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ストリートへ行けよ

今も昔も、どの時代にも、どんな場所にもあることだが、
「立場」を承知の上でその力を振りかざす人がいる。
それを一番露骨な形の男女の関係でする者もあとを絶たない。

最近も何度か見た光景だけど、立場上断れなかったり、直接嫌とは言えない場所やタイミングで、それを承知の上でちょっかいを出す。
自分は攻撃を受けないことを分かっていながらそういうことを平気でする。

実際に行為をしているのはその人本人だけど、自分が安全な場所に守られていること、または反撃を受けたとしても言い訳がきいてほとんどダメージを受けないことを分かってる時だけアクションを起こす人。

いうまでもなく、ゲスとかクズというやつです。
去年や今年の初めも大きく取り上げられていた「me too」運動や大手の広告代理店の話が話題になったりしていたが、この手の話は単なるブームで終わらせてはいけない。

一つの業界の話ではなく、大小さまざまどこにでも転がっている話で、その根は深い。
もはや業に近い。

ブームは去るものだから、熱くなってるその一時はその効果が表れて顔を埋めているかもしれないけど、その熱が冷めた時にはゲスはまた顔を出す。
だから声をあげ続けなければならない。

(これは何も男女の関係に収まる話でもなく、その他にもあらゆる主従関係の下で起こっているし、それが無くなることはないだろう。残念ながら。。)



この様なタイプのゲスを見た時いつも思う。
路上に出て、ナンパして来いと。

なにもナンパをして女の子を引っかけることを推奨しているわけではない。
それはそれで、ほとんどの場合迷惑にしかならないですから。

ただ、自分もリスクを負った状態で勝負しろよという話だ。
絶対に弾が当たらない高台からライフルで狙ってるんじゃなくて、地上に降りて小銃持ってぶつかりにいってみればいい。自分の立場や肩書きを何も知らない人達ばかりん場所に。
断られることもあれば無視もされるだろう。冷たくあしらわれ、蔑まれて傷つくだろう。
そうしてだんだん裸にされて、守るものがなければ何もできない自分に気付けるかもしれない。
それくらい自分も傷付くリスクを背負ってもできるのかどうかと問われたらかなり怪しい気がする。

こんな話にスポーツ的論理を持ち出すのはおかしいかもしれないが、それでもやはり同じフラットな立ち位置で接することができる関係でなければやはり間違っている。
自分も傷付くリスクを背負っていなければ、それはフェアじゃない。
だから、もう一度言う。
立場を利用せず、身体一つで路上に出ろ!



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