発売日へと日付が変わったと同時にプレイしたポケモンSVながらも(備忘録として日記を書いてたのもあって)攻略速度がマイペースになり、ようやっと3つの道が終わりつつある所まで来た。最後はゴースト→フェアリー→ドラゴン→レジェンドルート完結→格闘→スターダストストリート完結→四天王チャンピオン戦→チャンピオンロード完結→…と進めたが今回もそれぞれの区切りで項目…それどころか長くなるのを見越して3分割しようと思う。たかが備忘録でこんな長くなるのか〜と嫌になっちゃうが……始めるぞ

・まさかのさらなる進化！？そして……寿司と寿司屋？

……と、その前に、まずは今作に出てきた新しいポケモンたちを見ていきたい。まずは驚愕なる進化条件をするポケモンたちだ。

このイルカマンナイーブフォルム、特性「マイティチェンジ」(英名Zero to Heroとめちゃくちゃかっこいい)によって一度交代で引っ込めると正義のヒーロー・イルカマンマイティフォルムに変身するのだ！ヒーローが物陰に隠れて変身するアレをポケモンにて再現！耐久や攻撃力が大幅上昇し専用技ジェットパンチ(強化アクアジェット)やウェーブタックル(水版すてみタックル)で悪党どもを成敗だ！ちなみに交代攻撃技クイックターンも覚えてくれるのでそこらへんもご安心だ！

もうひとつ特殊な進化といえば事前公開されてた宝箱に潜む収集家ポケモン・コレクレーもまさか進化する。その条件は……道端にいるコレクレー単体からガメたり箱にいるのを倒したりすると手に入る「コレクレーのコイン」が999枚になった際に手持ちにいるor所持したままレベルアップとひたすら面倒くさいやつだった。まさか進化したいためにコイン集めたり他の誰かを操ってたりしてたとは……もしかしてプレイヤーの皆さんも知らぬ間にコレクレーに操られていたのでは？そして結果的に他のコレクレーからコインを奪うのが基本とただの略奪行為の果てに進化するのが黄金の身体を持つゴールドサーファーならぬサーフゴーだ。

こんな奇妙な進化条件な奴らだが今作では恐らくトップクラスに特殊な進化方法をするポケモンがいる………それもリキキリンやコノヨザルにノココッチのような既存ポケモンの追加進化で。それはBWから登場したキリキザン、個人的にかなり好きなポケモンなのでまさか進化すると聞いて心躍った……しかしその進化条件は絶対に一人で気付けるものではなかった！その条件とは……

「北二番地区の竹林周辺にて出現するコマタナの群れを率いたキリキザンが『かしらのしるし』を所持してるので、それを持ってるキリキザンを3体以上倒してからレベルアップ」

分かるわけねーだろこんなん！！！！！！！

そうやってセコい方法で同族の御首を頂戴し屍の山を築き上げた頂点に君臨する血塗られた総大将…その名はドドゲザン！

頭の刃がもはや大剣のそれと化し髭の刃も生えあと髪も下に敷いて座れるくらいに長くなった(髪の毛あったんだあんたたち…)明らかに頭の刃が重くなったせいで素早さは下がったがHPをはじめ耐久力は大幅上昇し鋼タイプの耐性をぞんぶんに活かせるようになった。そして専用技「ドゲザン」は名前通り惨めに土下座するふりして頭の刃で一刀両断する卑怯極まりない必中技。威厳もへったくれも勝つ手段も選ばない。これが悪の総大将というものだ

そんなこんなな新しいポケモン達の出合いにおいてやはり触れねばならぬは……周囲から話題になっていた「寿司に擬態したポケモン」のことである。ポケモンの寿司っておまえベロリンガのぐるぐる寿司で食われてるあの！？(ローリングドリーマーもあるだろ)そんな浦沢義雄脚本じゃあるまいし……と半信半疑だったが、前回ハイダイに財布を届ける際に寄り道しまくったと言ったが、実はマリナードタウンの海から北部へと興味本位で渡ったりもしたのだ。新ポケのミガルーサの悪質なタックルをマスカーニャで退け辿り着くはオージャの湖、ずいぶん遠くまで来たもんだとワクワクしていたら………

うわ！シルエットでつぶれたニョロトノだと思ってた大ナマズのポケモンだ！名前は…ヘイラッシャって寿司屋のポケモン！？寿司のポケモンだけじゃなくて寿司屋もいるの！？そしてさらに奥へ進むと……

これこそが寿司に擬態したポケモン、シャリタツ！こんな見た目だが捕まえたらまさかのドラゴン。しかしそんな寿司なのかと言われると……

このシャリタツ、魚の見た目だがドラゴンなので陸上でも生活できるらしいが人間が近づくと落ちてる寿司に擬態しやり過ごそうとする。完璧な変装だ……完璧かこれ？ちなみにエビ・タマゴ・マグロの3種のすがたがいるとやけに優遇されてる。なんだこいつ……なんだこいつら……？

こんなふざけた見た目した寿司ポケモンだが図鑑では「悪賢いポケモン」「ドラゴンポケモンいち狡猾」とやけに知性の優秀さが書かれてる。道端に落ちてる寿司に擬態するのが賢いの遣り方か？と当時は思いマリナードタウンに帰還し話進めるかと戻ったのだが……

・偽竜のヌシ！？寿司と寿司屋の真の力！

さて、そこから話進みレジェンドルート最後のヌシを倒す前に自分はチャンピオンロード最後のジム…フリッジタウンのジムリーダーでゴースト使いのライムに挑むことにした。本来の順番としてはまさかの6番手なのだがなんとな〜く最後まで残していたのだった。

彼女は前作のキバナよろしくダブルバトルで挑むのだが……今となっちゃ対人戦まではしなくなった自分としてはこの機会しかないと“あること”を試したくなった。それこそが先程話したシャリタツとヘイラッシャのコンボだ。このシャリタツ、専用特性「しれいとう」というのがあるのだが……

この寿司ポケモンがシャリタツ、ダブルバトルで寿司屋ポケモンのヘイラッシャと一緒に出ることによって特性が発動しヘイラッシャの口の中に入り、図鑑でも記された賢さを活用し司令塔として働きヘイラッシャの真の力を引き出すのだ！これまでポケモンはキュレムやネクロズマにバドレックスと他のポケモンと合体・搭乗しさらなる力を発揮するのがいた。しかしそれは予め手持ちで合体してたもの……せっかくダブルバトルは2体出せるなら戦闘中に合体できたら面白いんじゃないかと生み出されたようなポケモンなのだ。そしてその恩恵はすさまじく攻撃防御特攻特防素早さ2段階上昇と破格の効果！さらにヘイラッシャの専用技「いっちょうあがり」(寿司を盛られた寿司下駄をぶつける変な技)に搭乗したシャリタツの姿によって能力上昇効果がプラスされるのだ！

そんなヘイラッシャとシャリタツの合体コンボには1vs2を強制される弱点も存在するが、こちらの動画を参考にシャリタツが口内で自死すれば隣にポケモンが出せてその弱点を解消できたりする(人の心が無い)動画だと隠れ特性きょうえんのカラミンゴを用いてたが自分の手持ちには無いので代わりにじこあんじを習得するニンフィアで隣の超強化をコピーしたりできちまうんだ。

そんな愉快な共生関係を築いてるシャリタツとヘイラッシャ、シャリタツの方はマスコットキャラクターのようでかわいらしくSNSでもかわいいイラストなどがけっこう上げられたりする(一方ヘイラッシャは地割れに呑まれた者が発する罵倒が出てくる)のだが……個人的にはかわいいだけじゃ済まされない凶悪な狡猾さもちゃんと特長として存在してると考察している。いや草むらで寿司のフリとかバカじゃんwと思いがちだが……ともかくそんなこんなで本題のオージャの湖に住む偽竜のヌシへ。ドラゴンなのかドラゴンじゃないのかよう分からん名前でペパーも「オレがヌシー！とか自己紹介してくれたら分かりやすいのにな！」と冗談で言ってたら……

そんな馬鹿げた登場する偽竜のヌシ・シャリタツ。しかしそこから先の展開がなぜこのポケモンが寿司に擬態しているのかと判明するのだ！！

水際のヌシシャリタツに気を取られてたら水面から同じくひでんスパイスを食らってたヌシヘイラッシャがシャリタツを丸呑みした……これを見て自分は察した……彼らはこうやって引っかかった哀れな獲物を食っていると。
そもそもこのシャリタツ、スカーレットだと「主食はとりポケモン」と記されてるそうな。鳥ならば水面に浮いてる切り身のようなのを見たらちょうどよくあるエサだと食べたくなるだろう……今作にはよりにもよって同水域に「自ら身体を切り離し加速する(サイコパワーで即座に再生する)」という特殊なポケモン・ミガルーサなんているのだからそいつが切除した切り身なんてのは鳥ポケモンの栄養源になってる可能性は大いにある。そしてオージャの湖を泳いだ者なら誰もがビビる水中からヌゥ〜と出てくる大鯰ヘイラッシャ……モチーフであろう大型魚ヨーロッパオオナマズは水鳥を捕食していたという報告があるように、おそらく切り身(シャリタツ)を食おうと近づいた鳥ポケモンをヘイラッシャがシャリタツごと丸呑みにしてる(シャリタツは口内でも平気なのでおこぼれにあずかる)という生態だと推測できる。さながらチョウチンアンコウと疑似餌の如く……

そう考えると「寿司に擬態してる」というのを恐ろしくなってくる。草むらに寿司が落ちてるのに反応するなんて人間(あと共に暮らして寿司食ったことあるポケモン)くらいだろうし、そんな人間が変なものだと発見しふざけた見た目の魚がピョンピョン逃げる先はたいてい水際……興味本位で誘われたものはきっと大鯰の胃の中だ。もはやそのマスコットじみた可愛らしさもメトロイドのリトルバードみたいに見えてくる。ドラゴンいち狡猾なポケモンは伊達じゃない……

・犬が立った…！レジェンドルート完結！〜そして残されるもうひとつの謎〜

寿司のことばっか書いたがレジェンドルートの本来の目的を忘れてはならない。ミライドンの力を取り戻す？それもあるけどもっと大切なことがあるじゃない………マフィティフのことさ。親が不在しがちなペパーくんにとって大切な家族……まさしく宝物でもあるマフィティフの体調を復活させるためにひでんスパイス探ししていた。そして最後のひとつをついに手にして愛犬もとい相棒に…………

ペパーの優しさが身に沁みる……最初に会った時はつっけんどんな態度だった彼だが、いざ打ち解ければ本当の本当にいい奴だった。そんな彼の力に、彼の家族を元通りにしたいと遊んだ人の大多数が感じただろう……そしてついに……

マフィティフが立った！マフィティフ完治！！ありがとう……ありがとうっ！う゛お゛お゛ぉ゛ん゛小生感涙！！(ついでにミライドンも崖登り復活でどこでも行けるようになった)よかった……不謹慎だがアニポケサンムーンのニャビーとムーランドみたいなのが来るかもしれないと身構えた人は一定数いるかもしれない。しかしマフィティフは無事に復活した……これがいいんだ……これを見たかったんだよ……………

最初にペパーと会ったコサジの灯台に研究室があるから来てくれという息子を前にして事務的な依頼……8歳の時も9歳と10歳の時どころか11歳の時すらも来なかったオレの父ちゃん。確かに託したオラチフそしてマフィティフのおかげで完全にひねくれたりはしなかったのは救いであろうが、しかしそれでも少年にとっては寂しく辛い日々が長く続いたろう……そんな父は完全に能力を取り戻したミライドンの力を借りて関係者以外立入禁止の危険区域であるエリアゼロまで来てほしいと告げてきたのだった……(ちなみにペパーは関係者の親族なのか入れる権利があるが、そこでマフィティフが襲われ…)

しかしエリアゼロはレベル高いポケモンがうじゃうじゃいる魔境……そんな所に行く前にバトル苦手なペパー君は相棒マフィティフとスパイス探しの際にその辺で捕まえてたポケモン達(ヨクバリス、パルシェン、キョジオーン、リククラゲ、スコヴィラン)を連れて力試しをすることに。これがけっこうレベルが高く普通に強い。ピクニックするだけでポケモンは経験値もらえるので戦闘が苦手でも強くなれるとはこのことよである。

レジェンドルート完結！

移動手段でもあるミライドンの本調子をひでんスパイスで取り戻すという形でひでんマシンめいて移動範囲を広げるというポケモン三要素がひとつ「パッケージを飾る伝説のポケモンとのストーリー」を金銀以来久々に悪の組織を交えず出しつつ、メインキャラが一人ペパーの「宝物を取り戻す話」として感動的に描いた道筋であった。そして恐らくこのレジェンドルートの延長としてフトゥー博士の待つエリアゼロの話があるのだろう……しかしその為には残り2つの道筋もクリアせねばならぬようだ。ということで次回はスターダストストリート完結編になります。

あの時フトゥー博士…父ちゃんの声を久々に聞いたペパーは“とある疑問”がよぎった。いくら長らく音信が途絶えてようが親と子、なんかしらの違和感というのは勘付いてしまうのだろう…………その疑問とは……

彼に待ち受ける物語は、まだ終わってないだろう…