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【サッカー】浦和レッズ CWCアル・アハリ戦(2023.12.22)感想

クラブワールカップの3位決定戦の結果は、残念ながら2-4での敗戦となり、今大会4位に終わりました。

マンチェスターシティ戦の完敗を受けて、どんな状態で試合に臨むのか気になるところでしたが、前半の出だしはすごく動き出しも良く、期待感を抱かせます。良い流れの中から安居がシュートを放ったり、コーナーキックからカンテがうまくフリーになり、ゴールを狙うも得点を奪うことができません。
序盤はむしろ相手の方が浮き足だっていたように見えたものの、10分過ぎぐらいから徐々にアルアハリもボールがつながるようになり、向こうのペースになります。しばらく耐える時間が続き、何とか主導権を奪い返してほしいなと思って見ていたら、相手のコーナーキックから強烈なミドルを打たれ、西川がはじいたところを詰められて失点。さらにその後もアルアハリのターンが続き、自陣でショルツが伊藤に出したボールを狙われ、素早いプレッシャーから奪われると、2点目をぶち込まれてしまいます。
シティがあまりに強かったので、どうしても粗が見えがちですが、アルアハリも個々の選手のスピードや球際のガッツなどフィジカルが割とあり、つなぐ技術やここぞというときのゴール前へ入ってくる迫力なども持っていて、普通に強いです。
2点入れたことで、アルアハリの選手がさらに調子に乗ってきてる感じがして、嫌な雰囲気でしたが、浦和もショルツがボールを積極的に持ち出すようになってから、だんだんキープできる時間が増えます。何とか前半に一点返せないかと思った矢先、相手のクリアボールをカンテがダイレクトで蹴り込み、1点返します。浦和にとって大きい得点で、12時過ぎなのを忘れて思わず声をあげてしまいました(笑)

後半は、関根と岩尾に代えて中島とリンセンを投入。開始早々、相手陣内でうまくプレッシャーをかけてボールを奪い、最後はリンセン!…と思ったら、残念ながらゴールネットの外!得点差は縮まりません。しかし、後半10分前ぐらいにリンセンのヘディングシュートが相手ディフェンスの手に当たっていたらしく、VARでPKゲット!Jリーグ最高のセンターバックが真ん中に蹴り込み同点に追いつきます。
このまま逆転といきたいところでしたが、喜びも束の間、相手のとりあえず思い切り蹴ったろ的なシュートが小泉に当たって方向が変わり、失点してしまいます。そこから会場のボルテージも上がり、相手フリーキックからヘディングを決められ万事休すかと思いきや、これはオフサイド。何とか首の皮一枚つながります。
浦和は酒井と小泉に代え、シャルクと荻原が入り、より攻撃に比重をかけた布陣に。ただ、なかなかうまくボールが回らず、そうこうしている内に荻原が相手を倒してしまい、PKを与えてしまいます。さすがに今度こそ終わったかと思いましたが、西川がルヴァン決勝に続き、大一番でPKストップ!チームを奮い立たせます。
スコルジャ監督も伊藤に代えて興梠を入れ、超攻撃な布陣で点を取りにいきます。
何とか同点に追いつきたい中、コーナーキックから惜しいチャンスを作りますが相手キーパーが好セーブで防ぎます。
アディショナルタイムが9分ということで、何回かチャンスを作れそうな雰囲気ですが、効果的に攻めることができず、ミスも頻出してなかなか決定機を作れません。逆にフリーキックから追加点を決められ、ゲームオーバー。2-4で敗戦となり、リーグ戦同様にCWCも4位という結果に終わりました。残念!

アルアハリには強烈なミドルシュートを打てる選手がいて、その強みを存分に生かされてしまったように思いました。浦和もカンテが得点を取っており、やはり強烈なシュート力を持ってる選手は一つの武器になりますね。何にせよここぞの攻撃には迫力があり、アルアハリは普通に強かったです。ただ、シティのように「こりゃ無理だ」という感じではなかった分、余計悔しさがあります。それでも、暑い中戦い切った選手たちには、お疲れ様でしたとしか言えないですね。サポーターもホントすごかったです。

とにもかくにも、今季はこれで終了。スコルジャ監督、カンテ、シャルクのラストを飾れなかったのは残念ですが、この経験を生かし、積み上げたペースにヘグモ新監督のエッセンスを加え、来季は今シーズン以上にサポーターたちを熱狂させてほしいです!

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