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肋骨骨折…😢

先日転倒された利用者さんが来られました。

杖を使われていますが  歩行が不安定だったので 車椅子で対応させてもらいました。

その後の容態が分からなかったのですが 病院に行かれ肋骨骨折だと管理者から聞かされました。


……かなりのショックです。

同時に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。

コルセットを巻いて ちょっと元気がないように見受けられました。

少し前から 発語に力がなく、今まで出来ていた脳トレが上手く出来なくなったりしていました。

この怪我がきっかけで  もっと機能が低下しないか心配です…😔

入浴はシャワーで済ませました。

昼食はおかずを少し残されています。「嫌いなおかずだから。」と言われていましたが 数ヶ月前ならありえない事です。残される事はありませんでした。

帰る前、再度身体に打ち身などがないか確認をしました。

幸い背中やおしりは綺麗でご本人も他に痛いところはないと言われました。

ところが…

下半身のチェックをすると左膝の下にかすり傷があり少し大きめの剥離があり出血していました。

木曜日、転倒された時には無かった傷です。

身体のチェック、トイレ誘導でも膝がなにかに当たることはありませんでした。

 入浴時にも確認出来なかったと思います。

もしかしたらご自宅で転倒されていたのかもしれません。最近 ご自宅でよく滑って転ばれ膝を怪我されるようになられていましたから…。
ガーゼ保護をして さぁ、ご自宅にお送りする時間です💨

いつもならひとりで送るのですが この利用者さんは自宅のリビングで薬を飲んで貰うまでがサービスです。

段が数個あり ひとりで送るには不安がありました。

若い看護師さんに帯同してもらいお送りすることにしました。

勝手口までは車椅子でスムーズに行きましたが段を上がり靴を脱いでリビングに入るのは大変です。

看護師に手引きをしてもらい 私が後ろに着きました。

靴を脱ぐときには 利用者さんのおしりが私の肩に乗るようにしました。

何とかリビングの椅子に腰掛けてもらえました。

 利用者さんは一人暮らしです。敷地内に身内の方がおられますが ほとんどノータッチです。ヘルパーさんが来て介助を受けています。

ヘルパーさんがテーブルにお茶とおやつを置いてくれていました。

ちょっとだけホッとしたのは 利用者さんがおやつをパクつかれた事です。【食べる意欲がある!!】薬も上手に摂取されました。

 ご本人に確認し 冷蔵庫を確認させてもらいましたが賞味期限の切れた惣菜やお弁当ばかりでした。

勝手に処分をする訳にはいかないので 期限切れとそうでないものに分けておきました。

普通ならば もうお役御免ですが ベッドまでおひとりでは到底移動出来る状態ではありません。
短いとはいえ廊下があります。

ベッドまで2人で誘導し 水分が直ぐに摂れるようにし何度も大丈夫か確認をし施設に戻りました。

 ベッドの部屋にはもしもの時に誰かに連絡できるようなものはありませんでした。台所に息子さんの携帯番号を書いた紙が貼ってあるだけでした。

次のご利用は明後日です。

それまでちゃんと無事に過ごされるか心配です😟

家庭の状況を管理者に報告をしました。

私たちに出来ることはこれくらい…。

私の不注意で転倒させてしまった…。猛省しています。

利用者さんの怪我によって考えさせられることもありました。家族の関わり方、ネットワーク、介護士としての限界…。

そしてまた 転倒させてしまったことの後悔…。

 頭の中で同じ事がぐるぐる巡っています。

命を預かる仕事の難しさ、機能向上と現状維持とのバランスや見極め。自己嫌悪に陥り仕事辞めたいとかなり落ち込んでいます。

明日はいよいよ監査が入ります。私は入浴業務です。現場は悩む暇などありません。目の前の利用者さんが喜んで帰っていただけるよう誠意を持って接するのみです。

後ろ向きで仕事をすると良くない結果を生む事が多いので  前向きに取り組んでいこうと思っています。

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