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訳あって保護しました。(6)

ド素人3人組が7匹の猫を保護した記録です。
ボリュームがあるので今回のみ目次をつけます。
現場の基本情報はこちら → 訳あって保護しました。(1)

※日付に間違いがあったので12/15 21:30ごろに修正しました。

(6)怒涛の2日間、来たる。

①まさかの、拒否。

2020年11月5日(木)AM9:00ごろ
 捕獲器を借りたβ区動物病院に、ママちゃんを保護に切り替えたいと申し出たところ、診察を拒否されてしまいます。「おとなしく受診できるくらい人慣れしてからじゃないと診れない」と。
 TNRなら捕獲器に入れたまま麻酔するからいいけれど、保護となるとそうはいかないからです。

 それはつまり、今からほかの病院を探さなければならないことを意味します。

②ママちゃん、逃走。

2020年11月5日(木)AM10:00ごろ
 診察を断られたことに焦った2号とその夫(以降、2号夫君と呼称)、とりあえず捕獲器を返さねばと、猫をキャリーケースに移そうと試みて失敗。
 逃げ出したママちゃんは、預かり場所である実家のリビングのカーテンレールに上ってしまいます。そして、2号夫君は流血負傷……。

 もともと猫の預かり場所として許可されていたのは、1号と2号の実家の1室だけでした。でも、医療処置をしていない野良猫を部屋に入れるわけにいかないので、昨夜は捕獲器ごと玄関に置かせてもらっていたのです。そして、その場で入れ替えようとしたばっかりに……。

 そもそも捕獲器から出そうとするなとか、せめてお風呂場で締め切ってやれとか、野良猫を素手で触ろうとするなんてとか、ツッコミはごもっともです。が、それはやらかした本人が一番反省しているのでさておき……。

 人医に行って包帯グルグル巻きの2号夫君。家主(母)は激おこで2号と大口論に発展。1号はといえば、LINEと電話くらいしかできず、やっぱりこの日の予定はキャンセルしておくべきだったと多摩川の向こう側で大後悔。
 ビギナーズラックの反作用かってくらいの地獄がそこに……。

③オッドアイちゃん、捕獲。

2020年11月5日(木)AM11:00ごろ
 ママちゃんの逃走で大混乱のさなか、今度はオッドちゃんが捕獲器に入ったと知らせが! え、もう!?
 だけど、1号は都内で所用中。2号夫君は午後から出社。2号は車の運転ができない。あああああああああああああ!!!!
 ……と、詰んだかに見えたところで2号がファインプレイ。従兄弟が木曜休日なのを思い出し、運転手をしてもらって無事にオッドちゃんをピックアップします。不幸中の幸い。ありがとう従兄弟よ。

④ママちゃん、捕獲。

2020年11月6日(金)PM1:00過ぎ
 前日の晩、ダメ元でリビングに仕掛けた捕獲器にはやはり入っておらず。猫は一度かかった罠に二度はかからないって本当ですね。(たまに何度もかかる子もいるらしいけど)
 その代わり、夜中にソファ裏に移動。これがすごく良い位置で、大人3人で囲めばイケそうな感じです。1号、2号、2号夫君の3名で無事に洗濯ネットに捕獲&キャリーにイン。ふ~~~~。

⑤救世主、現る。

2020年11月6日(金)PM3:00過ぎ
 ママちゃんが捕まったことで、やっと次のことを考えられます。すなわち、病院をどうするか問題。
 横浜市の動物病院リストを見ながら受け入れてくれそうなところを探しましたが、公式サイトに堂々と「保護猫カモン!」と書いてあるところはなかなかありません。

 そのとき、不意に1号は天啓にうたれます。
 以前Twitterで見かけた動物病院のことを思い出したのです。
 そこはたしか、横浜にあったはず。
 そこはたしか、保護猫グッズの売り上げを運営に充てていたはず。

 やっと登場、動物病院+cafeさんです。そういう施設なら受け入れてくれるかもと祈るような気持ちで電話すると、優しそうな声の男性が出てくださり、すぐに来てよいとのお言葉。

 嗚呼、神はここにおわしました……。

→(7)につづきますが、まだ書いていないので未公開です。すみません。ちなみに猫たちは6匹まで正式譲渡済み、1匹はトライアル準備中です(12/15 22:15ごろ追記)
→(7)につづきます。2022年12月6日に公開しました

今のところ現場は落ち着いているので、新たな経費は発生しておりません。もしサポートしていただいた場合は2020年の活動費に充てさせていただきます。