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訳あって保護しました。(9)

2020年にド素人3人組が7匹の猫を保護した記録です。
現場の基本情報はこちら → 訳あって保護しました。(1)

(9)ゆたか動物病院&犬猫サロンぷらすさんのこと

 記事内で登場する動物病院+cafeさん(現・ゆたか動物病院。以下は新名称で統一)、犬猫サロンぷらすさんについてご紹介します。出会いは「6.怒涛の2日間、来たる。」をご覧ください。

病院サイトはこちら→ゆたか動物病院
Twitterはこちら→たすかふぇ(ゆたか動物病院)
YouTubeはこちら→犬猫サロンぷらす

・たすかふぇさんのこと
 ゆたか動物病院さんと犬猫サロンぷらす(通称:たすかふぇ)さんは、建物が隣接している別棟です。医療ケアや入院は病院で、里親探しはサロンで行います。サロン運営者のなつ子さんは病院補助とTwitterの担当も兼務しています。

 ゆたか動物病院さんは一般的な動物病院としての業務のほか、トリミングサロン等も併設。保護猫との関わり方としては、保護直後の猫の洗体や検査・処置等の初期ケアをこちらで行います。また、サロンに滞在する子に医療ケアが必要な場合は、連携して検査や治療を行います。保護した子の容体によっては、サロン宿泊ではなくこちらに入院します。

 犬猫サロンぷらすさんは「ペットホテル」であり、「保護猫施設」ではありません。では、なぜサロンで保護猫の里親探しをしているのか。じつは、ペットホテルに猫を預けると「里親を探すサービス」がついてくるのです。だから、預けていない子の里親探しはできません。
 里親探しは無料ですが、ホテルの滞在費は有料です。つまり、サロンに滞在しているすべての猫は、保護主さんが滞在費を支払っています。頭数が多い、滞在日数が長い、あるいは加療が必要な子の保護主さんは、当然ながら経済的負担が大きくなります。
 そこで登場するのが、グッズ製作による赤字補填。応援対象の猫をモデルにしたグッズを販売し、その利益が滞在費や医療費に充当されます。微力ながら、保護主さんの負担を肩代わりできるシステムです。

 うちがお願いした猫たちは幸い爆速で卒業できたので、滞在費は自分たちで払える範囲で納まりました。でも、もっと時間がかかっていたら、支払いペースのご相談をしつつグッズを作ってもらって……というコースになっていたと思います。

→(10)へつづく

今のところ現場は落ち着いているので、新たな経費は発生しておりません。もしサポートしていただいた場合は2020年の活動費に充てさせていただきます。