テレビ日記

「凪のお暇」8話を、毒親育ち目線で見た感想

2019/9/7放送

■凪のお暇・8話
(関東9.9、関西13.1、名古屋10.3)※TBS系

<8話・あらすじ>
「ずっとあなたが好きだった」
凪 (黒木華) に素直な気持ちを話した 慎二 (高橋一生)。一夜明けても、円 (唐田えりか) からの連絡はなかった。すると、出勤しようとする慎二のもとに、円ではなく、ゴン (中村倫也) から朝ご飯のお誘いがはいる。迷った慎二だったが、生まれて初めて会社をサボることに。

一方、凪はスナック 「バブル」 のママ (武田真治)、杏 (中田クルミ)、緑 (三田佳子)、みすず (吉田羊)、うらら (白鳥玉季)、エリィ (水谷果穂) と一緒に凪の家で 「バブル」 の餃子パーティの仕込みをしていた。慎二との間に起こった出来事を皆に聞いてもらう凪だが、想定していない答えの連続で困惑する。風にあたろうとベランダに出ると隣の部屋にはなぜか慎二が !?

龍子 (市川実日子) と進めているコインランドリー計画は順調に進み、あとは入金を残すのみとなっていた。そんな時、凪の母・夕 (片平なぎさ) から、住んでいる北海道に台風が直撃し、家に被害が出たと電話がかかってくる。急遽、北海道に強制送還されることになった凪だが…。

今週は、凪の母親が凪から「搾取」する様子が描かれて辛かった…

慎二もようやく、自分自身や
自分と家族とのかかわり方に向き合わなければならなくなって
少しずつ振る舞いが変化していったのは非常によかったです。

せっかく凪と坂本さんがコインランドリーを買い取って
これから経営がんばるぞ!という流れだったのに…
ドラマはそうスムーズにはいきませんね。

北海道にいる凪の母親の登場です。
母親の理想のおしつけ、「こうあるべき」という抑圧、絵にかいたような
「精神的虐待を無意識に行っている毒親」でした。

表面化しづらく子が周囲に理解してもらいにくいのもあって
現在もこのような関係に悩んでいる子はたくさんいます。
私もその一人なのでよ~くわかる。

台風の被害を修理するための費用60万を凪から華麗に「奪う」様子、
母の理想「東京でしっかり働いている自慢の娘」を破れない凪は
いまコインランドリー資金のために、いまはお暇中で働いてないし、本当はお金なんて渡せないのに、
「あなたはひどい子ね」「お母さんを助けないなんて」という
加害者意識を掻き立てる言葉や空気に耐えられず、お金を渡してしまうんですよ…

凪のお暇は、キャラクターたちの優しさと強さで困難を乗り越えていくお話なので、この問題もいずれ解決するんだろうと思います。

でも、実際の毒親問題は全然甘くないです。
一般家庭に育った人らから「話せばわかる」「親だって完璧じゃないんだし可哀相」と言われるのは本当にめんどくさいし、悲しいことなので、
これを見て知った口をたたく人が増えないような、納得のいく結末を望みます。

ずっとお金がないのでお金をもらえると嬉しいです!! よろしくお願いします!