【コラム】おパリ回顧録:フランス芸術あるある

画像1 フランス芸術あるあるのひとつに、 【フランス人はやたら由緒正しき古典と時代の最先端をがっちゃんこしがち】 というのがあります。 例えばこのオペラ座(Palais de Garnier)の天井画‼️ 20世紀を代表するふわふわ系?画家、シャガール(Marc Chagall)によるものだとはみんな知ってるでしょうが、 実はこやつも製作当時だいだい大反対を受けていたのですワ。 もともとの建物は19世紀くらいのザ・新古典!
画像2 参考までに、こちらガルニエ宮の大廊下?(Grand Foyer)なんですが、このゴリゴリの新古典感‼️カクカクキラキラ~⭐ シャガールの天井画の前は、この天井画みたいな絵が飾ってあったんだって😮 そりゃこのカクカクドッシリズッシリキラキラワールド(=新古典)に、どこの馬の骨かもわからんフワフワ野郎(=シャガール)が侵入してきたんだから、由緒正しきパリジャン/ジェンヌはブチギレですね
画像3 しかし、当時の文化人が中心に「シャガールなんてもともとフランス人でもない野郎に俺たちの歴史的文化遺産がァァァ」と嘆き・怒りまくってたにも関わらず、現代ではバエバエ大好き旅行客たちのmust goになってるので、ほんとにふしぎ。 こういうはなしはパリにいくつもあって、いっちばん有名なのがエッフェル塔🗼 鉄の塊見たくなさに塔内のカフェに入り浸った作家のはなしは超有名⭐
画像4 最近の例でいくとポンピドゥーセンター‼️ わりとイケイケなデザインだと思うけど、これも出来た当時は「あれまあ...」て感じだったらしい
画像5 たしか、ルーブルの鏡のピラミッドも、最初はあまり評判芳しくなかったような... ルーブルっていまでこそ美術館ですけど、むかしは宮殿だったんですからね!そりゃへんちくりんな透明オブジェが反対されるのもまあまあわかる
画像6 なにが結論って、 やっぱすぐ流行ってすぐ消えるんじゃなくて 最初はバッシング受けても、数十年後にちゃーんと残ってるやつがツヨイ‼️てこと (なんか安っぽいビジネス啓発本みたいになったゃったが) そいえば、フランス人の新旧合体欲はいまだに衰えを見せておらず、このまえガルニエ宮いったときは、ホールになぞのタイヤオブジェがあったり(ミシュラン?)
画像7 なぞのナイトクラブ照明のエリアがあったり... このinnovativeな姿勢、キライじゃないヨ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?