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炎上について僕が思うこと。そして、ハリネズミ。

言葉の力が強くなったり弱くなったりしてることを最近強く感じる。

例えば、Twitter。140文字という現代版川柳のような立ち位置で、日常のなんでもないことをつぶやくツール。ツイート欄に「いまどうしてる?」という言葉があるが、実際は「いまどうしてる?」なんてつぶやく場所ではなくなっている。どちらかといえば、「いまなにかんがえてる?」が近い気がする。Twitterは行動をシェアするツールではなく、自分の思想を宣誓する場所になっている。

そんなTwitter上にも強い言葉と弱い言葉が存在する。「強い」とは、影響力があるという意味に限定すれば、影響力を持つ言葉とはなにか?

SNS以前は有名人の発言のみが影響力を持っていた。むしろ影響力がある人が有名人だった。しかし、SNS以降、一般人であってもその言葉、Twitterで言えばたった140文字が見た人にササる言葉であれば強い言葉になるようになった。ササるためには、トゲが必要だ。だから、強い言葉を求めるがあまり、Twitter上にはトゲがあふれてきた。それが様々なクソリプやくだらないやり取りの火種になったりしている。

では、人を傷つけない強い言葉であるにはどうすればいいか?

その答えははりねずみにある。

彼らは威嚇のためにトゲを持っているが、今や癒し動物として可愛い動物bot界隈で見ない日はない。つまり、トゲはあるけれども、その強さで人を傷つけていない。むしろ癒している。
一見ふざけているような話だが、ハリネズミが愛されるわけこそ人類を救う鍵だ。
単にトゲがある言葉に対してもっと優しい言葉で、という注意は意味がない。ハリネズミに対してそのハリが邪魔だから、今すぐハリをとれというようなものだ。

では、ハリネズミのどこを学べば良いのか?
ハリネズミが愛される理由はそのキャラクター性にある。つまり、SNSで言えば、アカウントにキャラクター性をもたせることだ。そうなれば、たまにトゲのある発言をしても、あっそう言えばハリネズミってトゲあったなくらいの気持ちで受け止められる。

議論が漠然としてるので少しだけ具体的に考えよう。例えば、「いま何してる?」5に対して「いま何考えてる?」1くらいでつぶやく。そんなマイルールを設けてSNSと向き合えば、平和な世界に近づくんじゃないだろうか。だってみんなハリネズミになるのだから。
#雑文 #炎上 #SNS #エッセイ #コラム

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