3/10 東京心覚初見感想&覚書「未熟な私は夢を見(たような心地になってい)る」

ミュージカル刀剣乱舞 東京心覚 3/10公演 初見感想&覚書

刀ミュは壽から、いまだ池田屋もまだクリアできていないにわかなさにわの感想です。

1部見て、ちらほらすすり泣く声が聞こえたんだけど、にわかさにわは容量オーバーでそれどころでなかったです。
みんな理解できたのか、頭が良すぎないか。。。誰に共感して、何に感動して泣いていたんだ…おらわからないことだらけで2部の間も混乱をひきずりっぱなしだったぞ。


物語の構成

水心子くんの自分探しの旅なのかなっておもった。物語の主人公は水心子くんと思っていい。
→最後の最後で歌ってたけど、今回のお話は水心子くんの「問わず語り」だったんだろうな…だから水心子君が前向きな気持ちになって役割を果たそうとするという区切りはあれど、その背景で動いている物語自体に結論は出てないという。
今回の刀ミュはだいぶ攻めた内容だな、と思いました。初見殺しすぎる。


出撃場所は、すべて江戸=東京
・現代<水心子>
 →「盗まれた」と水心子くんが言っていたので、時間遡行軍になんらかの干渉をうけて荒廃した世界に・・?
・放棄された世界<桑名、豊前、村雲>
・平将門のいる時代(平安)<全員>
・太田道灌のいる時代(室町)<豊前、五月雨>
・天海のいる時代(戦国~江戸初期)<豊前以外>
・勝海舟のいる時代(江戸末期)<水心子、源清麿>

飛んでる時間軸が複数かつ細切れかつ同じ時代でも時間が前後しているので非常に頭を使いながらみました。頭使ってもわっかんねーけど・・・

感想覚書(時系列不順)

・オープニングからベートーヴェンのピアノソナタ「月光」がメインテーマ
 →クラシック音楽を使用する時点で、これまでとは毛色の違う内容と察知
 →「月光」=やはり三日月宗近にまつわる話だったよ・・・

・「自分がどこにいるのかわからなくなる」水心子くん
 →のっけから自我が曖昧になっている水心子くんに対しての豊前江「俺も似たようなもんだけどな!」(不穏)

・放棄された世界について
 →荒廃した「誰もいない」世界
 →どこかで「間違えた」ために発生している世界?
 →くわではなくつるはし=土も耕せない、硬い地面≒コンクリート・・・・?(一応土はあるっちゃあるしとりあえず植物は生える)
 →「盗まれた」後の荒廃した未来の東京・・・?
 →もしくはまさか、背景に月が描かれている=まさか月面・・・・?さすがにないか
 →わっかんねー

・大典太さんの殺陣、めちゃくちゃかっこいい!!!
重量パワー型って感じで最高でした。斬る前に為が発生する、切った後の余韻がくそかっこいい。あと足長い・・・けだるげに首をパキパキ鳴らすのかっこいい座ったまま長いおみあしに挟まれて首へし折られる時間遡行軍はちょっとうらやましかった

・平将門強すぎる問題。
多分持ってるの大太刀・・・?バッタバッタ薙ぎ払っていく様は豪快でしたね。時間遡行軍を物理で殴れる人間・・・・いや、葵咲で信康さんもわたりあってたけど、あれ結構すごいことなのでは・・・?

・天海さんも強すぎ問題。
そこそこ戦闘で動けるうえに霊力で払えるってすごくない・・・・全然関係ないけど無双の平清盛を思い出していた
・清麿と水心子のデュエット、歌唱力高くて震えた・・・・清麿の「水心子を信じる、支える」というスタンスがまったくぶれないのである意味安心して物語の鑑賞ができました。(まあ別のところで致命傷追うんですけど/後述)
・舞台装置
めちゃめちゃくるくる回るので第2バルコニーからだとちょっと気を持ってかれてしまう…でもその分上段の刀剣男子が近かったり片膝たらして座る機会がとても多くていい(オペラグラスもってけばよかった・・・・)

・悲しい役割
さみ「どうして城は美しいのか」道灌「それは人がいるからだ」さみ「では人とはかかわりのない植物や星が美しいのはなぜ?」道灌「それは見る人の心が美しいから」
これすごくいいこと言っているし重要なことだと思うんだけど、今回の物語にどう結び付けたらいいのかわからない。
 →「見えていなくても、ただそこにあったんだ」みたいなことを終盤に水心子くんが言ってたけど「歴史は大きな川の流れのようなもの、けどその中の小さなせせらぎに癒されることだってある」、つまり見えてないけど存在するものは確かにあってそれによって救われる物事がある、ということなんだろうか・・・・
 →でもそれをすべて掬い取っていたら刀剣男子として、彼らの果たすべき役割は膨大で際限なくとてつもないことにならないか
 →もしかして、その歴史の中の悲しい役割を背負わされた人間を掬い取っているのが三日月宗近=三日月宗近も本来歴史を守る(遵守する)側なのに逆行したことを行っている=悲しい役割を背負う三日月宗近…ってこと・・・?わっかんねー


江のものについての走り書き(ほぼメイン)

江のものについて何かわかるかな、と思ったんだけどますますわっかんねー!!という所感。

・きしょうほんぎの先輩
幻聴でなければ豊前江が「篭手切がいなさんに会った」と言及したので、きしょうほんぎの先輩=稲葉江でほぼ確定 
 →言及があった、から、まさか、ミュか本家で実装フラグ・・・?

・豊前江について①
つるはし構える豊前江、モグラを見つけて大はしゃぎする豊前江、モグラを追いかける豊前江、追いかけてコケる豊前江、こけて桑名くんに心配される豊前江、退場の度に風を切るSE付きでダッシュする豊前江、え、なに、無邪気か!!!??
 →豊前江のダッシュって肩から入っていく感じだよね…ぐいぐいくる感じだよね…距離感バグってるね(褒)
 →江戸城の築城のお手伝いで民衆と一緒に歌いながら石垣背負ったり押したりしてる豊前ただの気のいい旅人の兄ちゃん。
 →豊前江が太田道灌と見たい景色について語り合うところで「海」って出てきたのは意外だった。


・豊前江について②
とか平和だったのに、太田道灌と親しげに接していた豊前が躊躇なく道灌さんを殺したのが非常にショッキング。
 →お、おまえそういう奴だったのか・・・!!
 →歴史を守る刀剣男士の行動としては正しい。しかしそれにしても、笑顔で「久しぶりだな大将!」と語りかけてそのまま流れるように一突きできること、「慣れすぎたかな」と口にする豊前江には相当な闇を感じてしまいました・・・
 →たとえ殺す相手でも、いや殺す相手だからこそ、どんな人間なのか知りたかったという豊前はいいやつなんだとはおもう。ただ、これまでのただ「さわやかなみんなの彼氏」という印象派ではもうない
 →逆にどんな思いをかかえているのかもう少し知りたいな・・・・お前は何を考えて、刀剣男士として生きているんだ・・・・?
 →絶命した道灌に対して目を伏せてあげて「静かの海へつれていってやりたいよ」と豊前が口にしたせいでパライソを絶対に見なければいけないことは分かった。

・五月雨江と村雲江
→同時に顕現で仲いいな!村雲の雨さん依存もっとあるのかなあ~と思ったけど思ってたよりかわいい感じで雨さん大好きマンだったのでにこにこしちゃったね
→どっかのタイミングで、階段上部で二人寄り添って並んで座ってるのすごくかわいかった。あめさんが膝をそろえてちょこんとすわってるのにくもくんが脚がばっとひらいてラフに座ってるギャップにも萌えた・・・
→桑名くんの呼び方「雨さん」「雲くん」 村雲のほうが何となく距離感ちかいのね、ほほう
→意外とあめくもコンビの出番ばかりでなく、五月雨&豊前の「汚れ仕事」コンビ、村雲&桑名の「お花を植えよう」コンビもそれぞれ物語の中でしっかりコミュニケーションとってるんだなってわかってよかったです。

・ひとならざるもの
水心子、源清麿が「歴史と人をつなぐもの」(だったっけ?)なのに対して、江のものは「歴史と人ならざるもの」をつなぐのが役割とみかちかが明言
→人ならざるもの、とは…?何を指しているんだ…?わからなかった…
→篭手切くんと明石が葵咲で時間遡行軍と自分たちの何が違うの?違わないよ、って言ってたけどその辺の意識の話…?

・江の記憶
みかちかとの対話によって豊前、桑名、五月雨、村雲の四振りの江のものに「記憶がすこしよみがえった」=そもそも失われている記憶があるということ?!それにびっくり
 →そして「江のものは(なんなのか)」という問いのところで物語が打ち切られてしまったため、結局なんなんだと気になって仕方がない・・・!!今後明かされるのか・・・!?明かされるよなあ?!

・線引き
水心子くんは自分の立ち位置を取り戻せた。それは「自」と「他」で分けたということ。
→ちょくちょく出てきた「結界」や「線を引く」という行為と同じようなものかとも思ったんだけど、逆にその線引きを嫌う村雲江は江に属している・・・・
 →これもしかして「江のもの」の存在に関するでかいフラグだったりするのかな・・・・

まとめ

豊前江の印象が一番変わりました。 序盤から不穏な要素醸し出していたけど予感的中。まじか・・・最推しキャラでこんな激動が起こるなんておもわなかった。
また、物語の大半が水心子くんの混濁した自我に寄り添ったような演出で進むので、私も一晩経った今でも、本当にTDCに行ってきたのか自信がなくなるような不思議な心地がしています。キツネにつままれたというか、夢の中を見せられたような、そしてそこに取り込まれてしまった、そんなふわふわした感じ。
2部のことについても、近未来スーパーノヴァみたいな衣装で緑がかなりビビットな江のものちょいダサだけどやっぱ顔面いいなとか、衣装だと清麿・水心子のデザインが好きだなとか、江のもの4振りの曲かわいかったからこれ絶対年末に6振りそろってやってほしいなとか、第3形態の豊前のほぼ透けてる衣装、五月雨江の肩の筋肉がセクシーすぎ、大典太さんの露出の高さを3度見したとかそりゃ言及したいですが、にわかさにわのちいさな脳みそでは1部だけで許容量が足りずなので、今度の配信で各々のシーンでのキャラの表情などいろいろ確認しながら見れたらいいなと思います。

記憶違いとかいろいろあるかもですが、
ベートーヴェン ピアノソナタ「月光」第1楽章を鬼リピしながら、ひとまずここまで。


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