオゲームが大変に流行っていたので、ある程度年齢がいった人なら懐かしい思い出のひとつやふたつあるはずだ。昨今のリバイバルブームはこのアーケードゲーム筐体にもやってきており、セガが先日アストロシティミニを発表したり、ARCADE1UPという3/4サイズの筐体が発売されたりと盛り上がりを見せている。
とはいえ、やはりだ。やはり、一番はゲーセンで稼働している実機であり、一度は手に入れてみたいと思った人もいるのではないだろうか。
アーケードゲーム筐体の実機は経路が限られてはいるものの、個人でも購入可能である。筐体の種類にもよるが、アーケード基板を取り扱っている専門店だったり、ヤフオクだったりで数万円も出せば買える(カプコンのミニキュートなど高騰しているものもあるのでピンきり)。サイズがサイズなだけに送料が結構かかってしまうものの、トータルでも安い筐体なら5万円くらいだろうか。置き場さえ確保できれば、現行のコンシューマーゲーム機を買う感覚でいけてしまう。

ゲーム筐体上部のデッドスペースはランドリーラックで解決

「意外と安いじゃん」てな具合で筐体を買うと悩むのが、家のどこに置くかだ。先に挙げたアストロ筐体は割と一般的なモデルだが、横幅750mm ,奥行905mm ,縦幅1445mmとなかなかなサイズ。さすがにゲーセンよろしく部屋の中央に置くということをする人はいないと思われるので、部屋の四隅のどこかに設置することとなるだろう。当方もご多分に漏れず角に置いた。

さて、ここからが本題である。

筐体を設置すると思ったより上部がデッドスペースなことがわかる。さらに、筐体の構造上、上部になにも物を置けないので、筐体を置いた空間は完全に筐体だけで終わってしまう。この上部の空間をどうにか活かせれば、日本の狭い住環境でもアーケードゲーム筐体の取り回しがよくなるはずだと私は思案し、その結果としてランドリーラックの活用にたどり着いた。
ランドリーラックというのは洗濯機の上部スペースを有効活用するためのラックだ。洗剤とか洗濯カゴとか置いたりできて便利なやつ。サイズ的に筐体に横展開できるのではないかと探した結果、今は以下のものを使っている。

このアイリスプラザのランドリーラックは棚を設置する位置が固定なのが痛いが、横幅が可変できて筐体を選ばずに使えるのがいい。棚もよほど縦が大きいものでなければ最上部と真ん中の2段は確実だ。

ラックの右か左どちらかにメッシュパネルを設置できるため、S字フックやタイラップなどを使ってゲームに必要な小物をかけておくこともできて便利。ランドリーラックは後付でもいけるため、筐体を先に設置していても少しの空間があれば問題なく増設可能だ(苦労するけど)。
当然ながら、これは賛否両論あるだろう。筐体を家に置くということは、おうちゲーセンのためであり、景観も含めてのレイアウトが重視される。ランドリーラックなんざ邪道も邪道で景観ぶち壊しまくりなのだ。生粋のゲーマーから全力でぶん殴られても仕方なしと思っているが、それでも個人的には上部のスペースにいろいろ物がおけて結構オススメである。使わなくなったら分解してしまって置けるし。狭い空間でやりくりしている方で、景観にそれほどこだわりがないのならぜひお試し頂きたいところ。しかし、ランドリーラックもこんなことに使われるとは思っていなかっただろう。
2020年に買ってよかったものの紹介であると同時に、本テキストがアーケード筐体をお持ちの方の参考に少しでもなれば幸いである。

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