⑧ズラすことを心がける
プリングルッスと申します。
小学校の教員生活15年目も後半となって参りました。中堅も中堅です。
noteを見ている方はきっとレアな方なので、よりダラダラ、本音に近い形で書いてみようと思います。
今日のテーマは「ズラす」。
声かけでズラす
子どもたちに声をかけるときには、なるべく「ズラす」ことを考えています。
エスケープした他クラスの児童を発見した時、「何してるの!」「だめじゃない!」「大丈夫?」「見つけたぞ〜」正面から声をかけるのははっきり言って悪手です。
◯その辺で、子猫おってん。白と黒の。おった? 向こうに茶色のもおるから行こうや。
◯うちの学校の7不思議知っとる? 笑うベートーベン、見にいくで。
そんなズラしなら、子どもたちも初動のきっかけができるかもしれません。
時期をズラす
同学年を担任する後輩クラスより、理科や図画工作、体育といった準備が大変なものを数日ズラして早めに行う。
「一昨日、理科の燃焼実験やってましたね! 何か気をつけることあります?」
「1つ実験器具であやしいのがあったから〜〜」
なんて会話が生まれると良い感じですね。
どうせ、自分がする授業準備で喜ぶ人が増えるのは良いことです。
提出物が揃いにくい、連絡がつきにくい家庭もあります。
今の勤務校で2年目以降なら集める書類も何となく分かります。
◯別件で連絡がつながったときに、
「最後にAさん2点いいです?
来月、◯◯健診あるんですが希望されます?…ああ、じゃあ希望されないにしておきますね。また後日プリントもお配りするので、気が変わられましたら提出してくださいね!
また、2学期の懇談会の希望時間いつにしましょうか? …16時くらいですね。他の方もいるので約束はできませんが、ご希望承りました!」
これで、みんなニッコニコです。
もちろん、他の家庭と平等性は配慮したいですね。(しかしね、この配慮をすることで、早く予定がわかる、提出書類締め切り前に担任が学級や授業に向けるエネルギー増等 他の家庭にも得はあると信じています。)
油引きを勤務自治体では教師がするのですが、数日ズラすだけで用具はあいています。
お楽しみ会だって、一日ずらすと体育館や運動場も空いているかもしれません。
時期をズラすだけで、何だか余裕が生まれます。
何をズラせるか
勤務校は所謂、所見は年度末のみです。
そうなると冬休み等、長期休業中にメモ程度で記入しておくだけでほぼ完成してしまいます。
ある子の所見は
「運動会で応援団に立候補 1学期の分数のわり算では様々な解法を考えーー また、ペア学年交流では清掃時に率先して水拭き 」
なんて感じで仕上がっています。もう、その気になれば完成しそうですね。
何がズラせるか考えると、同じ労力で効果を最大化できるかもしれません。今後も考えながら過ごしていきたいです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?