④数字に逃げる、数字に頼る
はじめまして。プリングルッスと申します。
小学校の教員生活15年目も後半となって参りました。中堅も中堅です。
noteを見ている方はきっとレアな方なので、よりダラダラ、本音に近い形で書いてみようと思います。
さあ、3学期です
私の自治体は明日から3学期です。いよいよ最後の3学期。僕は、毎年この学期に新しいものを試し関係性のできた子どもたちに
「このやり方、どう?」
なんて聞きながら実践していくので、わりと楽しみです。
そうは言っても、なかなか学級や学年が難しい状況で指折り数えている同僚も、憂鬱な後輩もいるかもしれません。
そこで今日は僕がよく同僚や後輩に伝える
「数字に逃げる」ということをお伝えします。
数字に逃げる
先が見えない、実態が分からないから「しんどさ」を感じてしまうのです。数字で仮の決定をしてしまいましょう。
①このクレームは、まあ あと6回だ!
②彼らのトラブルも、あと10回かな。
③あの機関に電話かけるのも、きっとあと15回。
そんな仮の決定をしてしまうと、腹をくくれます。
困難はあと何回か。対決はあと何回か。仮の決定をしてしまいましょう。私も後輩をはげますためによく言います。
「僕の予想では、あと10回。よし、それより減らせたら我々の勝ちや!」な〜んて。
数字を頼る
進んでいるのか分からないからしんどい。数値化してしまいましょう。
①〜〜しない子は6人。よし、今日は5人にしよう。
②保護者が電話に出てくれない…。今日、2回かけよう。それでダメなら生指に報告だ。
③昨日は5分で離席したけど、今日は6分。おお!20%アップ!?やったー
④給食準備が他クラスと比べて遅いな…毎日、記録を書いてみよう。1月だけでも続けよう…。
⑤子どもたちの良いところを毎日10こ伝えよう。とりあえず、2週だけでも続けよう…。
⑥赤すりの教科書見るのは、1時間に2回までにしてみよう。
⑦苦手な同僚にも、絶対に週に1回は自分から声をかける!
数字を頼りにすると、変化や成長に敏感になるかもしれません。
そして、ちょっと楽に。ちょっと向上心をもてます。
僕も数字を使う。
僕は、担任 兼 生指を長いことしていました。
生指としての時間が十分に取れず同僚や子どもたちを救いきれず常に黒いモヤモヤがあります。しかし、
「絶対に1日1回は全学級の前を通る。」
「生活指導だよりを◯回発行する。」
「月曜は◯年、火曜は□年、水曜は△年の先生に放課後声をかける。」
「あまり僕のことを信頼していない〜〜先生にも、週に1回絶対に自分から声をかける。逃げへん」
と勝手に決めていました。
数字を頼ると、ベストを出している気がして、少し落ち着きました。進んでいる感じがするのです。
がんばろう、3学期
数字に逃げる、数字を頼る、というのは結局のところ
「教師として頑張るため」
「しんどい今をふんばるためのもの」です。
僕らが今年の子どもたちに関与できるのは残り約50日。
頑張ります!! 読んでくださりありがとうございました。
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