テレビ日記

「おっさんずラブ-in the sky-」2話の違和感、不快感、全部書く!!!!!!【+personについて】

2話もリアタイしました。

山本監督回ということで、ロマンチックに見せたいシーンの「撮り方」はさすがでした。が、脚本はハチャメチャなので、全体としてダメだったことに変わりはありませんでした。
本日は、2話で感じた違和感と不快感について、全部書きま~~~す!!!!!!!!!!よろしくお願いします。

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 ---1話の感想はこちらからどうぞ---

■違和感、不快感8つ

武蔵が春田を好きになる理由、何?
春田、中途入社の新人のくせに、先輩に対してため口。
その春田が「先輩へのアドバイスで問題解決」というシナリオ。
成瀬の「パワハラ疑惑」、1話の時点でパワハラはメチャメチャあった。
パワハラは「会社の信用に関わる」と会社側が発言。
成瀬や有栖川など、キャラクターの話し方や発言が、とてもパイロットやCAという難易度の高い職業についている人物とは思えないほど幼稚。
パイロットが仕事に影響するかもしれないので「心臓が痛い…」と受診しているのに、「恋の病」という回答。
ラストカットで女性ヒロインの橘緋夏と黒澤武蔵が親子だと発覚。
父と娘が一人の男性を取り合うこと、笑えるのか?

ざっとこんなところです。
ひとつずつ見ていきますね。


①武蔵が春田を好きになる理由、何?

1話の春田、評価できるとしたら便器に手を入れられる自己犠牲の精神くらいですよね。

「あの時の挨拶に感銘を受けて!」と尊敬の目を向けられ、ただ天気の話として「月がきれい」だと言われたことを超絶ポジティブに解釈して舞い上がる様はまるで、若手社員に上司として信頼されているだけなのに「俺のこと好きに違いない!どうすればいいですか?」と読売新聞の人生案内に投稿してボロクソに言われるジジイのようです。
天空不動産では11年という時間がこれらの説得力となりましたが、初日で好きに…?こういう職種にも関わらず遅刻してきたのに…?
これは天空不動産のときも思ったし、性格としてダメとは言いませんが、この武蔵という男、自分に自信がありすぎる…


②春田、中途入社の新人なのに、先輩に対してため口・呼び捨て。
③その春田が「先輩へのアドバイスで問題解決」というシナリオ。

メチャメチャ不自然ですよね?????
春田の行動で解決させたいなら、「新人」という設定は無茶だった。
年上な上に業界未経験だし、周りに教わることたくさんあるだろうになぜ何の説明もなくため口、呼び捨てなのか。会社員の経験がないとわからないことなのか…????脚本家も制作陣も変やな~と思わなかったのか。

まだフライトもしてないような、入ってすぐの新人が聴聞会でハッキリ発言できるのはすごいけどさ…

結局気持ちが先走っていて発言しただけで、論理的にかばうことが出来たわけでもない。「こいついいやつ」って!先輩相手に!礼節を知らない勘違い野郎。浅い!


④成瀬の「パワハラ疑惑」、1話の時点でパワハラはメチャメチャあった。

・突然のキス=セクハラ、パワハラ
・コーヒーぶっかけ×2=パワハラ

成瀬の「嫌いです」もどうかと思う。性格の問題で処理せず、ハラスメントを見過ごさない時代になってきてるんじゃないの??????

ピーチはそんな会社なのか。


⑤パワハラは「会社の信用に関わる」と会社側が発言。

複数回みられた発言。

パワハラの、実態調査は、1番は従業員を守るためにやるんじゃないんですか???????
問い合わせメールの内容調査だけではなく、CAや整備士からの苦情も出ていたと言ってるので「実際に被害を受けたスタッフがいるかもしれない」という上での調査でしょ?有栖川に関しては完全に彼女が悪いことに間違いなさそうですが、他の事例についてはどうだったの????

1話のキスで十分ハラスメント加害者として処分対象になりうるし、そういうハラスメント加害者かもしれない従業員を「処分されてしまうかも?!」「可哀相…!ピンチ!」という目線で描くのはどうなんだ。ハラスメントとコメディをはき違えているのではないでしょうか!

ピーチは従業員よりイメージが大事な会社なの???


⑥成瀬や有栖川など、キャラクターの話し方や発言が、とてもパイロットやCAという難易度の高い職業についている人物とは思えないほど幼稚。

聴聞会の場で「ムカついてるし…」と言ってしまう有栖川も、春田に「嫌いです!」とぷんすかしちゃう成瀬も、本当に優秀な人材として航空会社に入社した人物なのか疑わしい。

何度も言いますが、パイロットもCAも命を預かるお仕事ですよね。
有栖川の思考力・判断力の低さも、成瀬の頑固で身勝手な性格もこれらの職業に適正があるようには見えません。

貴島Pは雑誌で「ITSはお仕事ドラマだ」と仰せでしたから、ここに大きな矛盾を感じます。

ピーチはこんな会社なの????


⑦パイロットが仕事に影響するかもしれないので
「心臓が痛い…」と受診しているのに、「恋の病」という回答。

コメディといえばコメディのシーンでしょうが、過剰で陳腐で「お仕事ドラマ」っぽくはないよねと思いました。

「精神的なもの」と診断されて「もしかして…恋の病?!」ならまだわかる。武蔵は脳内お花畑タイプのおじさんだし。
ですが、医師に「恋の病」と言わせるのはちょっと…。ダサ安い。


⑧ラストカットで女性ヒロインの橘緋夏と黒澤武蔵が親子だと発覚。
父と娘が一人の男性を取り合うこと、笑えるのか?

これもさ…明らかに「男性を男性が好きになることが面白い」という前提の上生み出された地獄だと思います。

春田のことも武蔵のことも大事にしてないからこんなことが出来るんだ。

これ、異性間で考えても嫌でしょう?
母と娘で、娘の先輩を取り合うんですよ…いやでもそういう創作物はあるし、この例えでは制作陣にこの不快感は伝わらないんだろうな…

なんというか、父と娘で春田を取り合うということでドタバタ感を出そうとすること、私は短絡的だと思いました。


■2話総括

山本監督のいいところは出ていた。
が、脚本がメチャメチャなのでダメでした。

ストーリーに不自然なところが複数あり、逆に笑っちゃう。
恋をする流れもお仕事パートも、どちらも中途半端。

「恋の乱気流」とか
「心のシートベルト」とか、うるせえな!!!!!!!!
そんなこと考える暇があったら脚本を修正しろ!!!!!

個人的には、何気に最後の「暗喩シメ」が腹立つなと思いました。

来週3話は、成瀬を雨の中「ほっとけない」と抱きしめる春田が見られるそうです。雨の演出、天空不動産では予算不足でできなかったとか。私たちの払ったお金がこの雨に変わったかと思うとやるせない。


■person読みました

春田の前髪がプロデューサーの意向で下ろされることや、「おっさんずラブはコメディだったと思い出した」とか、なかなかキツイことがたくさん書いてありました…

圭くんが必死で藻掻いて切った前髪を「前髪下ろした田中圭人気が高いので」と下ろさせるのヤバすぎ…
要するに「前髪あげてるのは人気ないから下ろしてもらうね」ということですよね。どれだけ失礼なんだ。人気は作品の出来、公式の振る舞いと比例するんだよ。圭くんの髪型のせいじゃないでしょう。恥を知れ。

「おっさんずラブはコメディだと思い出した」については私もショックでした。天空不動産は奇跡の産物で、作りたかったのはそうじゃなかったなんて、そんなこと言う?!と思いましたよ。

でも、いま圭くんは本当に落としどころがなくて、「こういうしかない」を繰り返すうちにどんどんおかしくなってしまってるんじゃないのかなと、私は同情しました。同情の余地がありすぎる。

私はまだ、田中圭を信じたい。

貴島さんは鋼太郎さんともども許せなくなっちゃった。
残念です。

ずっとお金がないのでお金をもらえると嬉しいです!! よろしくお願いします!