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訳あって保護しました。(4)

ド素人3人組が7匹の猫を捕獲した記録です。
ここから読むと飽きにくいかもしれません。
現場の基本情報はこちら → 訳あって保護しました。(1)

(4)捕獲器設置、はじまる。

11月4日(水)
 月末は1号と3号さんが多忙なため、α区職員による現地視察は11月に決定。電話で何度も相談に乗っていただいたTさんと同行職員のKさん、肉球ハンドメンバー全員で現地集合し、付近を見回りつつ問題点を話し合いました。
 その結果、やや変則的ながら以下のやり方で捕獲を試みることに。難易度は高くなさそうなので「プロ」の出番はいったん見送られました。

①設置は昼~夜。3号さんが現地にいる間だけにする。

②できるだけこまめにようすを見る(捕獲器に入った状態をほかの猫に見せないため)

③かかったら速やかに布で覆い、ほかの猫の目につかない場所に移動させる。

④動物病院への移送は、1号または3号が行う。タイミングによってはほかの選択肢も。

 2台の捕獲器を貸してくれたβ区動物病院と相談した結果、翌日5日が受け入れOKだったので試しに1台だけ仕掛けてみることに。ママちゃんがいつもゴハンをもらっている場所の近くに捕獲器を置き、離れたところで今後の予定などを話し合っていると……。

「……今、音しませんでした?」
「カシャンていったような?」
「え? もう!?」

 慌てて駆けつけると、かかってました。しかも、一番心配していたママちゃんが!
 置いてからほんの数分? 体感なら「秒で」ってヤツ。
 突然過ぎて初心者たちがうろたえていると、職員さんが素早く捕獲器を持ち去り、離れたところでササッと布にくるんでくださいました。さすが、手慣れていらっしゃる!

 あまりのスムーズさに拍子抜けしつつ、ママちゃんが入った捕獲器を1号の車に載せ、もう1台を3号さんに預けることに。最初はビギナーズラックだったかもしれないけど、ここからは持久戦です。

 …………そのはず、でした。

→(5)につづきますが、エンタメ性重視なら(6)へどうぞ


今のところ現場は落ち着いているので、新たな経費は発生しておりません。もしサポートしていただいた場合は2020年の活動費に充てさせていただきます。