「0-2で敗戦。完成度の差が出ちゃったカモ」

いよいよＪリーグ開幕！いざ広島…というわけにもいかず、悲しいかな午前中仕事をちまちまとこなし、マキバオーも真っ青の猛ダッシュで帰宅。昼飯をかっこんで正座して待ちます。
スタメンは大体予想通りですが、気になるのは左が関根、右が松尾という両ウイングの面子と配置。スピードタイプでどっちかというと縦に突破するタイプの松尾だと、インサイドの伊藤やサイドバックの酒井とうまく絡めなそうなイメージで、関根もウイングとしては突破力が少し弱い印象で、でもスタメンに選ばれるぐらいだから何か光ったものがあるのだろうと言い聞かせてる内に試合が始まります。

前半

序盤は若干浦和ペース。気になるグスタフソンは、空いてる選手を素早く見つける能力が高く岩尾や安居よりも、ワンテンポ早くさばけそーです。渡邊もサッカー脳と基本技術の高さを感じさせてくれ、こちらも前評判通りの印象です。そして、そうこうしている内に小泉がビッグチャンスを迎えるも決まらず、グスタフソンが蹴ったコーナーからのサンタナのヘッドも入らず、でもこの段階では去年よりもイケイケな雰囲気に気持ちも高まります。

が、気付けば徐々に広島がボールを持つ時間が増え、サイドチェンジを有効に使われながらじわじわとゴールに迫られる場面が増えてきます。その後は割と防戦一方で、スキッベ体制で着々とチーム力を積み上げてきた広島強ぇ〜なと、素直に認めてしまう自分が。浦和もウイングの配置を変えたり、何とか流れを変えようとしますが、松尾の突破から関根が打ったところぐらいで、あとはまぁまぁやられてる状態が続きます。とりあえず前半はゼロでと思ってたら、終了間際に失点！試合の流れ的に仕方ないなと、あんまイライラせずそのまま前半が終了しました。

後半

メンバー交代なしで、後半がスタート。早々に松尾の突破からグスタフソンが飛び込んで、シュートする場面もあり、少し期待感を持てるかなと思いきや、小泉が大橋を倒してPKを与えてしまいます。絶体絶命！からの西川PKストップ！からの大橋で0-2！試合内容的にもこりゃ厳しいと炭酸水をグビリと流し込み、ひと息つきます。

ヘグモ監督もさすがにアカンと思ったか、関根と伊藤に代えて岩尾と前田を投入。グスタフソンと岩尾の同時起用はあんまり事前の情報では聞いてなかったので、ぶっつけなのか温めていたことなのか不明ですが、とりあえず岩尾好きとしては全力で応援するしかねーだろっ！前田もキレのあるカットインからチャンスを作り、何で頭から使わねーんだと思いつつも、何とかまずは一点からと声に出してみたりします。

さらに、サンタナ、渡邊に代わって興梠と大畑が入ります。ここら辺からようやく浦和のなりふり構わない感が出てきてペースを引き戻します。今日の浦和で唯一といっていいほど、ボールを持つ度に危険なにおいを発する前田を見て、っつか、何でスタメンで使わなかった？という心の声が再び脳内を満たしますが、まぁ、それは置いといて、ようやく敵陣でのプレー時間が増えます。さらに中島も入り、何とか一点と期待感も高まりますがゴールは依然遠く、気付けばアディショナルタイム。必死の猛攻見せますが3歩ぐらい及ばず、0-2での敗戦となりした。残念！

試合後感想

昨年の失点と得点のバランス、的確な選手補強、スキッベ体制の継続など考えると、個人的にはかなり優勝候補な広島が相手なので、早々うまくいくとは思ってませんでしたが、なかなか厳しい試合でした。完成度の差を個人能力でどれだけ補えるかってとこでしたが、広島の個もさすがのレベルで、ほとんどアドバンテージにならず、そのまま完成度の差が勝敗を分けたよーに感じます。ただ、昨年も初っ端は微妙だったので、今日の負けはあんまり気にしても仕方ないかなというのが率直な気持ちです。

ただ、のびのびとした動きを見せる広島イレブンの姿を見てると、渡邊や岩尾など本来のポジションでない所で必死に頑張る姿が、少しせつないというか、ちょっと見てて可哀想でした。勝ってればそれでも明るい表情になるのでしょうが…何にせよ、渡邊はせっかく念願かなっての浦和でのプレーなので、生き生きと楽しそうにプレーする姿を見られる日が早く来てほしいです。

戦術的な知識はないんで、そこら辺の修正点はよくわかりませんが、とりあえず数字で見る分には攻撃志向が現れてるので、決めれるかどーか、前半からビビらずプレーできるかという点が次節の課題になってくると思います。次のヴェルディはJ 2上がりのチームなので、ここはきっちり勝ってもらわないと困ります。

今日の試合では、前田がかなり気持ち的にもプレー的にもいいものを見せてくれたので、次はゴールに期待したいです。ヴェルディ出身なので、浦和が散々やられたよーに恩返しゴールをバシバシ決めてほしいですね（笑）