土曜の夕方、町内会の方が来られました。

 「新しく役員になったものですけど、お宅 テレビ観られてないんですよね？線を切らせてもらおうかと思うんだけど…。」
「線を切る？どういう事でしょう？」
「去年の12月にお宅がテレビは観ないから切ってくれていいと言って来たと聞いて…。YouTubeとかを見られてるんでしょう？」
「まぁ…そうですけど…。」

 去年の暮れなんて 役員の人と話なんてしてないし、もしかしたら 先日会費の件で来られた時の話だろうか？
「ちょっと待ってくださいね。夫に確認してきます。」

缶チューハイ5本をかなりのハイペースで飲んでいた夫…。かなり出来上がっていました🍺٩(𖦹ω𖦹‎)ｳｨｰ

「去年の暮れ、テレビ観んから線を切ってくれ、なんて言いに行ったの？」

「知らん。」
「役員の人が来て線を切るって言ってるよ。」
「切られたら困る。」
「分かった。」

私は再び玄関に…。
「すみません。夫は行ってないと言うんですが…。もしかしたら会費の件だったんでしょうか？」

「いやいや、僕も引き継ぎで聞いただけでよくわからんのです。
有線を引っ張って共同で使っているものだから…。」

ん？共同？
ちょっと話が見えなくなってきました。
「会費を払わないと言ったからですか？会費で賄われるんですか？」
「会費とは全く関係ありません。言ってないとなれば話が混ざってしまったのかも知れません。」
「わざわざ行くことはないと思います。」
「分かりました。」

役員さんは帰って行きました。

…が！

直ぐに引き返して来られました。

「もう一度確認の為に聞きますがテレビは観られてないんですよね？」
「あっ。たまには観るかもです💦」
「だったらお金が発生しますよ。みんな出し合っているんだから…。」
「お金ってなんですか？今までお支払いしたことありませんけど？」

ここで酔っ払いの夫が登場しました。
「まだ何か用があるんかな！」
「ご主人、今年から役員になりテレビの担当になりました。テレビは見ないと聞いたので共同有線の線を切らして欲しいんだけど。」

「ああ、どうぞどうぞ切ってください。」

「そうですか。では敷地内か敷地外かどちらで切らせてもらましょうか？」

「それはうちではわからんから大家に聞いてくれ。」

「でも 住んでるのはお宅でしょう？」
言い終わる前に夫が畳み掛けます。

「人の話を聞け😠持ち主に聞かんとわからんやろう？」
酔ってるので喋る声が大きく威圧しているように感じます。
「ご主人、落ち着いてください。僕の話を聞いてください。」
「いや！まずこっちの話を聞け。」

私はもう内心ヒヤヒヤです(¯―¯٥)
「大家さんがどこに居るのか連絡先が分からないのでどうしようもないんです。」

「連絡先？教えるよ。」
夫はそう言うと私の方を見ました。夫は連絡先を知りません。

急いで携帯番号をメモして役員さんに渡しました。

何とか変に揉めることなく帰ってもらいました。

「線、切って大丈夫なん？」
「大丈夫。うちはアンテナ立てとるが。」

あ〜〜、そうでした。思い出しました。

 ここに引っ越すとき、テレビの共同アンテナの話が出ていました。月々の使用料が高額だったため、うちは使わないと拒否し、アンテナを購入したのでした📺

去年の暮れとか役員さんが言うから私、ちょっと混乱してたみたいです。

でもきっとあの役員さん、あの家のダンナ、めんどくさいぞと報告しているでしょうね。

村八分決定ですね(笑)