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⑱45分授業さ、キツない?〜授業はじめのルーティン〜

小学校中堅教員です。先日、ジブリの「ハウルの動く城」を初めてちゃんと見ました。

あれは、おもしろいですな。
「城」ってハウルにとっての「家」であり、動く家であれば平和な場所にいつでもみんなで移動できて無敵ですな。最後には、家を捨てるシーンがありました。

もはや、家族がいれば世界中、家なのかもしれません・・・。

そう僕が熱く語ると、嫁さんは白目でした。


僕の家も動くと通勤や帰省が楽なのですが。。



45分授業がなかなかキツい

ショート動画全盛期の昨今。
たくさんの短いインスタントな情報が飛び交う中で、45分授業が難しいなあと最近は感じています。

・・・大体、難しい状態の学級の授業は「テンポ」が悪い。

教師しゃべりすぎ、
自力解決という名の地獄長すぎ、
自由進度という名の「知識のみ」の伝達タイム、
優等生無双、
なイメージを持っています。(個人の感想です)


ここ、もうちょい語りたいのですが置いときます。
(noteなんで、たまにはこういうのも。)



10分の帯学習と35分の本時
15分の帯学習と30分の本時
15分を3本

くらいで、ええなあと個人的に感じています。


帯学習 〜国語〜

国語は、「①漢字ドリル音読」と「②5問漢字テスト」からスタートです。


①漢字ドリル音読に関しては、土居先生の著書から参考にしています。

僕の場合は、ドリル全部ではなく、学期を4〜5つくらいのブロックに分けてその範囲を音読するようにしています。(今は、p4〜13みたいな感じ)


②5問漢字テスト は、昨年度から取り組んでいます。
日替わりで3人の子どもたちが1問ずつ出題。残り2問は、担任である僕が出します。

テーマは、【学習の成果を確かめる問題を漢字ドリルから出そう】です。


この 5問漢字テスト専用ノート を作って(大学ノートを半分にカットして端に穴開けてヒモでくくったもの)机横に吊るし、

「ほな、今日も行きます。今日は51問目〜55問目だね。」

なんて問題番号を継続していくと、(おぉ…俺ら、こんなに続けているのか)感出て良いです。昨年度は500問を突破しました。今年度はもうすぐで50問目、かな。継続って、気持ちがいいです。


では、記念すべき100問目を私から出します。【憲法を知る】さあ、書きなさい!さあ!! 久々に、憲法とか出したら来週の50問テストにええかな思って出しましたん。



帯学習〜社会〜

今年度は4年担任なので、社会の授業開始は地図帳からです。一日2問ずつ出しています。


「ほな、1問目。 厳島神社! 1分以内にいけるかな。よーいどん」

てな感じです。今年度もすでに20問近く出したので、8割の子が1分以内に見つけられるようになりました。
その後、NHK for schoolのクリップ動画なんかで補足説明を軽くしています。


1問目は、今覚えさせたい都道府県に関するもの。(例えば今週なら中国地方を重点的に出していました。)

2問目は、いずれ役立つ【聞いたことある】地名にすることを心がけています。(庄内平野、焼津、奥羽山脈、島原、鎌倉、択捉島、下関・・・みたいな)

2学期ごろになったら、地図帳にも慣れるので
「さくらんぼの生産1位の都道府県の県庁所在地」
とか
「世界遺産で和歌山県にある古い道」
なんて難しいものにしたりもします。



また、Kahootで都道府県の各地方の問題出題も週に1回ほど取り組みます。
サブマリンがやっぱり個人的には一番かなあ。


見つけた! 鳥取砂丘!鉛筆で◯つけよう。
あらあら。◯つけすぎて、どのページも汚れてきたじゃない。地図帳は5年生までに汚しまくるものです。
来年の担任よ。地図帳マニアにして託します


いろいろダラダラと言いましたが・・・

積み重ねの力ってやっぱりすごいですね。

数字が積み重なると、僕も子どもたちも燃えてきます。


もちろん、
授業の本質的な内容大切!


ただ僕がよく酔った時に後輩に話すのは

9回でなく、6回までなら大阪桐蔭に勝てるチームはより増えるんちゃう?

ということです。

伝われっ!!! 
45分を倒しましょう。
30分なら、15分
3本なら、勝算が増える学級も多いのでは。

帯学習で、子どもたちと数字を積み上げて基礎定着。
そして、勝率アップ。


読んで頂き、ありがとうございました。

スキ、コメント、ダメだし、待ってます。


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